鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

せめてダークホースに

 

1本目

 

WBCが盛り上がっていた頃、投手の評価についての話が出ました。

 

普段のプロ野球選手は1シーズンを通しての成績を評価されますよね。投手であれば、シーズンを通して脱落することなくローテーション入りできることが大きく評価される。先発であれば、たとえ勝率が5割ほどであっても立派に戦力として数えられる。

 

ところがWBCのような試合の場合、負けたらそこで終わりという局面では瞬間最大風速が問われる。1シーズン通しての成績なんかはどうでも良くて、いま目の前でどれだけの力を発揮できるかが焦点になってくる。

 

シーズン中は物凄い成績を出している人でも、ポストシーズンでは実力を発揮できないということ、しょっちゅうありますよね。

 

WBCなんかは大量のにわかファンが見守る。にわかファンはシーズン中の成績なんて見てないんだから知ったこっちゃない。いま目の前で結果を出さなければ「ヘボ選手」の烙印を押されてしまうわけであります。



 いつぞや、SAやプロの方々がとあるA級上位のプレイヤーについて話をしていました。

 

私はその人の事を全く存じ上げないのですが、なにやら瞬間最大風速は素晴らしいのだけれども持久力がないらしい。

 

平場では強い。参加人数が少なめのハウスでも強い。SAやプロ達も頻繁に負けるのだとか。

 

しかし試合時間の長い公式戦では勝ちきれない。途中でスイッチが切れてしまって敗退するのが常だそうな。

 

ここぞという一場面では強いが、試合で完投できる持久力がない。

 

そういうプレイヤーのことをどのように評価したらいいのかと、上級者様方が首を捻っておりました笑



私のようなそもそも適所というものが存在しない雑魚プレイヤーよりは適所がある人の方がよっぽど優れておりますが、しかし適所じゃないと力を発揮できないというのも評価が難しくなるのも事実なんですよねぇ。




2本目

 

1本目の話を書いてから約2週間後。同じような話がまた出ました。

 

とあるA級さんは、1本目で書いたような「瞬間最大風速は凄いのだけれど、持久力がないプレイヤー」であったり「安定感はないけれど、時々爆発するプレイヤー」であったりをそこそこ評価するらしい。

 

A級さんは「想定外のことが起こるのが面白い試合」と考えているようで、優勝候補を喰ってしまうようなダークホースが何人か混ざることで試合が楽しくなると考えている様子。

 

上位入賞する人はもちろん凄い。上位入賞できる実力者を途中で喰ってしまう人も試合を面白くする選手として価値がある。



 そんな考えの持ち主であるA級さんが、とある上級者のことをディスっていました。「ダークホースにもなれない」と。

 

やたらと大物ぶっているわりに目立った戦績は何もない某上級者氏。「上位入賞は出来なくとも1回戦2回戦あたりで優勝候補を喰ってしまうようなダークホース的な役回りができればそれはそれで評価できるが、それすらない。ただただ態度がでかいだけ」とA級さんは言う。

 

上位入賞はしないし、上手い人には順当に負ける。そんな人が大きな態度を取ってたら、そりゃ、、、ね。