鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

謎自慢

 

1399文字

 

1本目

 

平熱が高いことをドヤってくるオバちゃんがいるんです。体温の測り合いが趣味で、色んな人の体温と比べては「私が一番!!」とドヤるという謎っぷりです。

 

一体なんの自慢なのかが全く分かりません。

 

体を鍛えていて体の代謝が良いことを誇ってるってんなら分かるんですけど、全然そんなことはなく、そのオバちゃんはなんの運動もしていないただのオバちゃん。

 

ただただ「自分は生まれつき平熱が高い」ということを自慢してくる。意味が不明です。何も自慢になっていない。



そのオバちゃんの自慢その2として「晴れ女である」があります。こちらは平熱が高い自慢に比べたらまだ理解ができる自慢です。

 

しかしながらやはり「あなた自身はなんの努力もしてないよね?」「自分の力で勝ち得た自慢できることは何かないの?」と思ってしまいます。

 

ふと立ち止まって考え直しました。私は「人生なんて所詮は運」と思っています。人生なんて運次第。最後は運気が物をいう。「生まれつき運気に恵まれている」というのであれば、それは誇れることなのかもしれない。

 

しかし、どうにもこうにもそのオバちゃんの運気自慢は凄いと思えない。何故なのかと考えたら「何も成し得ていないからだな」と気づきました。

 

「自分には生まれ持ったこんな才能がある。それを活かして成功した」というような自慢であれば凄いと思うことも出来たと思います。

 

一方のオバちゃんは何も成功していない。平熱が高いことや晴れ女であることを活かして人から認められるような何かを成し遂げたわけではない。ただただ生まれつき平熱が高く晴れ女だというだけ。

 

何が凄いっちゅーねんwww



ビリヤードに話を置き換えてみます。

 

ビリヤードでも生まれつきのセンスがものをいう場面ってのはあると思います。

 

「自分にはこういうセンスがあるから、ここまでこれた」とトッププロが言っていたら「凄い」と思うことができると思います。

 

一方で「自分にはこんなセンスがあるんだぜ!!」と初級者が言ってたら「センスがあってそれ?」としか思えないですよね。



センスやら運やらは、それを活かして誰もが認めるような結果を出した時に初めて自慢できるのであって、センス単体では単に自分のハードルを爆上げしてしまうだけ。

 

それに気づいていない人をチラホラ見かけますな。




2本目

 

「なんでこの人はこんなことをしたんだろう?」と疑問に思い、勝手な推測をする場面ってあると思います。

 

原因を探ってみると「何も考えていなかった」であることが非常に多い。立場を逆にして自らのことを顧みてみると、私にも「何も考えてなかった」ゆえの謎行動が結構あるようです。



某「なんで今、そういうショットしたんですか?チビったんでしょう?w」

 

私「いや、何も考えてなかっただけ」

 

 

みたいなこと、よくある。

 

これはどっちもどっちで駄目だと思います。何も考えていないのも駄目。勝手に他人のことを邪推するのも駄目。どっちも駄目。

 

何も考えていないがゆえの行動で自分の首を絞めるだけならまだ良いのですが、他人に迷惑をかけるような「何も考えてなかった」を繰り返すのはいかんと思うわけです。

 

何も考えていないがゆえのマナー違反となったらもちろん駄目ですし。

 

何も考えていないがゆえのショットミスも個人戦であれば自己責任ですが、団体戦でやられたらチームメイトはたまったもんじゃないですからね。

 

思考停止な行動をしてしまうことは誰にでもあるけれど、気を抜いてはいけない所で気を抜いた行動を繰り返す人は、やはり敬遠されますわな。