鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

サポーターが嫌われるのは何故

 

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7〜8年ほど前のことかと思っていたのですが、調べてみたら10年以上前のことでした。生活に支障が出るレベルで右肘を痛めたことがありました。俗にテニス肘と言われるやつです。

 

最初はビリヤードが原因ではないと思っていたのだけれどもビリヤードが原因だったもよう。

 

  • 病院に行く
  • サポーターをする
  • 球撞き頻度を落とす
  • ストロークを変える

 

こうすることで、2年ほどで問題ないレベルに回復したと記憶しています。

 

肘を思いっきり折りたたむストロークでブレイクを始めとしたハードショットを繰り返していたのがマズかったようです。ゆっくり撞く分には問題ないと思いますが、キュースピードを出す時には肘が鋭角になるまで折りたたむのはやめた方が良いと思います。せいぜい45度くらいまでじゃないでしょうかね。

 

で、回復してからは何も問題がなくなり、喉元すぎればというやつでサポーターがどっかに行ってしまいました。

 

最近また右肘が痛いのです。サポーターをしたいのだけれど、以前に使っていた物が見つからない。そして新調してしまいましたw 

 

今回の肘痛は10年前と比べたら大したことがないので、サポーターをしていればなんとかなると思っています。

 

(ちなみに、久しぶりに肘サポーターをして球を撞いてたら「タトゥーを隠してるの?」と言われました。なんで?ww)



肘だったり膝だったり、私はサポーターに大層助けられています。効果を実感している。

 

他方で、サポーターを使いたがらない人達がいる。大半に対しては「痛いと言っているが、なんとかなる程度だからサポーターを使わないのだろう」と思っているのですが、球撞き人生に多大な悪影響を与えるレベルにまで痛めておきながらサポーターをしない人達は謎でたまりません。

 

謎すぎるので聞き取り調査をしてみました。

 

 

  • 「そもそも、サポーターをするという発想がなかった」

 

人生でサポーターのお世話になることや見かけることがなかった人は、こうなるのかもしれませんね。

 

 

  • 「フォームに影響が出るから」

 

これは分からんでもないです。私もこの間、膝用のサポーターをキツく締めすぎてフォームが崩れるという失敗をしたばかりなのでw

 

ただこれは、製品を選び、使い方をしっかり理解し、その上で何回か馴らし練習をすれば問題が無いと思います。

 

「ありとあらゆる製品を試してみたがフォームに影響が出た」という人はいないんじゃないかな。せいぜい「1〜2回試してみたが合わなかった」というくらいでしょう。



 

  • 「誰もしてないから」「サポーターをしている人を見かけないから」

 

こういう理由を口にする人にも2パターンいて、1つは「悪目立ちしたくない」と考える人。「自分だけサポーターをしていると目立って恥ずかしい」と考える人。この気持ちは分かりますが、体を痛めずにビリヤードライフを満喫する方が大事だと思います。

 

もう1パターンは思考停止系ですね。「みんながやってるなら自分もやる」「みんながやってないことはやらない」というタイプの人。自分の頭で考えて生きてください。



 

  • 「今までしたことがないから(これからもしない)」

 

あまりにもバカバカしい理由だと思いましたw

 

「今までしたことがないから今後もしない」という考え方で生きていたら、人生これ以上成長しないってことやんけ。



 

  • 「今までしたことがないから(勝手が分からず腰が重い)」

 

これは分かります。どういった製品があって、どういった違いがあって、どれくらい効果があって、どれくらいの費用が必要なのか。そういったことが分からないと腰が重いですよね。

 

ただ、本当に追い詰められていたのならば四の五の言わずに調べるでしょうから、こういう理由をあげる人にも「痛みが大したことはなくて、なんとかなってるんだろうな」と思っちゃいますね。



 

  • 「格好悪いから」

 

今回一番取り上げたいのがここなんですけど、「格好悪い」を理由にあげる人が多いんですよ。サポーターって格好悪い??

 

なぜ格好悪いと思うのかも尋ねてみたのですが、ほとんどの人が言い淀んでしまいました。感覚的な感想であり、言葉にできないのでしょうかね。

 

スポーツ経験がない人は「サポーターは年寄りがするもの」というイメージを持っている可能性もありますね。

 

1人、はっきりとこう言った人がいました。「『自分は体が悪いから良い球が撞けない』という言い訳をしているように見えるから格好悪い」と。

 

もし「言い訳したくないから、自分はしない」という自身の心がけだとしても、ちょっと意味が分かりませんし。

 

もし他人に対して「サポーターなんかしている奴は言い訳してるだけ」なんて思っているのだとしたら、性格が悪すぎますし。

 

謎の価値観ですなぁ。



ま、聞き取り調査を通じて、なんやかんやでグローブと同じ雰囲気を感じました。

 

グローブもかつては「初心者が使うもの」「下手くそが使うもの」「グローブをしていたら良い球は撞けない」だのなんだの散々な言われようでしたけど、一度有名選手が使い始めて一気に普及してからは評価が一変しましたからね。

 

「みんながやってるなら追随する」「周りがやってないことはやらない」「人と違うことをやるのは格好悪い」という考えの人が多いんだろうなぁ。