鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

話し合いの場

 

最もオーソドックスなTwitterの使い方といえば「その時思ったことを、深い意味はなく呟く」だと思います。

 

私もそういう使い方をすることが最も多いのですが、しばしばブログと同じようなツイートの仕方をすることもあります。「ネタをメモしておいて、後日載せる」という。

 

そのせいでフォロワーさんを勘違いさせてしまうことがあります。フォロワーさんは「当然、今の出来事を呟いているのだろう」と考えるのだけれど、実は先週の出来事だったとか、先月の出来事だったとか、そういうことが私にはある。断りを入れれば良いのでしょうが、字数制限があるために省いてしまうことがほとんど。

 

なんにせよ、私は「ネタをメモしておいて、後日載せる」ということがある。そのためのメモがパソコンのデスクトップ上にあるのですが、メモはすれど、そのまんま死蔵されているネタがいくつか。

 

なぜ埋没するかといえば、主に「ブログでは散々に毒を吐いているけれど、Twitterでは極力控えようとしている」という私の方針の影響ですw 

 

ちょっとした毒が交じっているためにツイートしなかったネタとして

 

 

巷では「女性は結論の出ない話をしたがる」とか言われますけど、ビリヤードやってると、結論の出ない不毛な会話をオッサン達がしまくってません???

 

 

ってのがありました。

 

ブログではしょっちゅう言ってることなんですけどね(笑)

 

いや、ほんと、これは常々思うのですが、「結論の出ない話をするのが好きな人」というと私の場合はオッサン達が主に浮かんで来ます。「女性の特徴」だとは思いません。

 

女性であろうが男性であろうがどの世代であろうが、不毛な話を好む人は一定数いるが、特に多いのはオッサン。そういうイメージ。

 

 

それでですね。

 

SNS上でのアマチュア同士のやり取りに関して、某トッププロが「アマチュア同士でやり取りするのが好きなんですよね?」「僕なんかが参加すると、そこで議論が終わっちゃうから」と仰っていたという話は前にしたことがあったはず。同じ趣旨のことを複数のプロから言われました。

 

上記した通り、確かにそういうオッサン達はいる。不毛な会話をしたい。やり取りをするのが好きで、結論を出すのは二の次。二の次どころか、そもそも結論を出したくないと思っている人すらいるように思えます。結論を出すためにお喋りしているのではなく、お喋りが目的になっているような人はいる。

 

けれども、私は結論を出したい。私は常々申しております通り、ネット上でのやり取りは面倒くさいとしか思えないので、やりとりがしたいわけじゃない。答えを知りたい。だからプロが降臨してくださるのは非常に喜ばしいこと。

 

なので、プロ達にも「いやいや。是非混ざってください!」って言ってます(笑)

 

 

とまぁそんな感じに、プロの多くが積極的に発信をしていく気持ちがない以上、SNSで何から何まで情報が得られるわけではないというのは明白です。

 

SNSでの情報収集は手軽で気軽ですし、思いもよらぬ情報を手にいられることがあります。SNS上で初めて知った情報なんてのもたくさんある。

 

一方で、技術論となるとやはり直接上級者に教わるのがベスト。プロに習えばいとも簡単に教わることが出来る知識が、SNS上ではあたかも「そんな知識は存在しない」「誰も知らない」かのように扱われている場面ってのをしばしば見かけます。

 

ですので私は、SNSはSNSとして利用し、本当に大事なことは直接習いに行くという形で使い分けております。

 

が、それは私が上級者が周りに多くいる環境にいるからであって、習おうにも周りに習える人がいないアマチュアはどうしたら良いんでしょうね??

 

不特定多数の人が見ている場での発言は控えても、直接尋ねれば教えてくれるプロもいるでしょうから、1チャンに賭けて直接尋ねてみるってのはアリかも?

 

 

 

今回何が言いたいかなんですが

 

  • 自分が知らないだけで、結論がとっくに出ている議題はある
  • 「珍しい」「見聞きしたことが無い」と思っていたことも、広い視野を持って見れば全然珍しくなかったりする

 

です。

 

こういうマイナーな業界にあっては「目に入ってくる情報が全てである」という考え方をするのは非常に危険だと思います。常に「自分が知らないだけかもしれない」「自分が出会ったことが無いだけかも」「自分が見聞きしたことが無いだけかも」と考えるべき。

 

勝手に情報が転がり込んでくるような業界ではありませんから、常にアンテナを張り、かつそれを広げようとする努力は必要。「待ち」の状態では駄目。

 

アンテナを張っていてもなお入ってこない情報だってたくさんあるはずです。上で書いたプロの話なんかは、私の場合はプロが身近にいるから入ってくる話であって、そうじゃない人は聞く機会が無いはず。そして、当のプロ達が発信をする気が無いのだから、プロが身近にいない人の耳に入ることがない。

 

 

情報が入ってきづらいがゆえの失敗といえば、こんなこともありました。以前にも書きましたが、さして珍しくもない理論(A級ならば3人に1人は持っているであろうっていう程度のレア度の理論)を「これは私のオリジナル理論である。金を払わなきゃ教えんぞ!!」と主張し、荒ぶっている上級者がいました。

 

A級プレイヤーに広く話を聞いてみれば珍しくもなんともない理論であるとすぐに分かるはずなのですが、そういう機会が無い。非常に視野が狭いもんだから「この理論は俺しか持っていない!!」と思い込んでしまう。

 

はたまただいぶ前の話ですけど、レッスンをスタートさせようとしているプロが「アマチュアの方って、こうですよね?」と話していたのですが、その内容が何もかもがドソッポだったもんだから、その時その場にいたアマチュアの面々であれやこれやと教え込んだこともありました(笑)

 

 

昔から申しておりますが、話し合いの場が圧倒的に足りない。そう感じます。初級者から上級者までが一堂に介して情報を共有する場がもっと必要。

 

SNSなんぞはその一端を担っているとは思うのですが、しかしながらやはり「以前よりはマシ」という程度でしかない。SNSも所詮は「ビリヤード界の中の1コミュニティ」くらいに留まってしまっていて、総意を反映しているとは全く言えない。

 

ありとあらゆるプレイヤーの意見を吸い上げられるような何かがあればいいんですけどね(相変わらず問題提起だけしか出来ない私)