プラクティスストローク。練習ストローク。準備ストローク。プレストローク。シゴきetc.色んな言い方がありますが、どれでも通じるのでその点は良くてですね。
— 鈴木さんちの鈴木Ą 球版 (@billiblo) 2020年5月29日
聞きたいのは、プラクティスストロークと対比して、最後のインパクトを伴う本チャンのストロークのことは何と呼べば良い?ってことです
こんなツイートをば。
この件、プレイヤーとしての活動中は特に困ることは無いんですけど、ブロガーとしての活動中にはしょっちゅう困っています。何と表現したらよいのかと。
私はブログ上で「本ストローク」と表現していることが多いと思いますが、毎回毎回「最後の、インパクトを伴うストロークのことを『本ストローク』と表現させていただきます」といったように断ってから書いているはず。そうしないと通じないだろうから。
断りを入れることなく、当たり前に通じる共通語として何か用語を作れないかなーなんて思ってます。
とりあえず今回は「本ストローク」と書かせていただきます(笑)
もう1つ、これもまた毎度の用語のお断りですが、「プラクティスストロークにて、キュー先を手球と最も近づけた時の形」を「レディーポジション」と表記させていただきます。
この時の形を「レディーポジション」とします。「レディポジション」と「レディーポジション」とで表記が安定しないことがあると思いますが、どっちも同じです。悪しからずw
度々紹介している話ですが、その昔、とあるプロが先輩プロから「練習ストローク(プラクティスストローク)で練習しなくてどうする」「練習ストロークと本ストロークで全く別のことをやってしまっている」と指摘を受けたそうな。
プロレベルでもそうなわけですので、プラクティスストロークについて深く考えられていないアマチュアなどいくらでもいるはずです。
「皆様は、プラクティスストロークでは何をしていますか?」という問いかけがしたいのですが、これはちょっと話が広すぎて1ネタにおさまらない上に文章化が難しいのでおいといて、もうちょぃ話を絞って「レディーポジションからインパクトまでは、どれくらいの距離だとイメージしている?」っていう話をしたいです。
お断りばっかりで恐縮ですが、先日「狙い点と撞点を変える」という撞き方について話してきましたけども、今日は「狙った所をそのまま撞く」という基本のストロークをイメージしてください。
レディーポジション時、キュー先と手球がメッチャ遠い人ってのもいますけども、多くの方は「出来る限りキュー先を手球に近づけよう」とすると思います。スリークッションプレイヤーは特にその意識が強く、近づけすぎての球触りをちょくちょくやらかしてしまうと聞きます。
キュー先と手球が1cmも離れていたら「離れすぎ」って言われちゃいますよね。ミリ単位であります。レディーポジションでの手球とタップ距離はミリ単位。何ミリか先には手球がある。もう何ミリかキューを出したら手球を撞いちゃうわけです。
小学校低学年の子でも1分でできちゃうような作図で恐縮です。1周回って高尚な抽象画のように見えなくもないですね。
黄色い丸が手球で、茶色い矢印がキューだとします。矢印の先っぽがタップ。レディーポジション時にはこれくらいタップと手球を近づけますよね。
この黒線は何かと言いますと、本ストローク時にこの辺までキューが出た頃にはもうタップと手球が離れているであろう地点です。
ハイスピードカメラで撮影したインパクトの映像なんか見ても、タップと手球の接触時間なんて一瞬ですよね。なすみそさんの動画をお借りいたします。
こんなもんです。どうでしょうか。タップと手球が接触している距離が、タップの厚み分も無いですね。
上の雑な図で引いた黒線ですら離れすぎですね。もっと短いですね。ミリ単位もミリ単位です。
ってことはですよ。レディーポジションから数mmキューを前に出したら手球に触れちゃって、さらに数mmでもう手球は離れていってインパクト終了なわけですよね。
そういう意識、皆様持ってます?
何度も何度も雑な図を出して申し分けありませぬが、本ストロークでの大事な部分は、この矢印の先っちょから黒線のあたりまでだというのに
短い人でも、この青矢印のあたりまではキューを出しますよね。
青矢印の位置って、ボール2~3個分のフォロースルーってことなのでだいぶ短い方だと思いますが、キューの力が手球に作用するのは黒線の位置までなわけですから、95%以上はただのフォロースルーであります。フォロースルーはあくまでもフォロースルー。手球にはなんの影響も与えません。
そういう意識を持って撞いていますか??
今回言いたいのはですね。「レディーポジションは、ストロークのスタート地点でも中間地点でもなく、ほぼ終着点」ってことです。
結構多いと思うんですよ。本ストロークにて、テイクバックの頂点からタップが手球に近づくまではダラダラしちゃってて、タップと手球が近づいてから「撞くぞーー!!」っていう意識を持つっていう人。
インパクトを終えて既にタップと手球が離れてしまっているのに、その後になってキューがグンッと加速しているようなストロークをする人、かなり多い。私もその一員(笑)
「レディーポジションは、ストロークのほぼ終着点である」ってのが今回一番言いたいことであります。