鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

積んでないもの

 

2228文字

 

1本目

 

冒頭にとある芸能人のツイートを貼るはずだったんですが、URLを控え忘れたまま月日が流れて見失ってしまいもうした。。。

 

その時のツイートを要約すると「積んでないもの(努力をした経験がない分野)で負けるのは当たり前であり、悔しいとは思わない」です。

 

私も同じく「積んでないもので負けることなんて当たり前」「怖くも恥ずかしくもない」と考えるんですけど、そうではない考えを持っている人にちょくちょく出くわします。



たとえばですけど、私はダーツは何回かやったことがあるという程度の初心者です。私がダーツをしにいってダーツプレイヤーに負けたとしても、恥ずかしいとは思いません。当たり前だからです。

 

逆なら恥ずかしいと思いますよ。ビリヤード経験がほとんどない人にビリヤードで負けたら恥ずかしい。けど、ダーツ経験者にダーツで負けるのは何も恥ずかしくない。当たり前だからです。

 

ところが、積んでない分野であっても負けると「恥だ」「プライドが傷つけられた」と感じるらしい人達がいる。謎で謎でたまりません。「俺は生まれつき優れているので、何もしなくても全ての能力において他人を凌駕している。していなければならないのだ」とでも思っているんですかね?フリーザ様なの??



負けて当たり前なのに「プライドを傷つけられた」と憤って口撃を仕掛け始める。そういう人っていますでしょう。

 

ビリヤード内に的を絞ったっていますよ。ビリヤード初級者がビリヤード上級者に負けるのは当たり前。練習量が違う。積んできたものが違う。負けたくないのならば同等量の練習をして、同等のキャリアを積まなくてはいけない。

 

だというのに負けて恥をかかされたと勝手に考えて、「俺の方が年収は上だ!」「俺のほうが歳上だぞ!!」などというビリヤードと全く関係のない謎のマウントを取りにかかる。非常に馬鹿馬鹿しい人種だと思ってしまいます。



さらには、負けて当たり前の戦いの敗者を煽るような人もいますでしょう。

 

敗者本人は「負けてしまった。いつか勝てるように頑張ろう」とスッキリしているのに、何故か「負けるだなんて恥だ!」「本当は恥ずかしいと思っているんだろう?w」などと煽る人が出てくる。

 

この手の人達を上手く処分したいんですけど、何かいい方法ないでしょうかね。




2本目

 

とあるプロが、こんなことを嘆いていました。

 

レッスンを受けに来た人が「この点についてアドバイスがほしい」と言ったので、求められたことについて懇切丁寧にアドバイスをしたそうな。

 

ところが2〜3球撞いただけで「自分には合わないようです。今まで通りにやります」と言い出したそう。

 

1時間のレッスン。何を聞かれて何を答えても、同じような反応ばかりだったらしい。そりゃうんざりしますよね。

 

安くはないレッスン代を払ってプロのレッスンを受けてまで我を通そうとする人。一体何がしたいんでしょうか。

 

過去に似たような人達の話は何度もしてきました。全く人の意見に耳を傾けない。自らアドバイスを求めておきながら、もらったアドバイスに反抗する。

 

意味が分かりません。



でもそんな人達を私は馬鹿にできないようだと、ある時気づいてしまいました。。。

 

ハードブレイカー志望の発展途上プレイヤーである私。ハードブレイクをするにあたっての理論で二択に迫られている箇所が数え切れないほどあります。「こっちとこっち。どちらが良いのだろうか?」と悩みまくっている。

 

その最たる例は15年以上悩み続けているはずですが、未だ結論が出ていないどころか、全く進展していない。

 

  • 慣れているフォーム
  • 不慣れだが、練習したらより上の結果が出るような気がするフォーム

 

この二択で15年以上悩んでいる。この点についてもし『後者を選択すべき』と上級者から意見をもらったとしても、自分は聞き入れ無さそうだなと思ったのですw

 

ハードブレイカーとして敬愛している、散々お世話にもなった土方Pからのアドバイスであっても「1意見として覚えておきまーす」くらいで終わる気がする。

 

「じゃぁ誰のアドバイスなら聞くの?」となりましてもですね。誰のアドバイスでも聞かないと思うww

 

何十人もの世界の錚々たるハードブレイカーから全く同じことを言われたのなら、「さすがにこれはこれが正しいのだろう」と思うはず。けれど1人2人程度じゃ、誰から言われても聞かなそう。

 

説得力のある腕前の人多数から助言を受ける。質も量も伴ったアドバイスを受ける。そうしないと私の意見は固まらなそう。。。

 

なぜそこまで頑固なのかと考えて一応の結論は出たんですが、話が長くなりすぎるので省略。



なにはともあれ、いざ自分事として考えてみたら、私もプロの意見を突っぱねることはありそう。

 

そう考えると、レッスンを受けたのに反抗する人に言うべきことは

 

  • その場では一旦聞き入れておけ
  • 「この人の意見ならば自分は聞き入れるだろう」と思える人のところに習いに行け

 

この2つになるんですかね。

 

ピンと来なかったとしても、とりあえずは貴重な意見として聞き入れておく姿勢は大事でしょう。その場で反抗するのはいかん。

 

また、反抗するくらいなら最初からレッスンを受けるなとも言えるはず。

 

けどまぁこれもまた自分事として考えてみると「受けてみないと分からない」と言えそう。「もしかしたら自分の心を変えてくれる金言が飛び出すかもしれない」と思って試しにレッスンを受けてみたけどピンと来なかったってことはありそうだ。

 

となると「反抗せず、その場では一旦聞き入れておけ」しか言えることはないのかもしれん(;・∀・)