1889文字
1本目
仲間はみんな辞めていき、自分だけが続けている。
そんな経験、多くの皆様も人生のどこかでしているんじゃないでしょうか。
長い間ずっと共通の話題で盛り上がっていたのに。ある日突如としていつもの日常が消える。仲間たちが飽きてしまったとか、生活環境が変わって続けられなくなっただとか、大人なって興味の対象が変わったとかで離れていってしまう。
仲間がいなくなってしまったことでの喪失感もありますし、みんなが次のステップへ進んで新たな人生を歩み始めたというのに、自分だけが変化から取り残されている。そんな状況への焦りも感じたりする。
ビリヤードは良いですよね。同類ばっかりだからw ある程度以上の腕前の人になると「飽きた」で辞める人は滅多にいないし、環境が変わって続けられなくなった人も、何年何十年と経って再開することが多い。こちらがずっと続けていればまた再会できる。
こういう点でも「一生物の趣味」であることを実感できます。
P.S.
本日のタイトルは「離れていってしまった仲間」として非常に強く記憶に残っている昔の趣味友達の名前であり、ビリヤードとは全く関係ございませんw
2本目
ある日ある時ある場所で。久しぶりの6時間1人練習をしました。
その大半はブレイク練習。数えていないですが、200回はブレイクしたんじゃないでしょうか。
課題の一つが「ブレイク練習中のメンタルの強化」でした。
ブレイクを強くしたいんだったら、練習しなくてはいけない。だというのに、そもそもまともな練習ができない。
某ハードブレイカーYouTuberさんが「フルブレイクで場外しない為のフルブレイク練習場所がない問題」と仰っていましたが、本当にそれです。
ハードブレイク練習をした時、ミスの結果が「全く当たらず、めちゃくちゃ弱い」とか「思い通りの配置にならなかった」とか「ノーイン」「スクラッチ」などなら何の問題もないのです。それならいくらでも練習できる。
けどもハードブレイク練習の実際は、ミスをすると「ド派手なミスキュー」だとか「ド派手な手球場外」とかになる。そんな練習ができる場所は非常に限られてしまうのであります。そもそもの練習が中々できない。ミスキューを抑えるためにミスキューし続けることになるし、場外を減らすために場外を繰り返すことになるから。
場外ばかりはしてしまう時はどうしてもしてしまうので、自分の気持ちの持ちようだけではどうしようもありません。環境を整える必要があります。
一方でミスジャンプを除くミスキュー(テーブル上に手球が残るようなミスキュー)は、誰に危害を及ぼすわけでもありません。ただただ自分が恥ずかしいだけです。これは自分の気持ち次第でなんとかできること(手球を汚してしまいますが、マイボールを使えば済む話)
- ミスキューにチビらない
- ミスキューをしてしまっても、メンタルを崩さない
- 「周りからどう思われているか」などを気にしない
これらを目標に、心を強く保って練習をしました。
「ミスキューにチビらない」は正直全く達成出来ていませんでしたが、後の2つはそこそこ達成できていた気がします。
それでですね。翌日きっけー氏のところで相撞きしたんですよ。そして思ったこと。
「昨日よりミスキュー率高いやんけ」
周りが知らない人だらけの球屋でのハードブレイク練習より、きっけー氏マイテーブルでのハードブレイクのほうがメンタルは圧倒的に余裕があります。メンタルに余裕があるはずなのにメチャクチャミスキューをした。
その原因は「相手がいるから、自分のペースでは撞けない」というものでした。
1人練習の時の私って、ブレイクを一発撞くのにメチャクチャ時間かけます。この間自撮りした動画を見てみたら、ブレイクだけの練習なのに、5分間で2発しか撞いていませんでした。
なぜそんなに遅くなるかと言えば、まずは入念に脳内でイメトレをし、次にキューだけでの素振りをし、続いて手球だけを軽く撞いてみて動作のチェックをし、そしてやっとブレイクをし、その反省をし、、、、という流れがあるからです。1球撞くのに数分かかる。
相手がいる時にはそんなことができるわけがありません。
- メンタルはぴよぴよだが、自由に時間をかけることはできる
- メンタルに余裕はあるが、マイペースでは撞けない
この二択だと、前者の方がまだマシなブレイクができるようです。
ブレイクが当たらないのはメンタルだけの問題ではなく技術の問題も大きいのだと、改めて気づいた瞬間でした。当たり前なんですけども。。。
ちなみに「メンタルはピヨピヨだし、マイペースでも撞けない」時が悲惨であるのは言うまでもありません。