鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

体温考察

3本立て

 

 

1本目

 

国内で白人さんを見かけた時。または欧米諸国へ旅行した時。白人さん達がやたらと薄着だなーと感じたことはありませんか?


「白人」としたのは他の人種の方々のことを良く知らないからなのですが、とりあえず白人さんは、我々黄色人種と比べると体温が1℃ほど高いらしいです。


なので暑がりだし寒さに強いし、風邪もあまりひかないらしい。


我々は風邪をひこうものならマスクをして周りの人にうつさないようにするのがマナーであるとされますけど、彼らはそんなことは気にしないそうな。何故なら体温が高くてそうそう風邪をひかないから、うつされる心配もしないから。


我々の常識をあてはめようとすると、ちょっと食い違いが出ますよね。


と、人種の違いなんて話をしてみましたけども、同じ人種であっても当然個人差はあるものであります。


とあるプロが風邪をひいた時の話をしておりまして、「39度近く出ていたのに、出勤日には37.5℃とかになるから『仕方ない。行くか』ってなるんですけど、仕事が終わるとまた38度を越えてきて」って言ってました。


「あー。そういうことあるよねー」と思うと共に、「37.5℃なら平気で出勤するというプロは、根性ある人だなー」と思ったんです。


どうやらその時点で私の「自分の常識を当てはめている」が始まっていたようです。


私は「他人に風邪をうつさないため」という名目で、体調が悪い時は人前に出ないようにはしております。が、個人的には38.5℃くらいまでは結構平気で活動出来る。若かりし頃は39.5℃くらいまでは自信があったんですけど、歳を取って38.5℃まで低下しましたw


私、平熱が37度くらいあるんです。だからこそ、高熱でも結構平気で動けちゃうんでしょう。


自分の平熱が高めであるという自覚はありましたが、しかし、低めな人たちの感覚がどうなのかまでは分かっていませんでした。


しばしば「熱が37度もあるので休みます」「37度もあるから頭が回らない、、、」みたいな人がいます。


私からすると「ただの微熱ではないか」と思ってしまうわけです。


自分にとっては平熱の範囲。平熱が高い自覚があるので「そんなんは平熱だ!」とはさすがに思わないのですが、37℃が他の人にとってどの程度のものなのか、そこまでは想像が出来ない。


面と向かってであれば「体調が悪そうだな」というのが伝わってきますが、メールなどで見ただけだと「えっ!?」って思っちゃうわけですね。

 

他人にとっての37℃がどんなもんなのか分からんぞと先日ツイートして尋ねてみたら、返信をいただきました。平熱が36度を下回るような人からすると、37℃はまともに動けなくなる体温らしい。


やはりそういうものなのか。


「37度なんてただの微熱」という認識のまま、誰かに粗相を働いてしまう前に知れて良かったです。


もし何かしら粗相をしてしまっていたら。「人と自分との差を考えようともしないダメなやつ」というレッテルが貼られてしまうんじゃないでしょうか。


しかし、この手の話って逆もまた然りだと思うわけですね。


37℃が高熱だと感じる人も、周りはみな同じだと思っているから「37度もあるので」と言うわけじゃないですか。伝えた相手が「37度なんて大した熱じゃないだろう?」と思うかもしれないだなんて考えてもいないわけで。


お互いがお互いに自分の常識で行動している。相手の事を分かっておりません。

 

いや、たぶん、ほんとに、「37℃なんて大したことが無い」って考えている人はたくさんいると思うんですよ。


なので、平熱が低めな方は、体温を伝えるよりも具体的な症状を伝えるなど、別の言い方をした方が良いんじゃないかな?ってのが結論です。

 


あれ?球ブログ?w

 


2本目


私は誰かを教師として参考にして成長してきた部分ももちろんあるんですが、それ以上に反面教師にして「人の振り見て我が振り直せ」で成長したことの方が多いと思っています。


反面教師の例として、狭い常識にとらわれて決めつけてくるような人が挙げられます。特定地域の常識、特定世代の常識、特定職種の常識、時にはたった1人の個人の常識である場合も。

 


自覚なく「これは常識だろう」と思い込んで振る舞ってしまっている点については、自覚がないだけに直しようがないんですよね。


1本目の体温の話もそう。自分の平熱が高めであるという自覚はあれど、平熱が低めの人達がどれくらいの体温からシンドくなるのかまでは分からず、ついつい自分の常識を当てはめてしまいそうになる。

 

そういう自覚のない欠点は、誰かに指摘されてしまう前に自覚して直したいもの。


そういう意味で、反面教師はありがたいんですよね。「嫌だな」「自分はあぁはなりたくないな」という嫌悪感からスタートし、「でも自分はどうなんだろう」「あれ?自分も同じだな」「直さなきゃな」という思いに繋がりやすいですから。


まぁ、ありがたいとは思いつつ身近にはいて欲しくないですけどね。近からず遠からずな距離にいて気付きを与えてくれるってくらいでいいな。。。。

 

 

3本目

 

これは「そんな相手の事は無視してしまえばいい」と言われるような愚痴ですが。。。


ちょっと変わった行動をした時に「飲み過ぎじゃないですかーw」「酔ってるんですかw」と言われることがあります。シラフなのに。


「飲んでない」と主張しても信じてもらえない。酒を飲んでいると決めつけられます。

 

 

気温が0度近くまで下がったとある日、屋外で肉体労働をしていて、気温が低いとはいえ物凄く体は熱くなりました。

 

屋内に戻ると暖房がきいていて余計に暑い。しかしなんたることか、「寒そう!!」「設定温度上げますね!!」とか言われました。

 

「こんな寒い中、ずっと外にいたんだから体が冷え切っているに違いない」という先入観です。汗かいてたくらいだってのに。。。

 

 

 
似たような話なのかなんなのか、私が上級者を相手にしてミスをした時に「チビりすぎでしょうww」と言われることがあります。


実際にチビってしまってのミスだったら「ですよねーーー!!」って思います。そういう事だってあります。


一方で、度々書いております通り、私は自分よりも上手い人と撞いている時に「負けて元々」と気楽に球を撞いていることも多いために、全くチビっていないことも多々あります。

 


あんまり個人が特定されるようなネタは書きたくないのですが、あまりにしつこく言われて結構頭に来ているのでネタにしちゃいます。


私がSA様と撞いていた姿を見たB級から「チビりすぎだった」と会う度に馬鹿にされるのです。


でも、私の敗因考察は「チビり」とは全く別のところにありました。


「あんな球を外すだなんて」とそのB級が口にする球だって、初級者にありがちな「A級ならあんなん入れて当たり前ですよね」っていう無茶ぶりです。普通にプロだって外すことがあるような球。


それを外して「チビりすぎだ」って馬鹿にされる私の気持ち。誰かに察してほしい。


「SAを相手にしている」という時点で、そのB級は「こいつはチビっていた」と決めつけているのでしょう。先入観です。


繰り返しになりますが、私は自分より上手い人と撞く時はチャレンジャー精神であるがゆえにメンタル強め。逆に下級者とやる時の方がイメージが悪いことが多いです。


けども、私とは逆の人もいるっていうのも納得します。上手い人とやるとチビる。下手な人相手だったら気持ちに余裕がある。そういう人は数多く見てきたし、そういう人の気持ちも分かります。


これぞまさしく「人それぞれ」というやつでしょう。


1本目に引き続き、自分の常識で他人を判断しちゃだめだぞっていう話ですし、「判断しないで!」っていうお願いでもある(;^ω^)

 

この話を書いた後にもう一件出来事がありました。また別のB級さんが「自分より上手い人を相手にした時にはチビって当たり前」という前提で話をしていたのです。


その時には私が馬鹿にされたとかではありませんでしたので、ニュートラルな気持ちで話を聞いておりました、なので、なおのこと気になりました。その喋り手さんは私のような「上手い人相手には伸び伸び」「むしろ下級者相手の時の方がチビる」というタイプの人がいるとは微塵も思っていないのでしょう。


他の聞き手が、それとなく「上手い人相手に伸び伸びと撞く人だっているぞ」という主張をしてみるんですが、話し手さんは右から左に聞き流して、すぐに「上手い人相手だと誰だってチビっている」という話に戻してしまっていました。


自分は上手い人を相手にした時にチビってしまう。当然他の人も同じである。そう考えているんでしょう。そう考えているというか、何も考えていないというか(;^ω^)


上級者を相手にした時にチビるのか、それとも逆に伸び伸び撞けるのか。それは人によって異なる。


自分と同じだと考えてはいけないポイントの1つですね。

 

 

4本目

 

 

私の身近に2人ほど「リアクションが欧米人」と言われている人がいますw


球を撞いている最中のリアクションがとにかく派手だし、感情も剥き出しにする。


私は知り合ってから長いので「相変わらずだなぁw」と思いながら見るだけなのですが、初見の人が「あの人怖い。。」って言っているのを度々耳にします。


また、2人のうちの1人がとあるハウストーナメントで優勝した時、なにやらその決勝戦の様子がネット配信されていたらしく、コメントで「こいつウザイ」って書かれてたとか(;^ω^)


私は全く見ていないのですが、普段の様子から想像するに、対戦中のリアクション大きく、優勝を決めた時には声を出しながらガッツポーズでもしたんじゃないでしょうかねw


そういうの、日本じゃ受け入れられないんですよね。


普段からその人のことを見ていれば何とも思わないし、むしろ好意的ですらあるのに、知らない人からは低評価されてしまう行動ってあるよなぁ。ってのが今回のネタです。


この種のネタは何度もブログで書いていて、その度に例に出している某トッププロ。


とっても気さくな方で、誰を相手にしても冗談や軽口を言う。


そのプロのことを知っている人からすると「今日もフレンドリー!」なんですが、プロの人柄を知らない人からは「下級者を馬鹿にしている」とか「ビッグマウスが過ぎる」とか何かと勘違いされがちなプロであります。冗談が通じていないわけです。


似たようなことはどの球屋でもあって、常連さん同士が親しいからこその軽口の叩きあいをしていると、その店のことを知らない人が「調子に乗った常連がいる」「ウザイ客がいる」とか思ってしまったりする。


私もキッケー氏と球を撞いている時に、お互い冗談で罵り合いをしていることは良くあって、「これ、知らない人が見ると勘違いされるやつーーー」とか言ってますw


慣れ親しんだ店、慣れ親しんだ相手との行いが、他人から勘違いされてしまう事ってのは多くて、自分自身を低評価されたり、店の低評価に繋がったりすることってあると思うんです。


実際にこんな例がありました。


とある店の常連さんたちが、一見のプレイヤーが来た時に店に良い印象を持ってもらおうとして「こんなに楽しい店ですよってことを示したい」と思ったらしく、普段以上に和気藹々と球を撞いた。

 

しかしその一見プレイヤーは「レジャー寄りのオッサン達が口パンチをして球を撞いている、うるさい店」という評価を下したんですよ。

 

自分の振る舞いが周りからどう見られているかってのを考えずに軽率な行動に出ると、そうなっちゃうのかなぁと。。。

 

 

P.S.

 

 

「自分の常識で推し量るべからず」っていう話で思い出した、ビリヤードは全く関係の話なんですけども。

 

車に乗っている時、「ドライバーの眠気を誘ってしまうから、同乗者(特に助手席に座っている人)は寝てはいけない」「ドライバーが眠くならないよう、喋りかけたりするべき」なんて意見、聞くことありませんか??

 

 

私はよく車の運転をするんですけど、至ってどうでも良いです。同乗者が寝てたって何も思いませんし、眠気を誘発されることも無いです。

 

というかですね。「同乗者は寝てはいけないって言うし」とか「自分が運転している時は、同乗者が寝てたらイラつくし」とかいう意見を持った人がですね、私が運転している時にクソくだらない話を延々と話してきたりすることがあって「大人しく寝てろ!!」って思うことが多々ありましてね(;´∀`)

 

いや、ほんと、集中の妨げになるような話ばっかりする人っているじゃないですか。そんな人は大人しくしててくれって思う。自分の常識を当てはめてる場合じゃないぞ。