1本目
グローブが典型例ですが、上手い人(説得力のある人。知名度の高い人)が使ったことで一気に道具が流行ることってのはありますよね。
では、こんな道具はどうでしょう。
樹脂タップのチョーク乗りを良くしてくれるチョークステー。
— 鈴木さんちの鈴木𝒜 球版 (@billiblo) 2020年11月17日
ブレイクやジャンプが苦手な人、無茶な練習がしたい人の心のお供に。
案外この商品を知らない人が多い。 pic.twitter.com/qaT2uQsBZm
私は発売された直後に購入し、愛用しております。
ご存じない方のために一応説明しておきますと、樹脂タップのチョーク乗りを良くする道具です。
タップに一滴垂らし、乾燥させ、その後にチョークを塗ると乗りが良くなるのでございます。
さて、この道具。上手い人はまず必要としません。真ん中を撞くようなブレイクをする時はもちろん、押し引き捻りを乗せたブレイクをする際もプレイの時のような端っこを撞くわけではないですから、チョークが乗りづらい樹脂タップでも充分撞けるからであります。
この道具を必要とするのは、私みたいな無茶なブレイク練習をしまくるブレイク馬鹿や、ブレイクやジャンプが苦手で撞点がズレまくってのミスキューをしがちな初級者でありましょう。
上手い人は使わない。インフルエンサーは使わない。だから知名度が上がらない。
上級者は必要としない、初級者にとっては役に立つ道具。
そういう道具の情報を、必要としている人にまで届けられるのって誰なんでしょうね。
2本目
今回のネタを書くにあたって頭の中で草案を練っておりましたところ、「『コンディションが悪い』の境目って、どこなんだろうなー」という疑問が浮かんできました。
普段撞いているコンディションも大いに関係すると思います。それこそ「そんなんじゃフィリピンでは通用しませんよw」と言われるフィリピンで育ったプレイヤーにとっては、日本国内には「コンディションが悪い」と感じるテーブルは存在しないかもしれません。
逆に、普段良いコンディションでばかり撞いていて、一歩外に出るとすぐに「コンディションが悪い!」と言い訳しているような人も、私の周りにチラホラいます。
結局は度合いの問題、程度問題っていう話になってしまう。どこからを「コンディションが悪い」とするのか。平均的な境目はどこら辺にあるのでしょうかね。
さてさて。
今回のネタを書くキッカケになったのは
- センタースポットシールの位置がズレている
- ラックを立てる際の補助線が傾いている
そんなテーブルで撞いたことであります。これはコンディションというより、管理の問題ですね、、、
フットスポットから真っすぐに下に引かれている補助線ってありますよね。ラックを組む際に、その線に沿って真っすぐに組むわけです。
引いていないテーブルも少なくないですので、引いてないなら引いてないで良いんですけど、たまに引いてあるのに真っすぐじゃないことがある。あれは錯覚するのでやめてほしいですよね(笑)
今回のテーブルも傾いていたのですが、傾いていることにはすぐに気づきました。というのも(写真を撮っておけば良かったですが)線がうっすら2本引かれていたのです。2本引かれているから「どっちが正しいんだ?」と疑問に思って確認してみたわけですが、どっちも正しくないっていうw
そしてセンタースポットの位置。
そのテーブルで撞いていた序盤、平撞きブレイクの厚みがどうも合いませんでした。
厚みが合わないことなんて私にとって珍しくもなんともないのですが、それにしても普段よりも程度が酷いし、修正しようと思っても上手く行かなかったのです。
が、何度か撞いている時に気づいたわけです。「センタースポットシールの位置がズレているぞ」と。
無意識なんですけど、センタースポットシールの位置がズレていることで、景色に違和感を覚えていたらしい。「ズレている」ということを意識しながらブレイクを撞きましたら、以降は比較的厚みが安定するようになりました。
そしてまたラックの方に話が戻るんですが、補助線が参考にならないということで自分の感覚頼りでラックを真っすぐに立てていたわけですが、センタースポットシールの位置がズレていると気づいた後に「もしや?」と思って確認してみたら、やはり私はセンタースポットシールとフットスポットシールをの位置関係を参考にラックを真っすぐ立てようとしていたようで、センタースポットシールの位置がズレているから、ラックも若干傾いてましたw
今になって思えば、もしかしたらフットスポットシールの位置もズレていたのかもしれないな、、、
補助線が曲がっていることはままあるので、そういうテーブルに出会っても比較的早期に気づけるのですが、センタースポットシールの方は人生の中で2~3回目くらいかもしれない。普段気にすることがないから、気づくのが遅れてしまった。
補助線にしてもセンタースポットシールにしても、ズレてるくらいなら引かないで(貼らないで)ほしいもんですね。正確ならばある方が助かりますが、無いなら無いで対応できる。間違っているってのが錯覚を起こしてしまうので一番嫌ですねぇ。
3本目
2本目でネタにしたテーブルには、ヘッド側2ポイントを結んだ線(キッチンの境界線)は書かれていませんでした。
あの線、9ボールをやっている限りはあんまり必要がないですよね。9ボールは2出しは必要ないし、キッチン内フリーボールってこともないし、ブレイクも基本はレール近くからなので、2ポイントの位置が分かりやすいし。
けども、10ボールをやる際には、ブレイク時の手球位置を決める際に、2ポイントを結ぶ線が引いてあるととても助かる。2ポイントを結ぶ線が引いていないし、ヘッドスポットの目印も無いようなテーブルは、結構手球の置き位置を決めるのに苦労します(;^ω^)
さて。記憶にある限り、2ポイントを結ぶ線がズレているテーブルには出会ったことがありません。
気になったのは、もし線がズレていて、その線がズレているがためにキッチンからはみ出した位置に手球を置いてブレイクしてしまった際、それはファールになる??
まぁ、はみ出して置いている人ってのはしばしばいて、私は全く気にせずスルーしてますし、そんなことで一々クレームをつけるような人には会いたくないですけどねw
ルール上どうなんだろ?と気になっただけの話でした。