1本目
思っていても口に出さないことってありますよね。
対戦相手のフォームやストロークを見て「格好悪いな」と思うことはあっても、「格好悪いですねww」なんて言わないわけじゃないですか。
何をしゃべらないかが品性。言うべきではないことは言わないのが大人というものであります。
その一方で、口にはしなかったが「格好悪いと思った」というのも事実。格好悪いと感じた自分の感性が普通なのかどうなのか、気になることってありませんか??
ほとんどの人が品性を持ち合わせているがゆえに、格好悪いと思っても「格好悪い」とは口にしない。だから、格好悪いと思っている人が実際にどれくらいいるのかが分からない。0にすら思えてしまうことも多い。
匿名で100人に尋ねてみたら「格好いい:格好悪い=5:95」という圧倒的大差がついたとしても、現実的には格好悪いと思った人は誰一人として口に出さず、格好いいと思った5人は「格好いいですね!」と口に出すってことが多い。ポジティブな意見は口に出しやすいから。
そのせいで95人の人たちは「えっ。あれが格好いいの??」「格好いいっていう人が多いんだけど、おかしくない??」「自分の感性がおかしいの???」と、自分の感覚の方が多数派であるという事実に気づけずモヤモヤしてしまう。
ありがちなんじゃないでしょうかね。
フォームやストロークの格好を例にあげましたけど、何事に関しても口に出しやすい意見と口に出しにくい意見ってのがある。そして、口に出しやすい意見を持った人の方が多数派に思えてしまうが実は逆だったってことは多いはず。
私が口に出しにくい意見を持った側だった場合は「自分と同意見の人はどれくらいいるんだろうなぁ」とモヤモヤしておりますが、しかしわざわざ匿名のアンケートを取るほどにまでは興味がない話題であることがほとんどですw
2本目
口に出しやすい意見をドヤりながら述べている人を見かけてイラッとすることがありますww
反論するのに労力を要するから誰も反論しないけど、実は反対意見の方が多いことだってあるはずだ。
何かしら注意をしたら相手が行いを改めた時。
— 鈴木さんちの鈴木Ⓐ (@billiblo) 2023年6月22日
「自分の注意のおかげで相手が改まった」と注意した人は満足するのだけれど、された方は「うわ。面倒くさそうな人に絡まれた。とりあえず大人しくしとこ」と思っているだけってこと、多いですよね。。。
こんなツイートをしました。
正論を振りかざす人なんかもその例であります。「自分の意見に賛成だから、誰も反論をしてこないのだろう」と本人は思い込んでいるけれど、単に「この人に反論すると面倒くさそう」と思われているだけのことも多いはず。
正論を振りかざす人ならまだマシな方で、口に出しづらい意見を堂々と言い放つ人なんてのはもう「この人と絡みたくない」って思うじゃないですかw 面倒くさそうな人だから誰も反論をしない。けど本人は「誰も反論してこないってことは、自分は正しいのだ」とか勘違いしていたりする。
SNSで見かけがちなのは、粘着質な人です。
「暇人には勝てない」なんてよく言われます。1日に数分程度しかSNSを開かない人と、1日の大半をSNSに費やしている人とでは勝負にならない。たとえ正義が前者にあっても、圧倒的粘着度によって後者が喧嘩に勝ってしまうのであります。
私もあります。「この人の言い分は気に食わないんだけど、対立したら手数で負ける。面倒くさいから放っておこう」って思うこと、度々あります。
反論されない理由が「相手をすると面倒くさそうだから」なのに、当人は「自分が正しいことを言っているから反論されないのだ」と勘違いする。かなりのあるあるネタなんじゃないですかねぇ。