1本目
ガチだエンジョイだといっても10:0でどちらかに傾いている人ってのはいなくて、割合の問題ですよね。2:8だとか、4:6だとか7:3だとか。「ガチとエンジョイ、どちらの成分が多めか」ということなんじゃないでしょうか。
私は平均すれば7:3くらいでエンジョイ側にいるわけですけども、しばしばA級上位の方々から「そんな鈴木に負けるのは屈辱である」と言われます。「こっちはガチでやってんのに、のらりくらりとエンジョイしている人に負けるのは悔しい」ということらしい。
「そんなこと言われましてもね」とは思いますが、気持ちは分かる。自分も、自分がガチモードに入っている時に、ふざけた態度の人に負けたら悔しい。
他方で、ガチ勢代表のSA様やプロの方々に「エンジョイ勢に負けてもなんとも思わない」「ステージが違うので、相手として見ていない」という趣旨のことを言われたことがあります。
エンジョイ勢でも上手い人は上手い。上手いことは認めるけれども、選手としては認めていないということらしい。
焦点となってくるのがメンタル面なもよう。
皆々様も「軽い気持ちで試合に参加したら、気負いのなさが功を奏したのか良い球が撞けて好成績を出せた」なんていう経験あると思います。一部のガチ勢猛者はそれを認めないらしい。
気負わず勝てたなんてのは、たまたまの結果でしかない。気負って勝ててこそ本物だと。
「絶対に勝つぞ!」と思って勝つのが価値のある勝利であり、高い目標なくリラックスして臨んで勝っても価値はないとな。
リラックスしている時にいい結果が出せるのは当たり前。「絶対に勝つぞ!」と思いつつもリラックス出来るのは素晴らしいメンタルコントロールだが、高い目標がないからリラックスしてるというのは「選手とは言えない」ということだそう。
賛否ありそうな話ですが、私は概ね納得しました。
2本目
1本目から連想したただの余談であり、例のスマホゲームの話なんですけども。
そのスマホゲームをやっていてイラッとする瞬間の上位に「超エンジョイ勢に致命傷を食らわされた時」が入ってきます。
ビリヤードでたとえるならば、どうしても勝ちたいと思っていた試合で、ラウンドロビンの予選では猛者達の猛攻を耐え凌いでなんとか決勝トーナメントに進出し。シングルになった決勝1回戦で、「月に1回くらいビリヤードしまーす!」みたいな1先初心者にフロック9を出されて負けた、みたいな。
私にはそんな経験を実際にしたことはないですけど、もし実際にそうなったらたぶん
ふざけんな!!
って思ってしまうはずw 他人事としては、似たようなシチュエーションでガチ切れしている人は見たことがあるし。
真剣であればあるほど、ふわふわした人に横槍入れられるとイラッとしちゃう。
私に負けるのは屈辱だと言ってたガチ勢の方々も、そういう気持ちなんだろうな。