1本目
プロとの対戦で、プロがセーフティーした配置を私がキックショットで入れて取りきったことがあったのですが、プロからするとそれは全くの想定外だったらしく「セーフティーをしたら、鈴木さんにキックショットで入れられた」とご家庭での話題にあがるくらいだったらしい。
どうやら、プロレベルからするとセーフティーで返すのがセオリーである配置だったもよう。そんな配置を私は空クッションから入れに行ってしまった。
私からしたら「ただでさえ自分はセーフティーが下手なのに、相手はトッププロだ。セーフティー合戦になったら勝ちようがない。攻めよう。入ったらラッキー、入らなくても諦める。後は野となれ山となーーれ!」って感じw
私はなんせ「絶対に勝つ!」と考えて球を撞いていることがほとんどありませんので、「失敗したら諦める」と考えての攻め手を選ぶ事が非常に多い。「失敗したら諦める」「それが原因で負けても仕方がないと諦める」「やりたいショットを撞く」って感じですね。
「勝つ」ことが大前提にあるプロからしたら、信じられない選択をすることが私には多いようだ。癖になっていて、あまり自覚がないのだけれどw
私としては「よっしゃよっしゃ。成功したぞ!」と思うショットであっても、上級者からすると「なんちゅう選択をするんだ」「たまたまでしかないだろう」と低評価になる。そんなことがある。
私からしてもそういうことはあって、下級者に対して「ギャンブルショットを決めて大喜びしてるけど、そんなのただのマグレだろう」と思うことは度々ある。
「そんなのはたまたまでしかない」と思うようなショットを下級者が高評価し、「今のはすげーな」と私が思ったショットを下級者は完全無視。下級者との感覚の違いを感じる場面は多々ある。
先日も、海外のトッププロが撞いたショットを下級者が絶賛していたんですけど、私からしたら「これはただの逝ってきますショットだろう。本人も結果がイマイチで不満げな顔してるじゃん」「これはこの人が撞いたから凄いように思えるだけで、私なんかがやったら怒られるショットだよ」って思ってました(^.^;
腕前や嗜好が異なると、評価が全くの真逆になることがある。そんなことを考えさせられる場面がありますね。
2本目
とあるお店に新人の女性スタッフが入った時のこと。
若い女性スタッフとなると当然のようにおっさんホイホイになるわけですが、最初のうちはみんなが新人さんのことを「名字+さん」で呼んでいたのが、ある時誰かが下の名前で呼び始める。するとこぞって他の人も下の名前で呼ぼうとする。
そんな様子を遠目に見ていた女性常連さんが「誰が最初に下の名前で呼ぶかで競いあってるねぇ。。。」と冷静にツッコミを入れていましたw
学生の頃にはよく見る風景でしたけど、おっさんになっても変わらないもんですな。
日本では同性だろうが異性だろうが下の名前で呼ぶってのはそこそこハードルが高いですよね。下の名前で呼ぶにしても「くん」とか「ちゃん」とかをつける。
下の名前を呼び捨てにするのはよっぽどに親しいか、親しみを抱いているか、はたまた上から目線か。どれかということになると思います。
一方、海外(私が頭に浮かべているのは主にアメリカであり、他の諸外国の文化は分からないですが、、、)では下の名前を呼び捨てにするのは極一般的。目上をファーストネームで呼び捨てにするのも普通。
初対面の相手であっても、自己紹介が済んだら即その場から下の名前呼び捨てで呼び合うことになる。日本人にはちょっと慣れない文化でしょう。
ある日、海外の試合についてSNS上で話題にあがっていた時のこと。
外国人選手をことごとくファーストネーム呼びする人を見かけました。その数時間後、球友から「○○さんのファーストネーム呼びが気になる」とLINEが来て笑ってしまった。同じところが気になってたんかい。
○○さんのことは良く知らないんですけど、恐らく海外在住経験かなにかあるんだと思います。なので外国人のことはファーストネームで呼ぶのが当たり前のこととして定着しているんじゃないでしょうか。なので私は「まぁ○○さんだしな」というくらいに思っていました。
○○さんのように「海外の文化が癖になっているんだろう」と思えるような人なら良いんですけど、「あんたはただの海外かぶれだろ」「欧米か」と言いたくなるような人とか、「この人はただ横柄なだけ」「気取ってるだけ」とか感じるようなファーストネーム呼びの人もいる。
「シェーンが」「デニスは」「フェダーの」「アールも」などなど、下の名前呼びは日本人には馴染みがない。あなたは日本在住の日本人なんだから大人しくファミリーネームで呼んでおけ、とは思いますw
日本人が欧米に行って「日本では名字に敬称をつけるのが普通だから」と日本の文化を通そうとしたら、やっぱり変な目で見られるわけですよ。向こうに行ったらファーストネームで呼ぶ。
日本に戻ってきたら、日本の文化に合わせる。それが一般的。
郷に入っては郷に従えという、古くからのことわざがありますよ。