3本立て
1本目
テレビにて、とある大御所元プロ野球選手がこんなことを言っていました。
「癖というのは本当に厄介」「一度悪い癖がつこうものなら、修正するのに3か月はかかってしまう」
癖が厄介というところまでは頷いて聞いていたのですが、後半に関しては「えっ！3か月で直るの！？」と驚きました。
私には10年以上直らん悪癖があります。
さすがにそれは酷すぎるしセンスが無さ過ぎですが、軽度の悪癖にしたって3か月で直るんだったら大したことではないんじゃ？と思ったわけですね。
「3か月で直るのかぁ」「プロ野球選手となったら練習量がハンパないだろうし、コーチもいる。そういう環境だと3か月で直るのかなー」と思いました。
また「3か月なんて大したことが無い」に関しては、「そうは言ってもプロ野球選手が3か月も結果を出せないとなったら相当に大変なんだろうなぁ」「給料査定に響くだろうし、スタメン落ちするかもしれないし、監督からの信用を失ってしまうかもしれないしなぁ」と思い直しました。
チャランポランプレイヤーの私の3か月とプロ野球選手の3か月を同じに考えちゃいけないですよね。
皆様は3か月という期間について、どう思われますでしょうかね？
2本目
「相手をイライラさせたら、その時点で戦略的に勝ち」
そんな記述を見かけての1ネタです。
ビリヤードではない他の競技の話だったので細かいニュアンスは分からないのですが、ビリヤードでたとえるならば「ハードブレイクをしたら、相手が『そんなに強く撞く意味はあるのか』『舐めてるのか』とイライラし始めた」みたいな話だったんだと思います。
撞くのが遅いとか、対戦中の態度が悪いとか、そういうマナー的に問題がある行為は意図的であろうと無自覚であろうと問題外として。
ハードブレイクかコントロールブレイクか、手球を小さくしか動かさないか大きく動かすかみたいなプレイスタイルの好みの問題ですからね。
相手のプレイスタイルが気に食わないからってイラついていたら、イラついた方が悪いのは間違いない。
私はハードブレイクが好みでハードブレイクをすることが多く、そしてそういうブレイクを見てイラつく人がいるというのは分かっておりますが、しかし相手をイラつかせようという意図をもってやっているわけじゃありません。
「今回の相手はハードブレイク嫌いらしい」「ハードブレイクしてイラつかせてやろう」と思ってやったのであれば「相手をイライラさせたら、その時点で戦略的に勝ち」と言えるかもしれませんが、意図してやっている人なんていませんよね？
いや、遅撞きに関しては意図的にやっている人がいましたけど、遅撞きは無しです。無し無し。
相手選手の研究をしていて、相手がイラつくようなプレイスタイルで攻めるってなこと、意図してやっている人はいるのかなー？
3本目
球を始めたばかりの頃からブレイクを強く撞くのが好きだったので、ある時スピードガンを購入しました。1万数千円の安物ではありますが、しっかり計測出来ます。少年野球のコーチをやっている人に貸したりもしましたｗ
近年はブレイクスピードというアプリがあるのでスピードガンの需要がなく、定期的にビリヤードイベントを開催している友人に貸しっぱなしです。
やはりイベントのスピードコンテストとなると、アプリで計測するよりもスピードガンを使った方が特別感が出て良いらしい。
んで、アプリで測れるのは手球のスピードですよね。ではキュースピードは？？
キューボールのスピードじゃなくてキューのスピードが気になるのです。
昔から気にしていまして、スピードガンをキューの位置に向けて測ってみたこともありました。それっぽい数値は表示されるのですが、果たしてそれが本当にキューのスピードを計測したのかどうかは良く分からず、、、
何故キュースピードが気になるのかといえば、ブロガー的観点から言えば「キュースピードと手球のスピードの関係性が知りたい」という理由です。
何kmのキュースピードで撞いたら、手球は何kmになるのか。
こういうネタが好きな人もいらっしゃるでしょうし、キュースピードと手球のスピードの関連性が分かれば、キューの性能チェックも出来ますよね。
以上はブロガーとしての観点からの話でありまして、プレイヤーの観点からは「効率的に練習をするため」ってのが一番の理由です。
「キュースピードを測りたい」っていう気持ちは、分かる人には説明をせずとも伝わると思いますが、「なんで？」って思う人に説明をするのは難しいな、、、
えっとまず、「ブレイクを強く撞きたいぞ」っていう気持ちがあるのは大前提です。ここを否定されてしまっては話が先に進みませんのでご了承ください。
まず挙げておきたいことが２つ。
・キュースピードが同じでも撞点が変われば手球のスピードは変わる。また、技術的な問題から、速いキュースピード（特にMAXを伸ばそうと練習をしている時）では撞点を一定に保つのは難しい。
・自己判断でのキュースピードチェックはあてにならない（「今のは速く振れた！」というのが実は遅かったり、逆に「今のは遅かったなぁ」ってのが速いなんてことがザラにある）
この2点により「手球のスピードからキュースピードを判断するのが難しい」という結論に至るわけです。
たとえばアプリを使って測定をしたら30kmという結果が出たとして。「しっかり芯をとらえた30km」と「思いっきり当たり損なった30km」だったら、どっちの方がキュースピードが速いですか？となったら後者なわけじゃないですか。
じゃぁ「左にコジってしまって、手球が高速回転している33km」と「手球がめっちゃ引けちゃった34km」と、どちらの方がキュースピードが速かったの？となったら、分からないわけですよ。
手球のスピードは後者の方が速い。しかしそもそも撞点が違う。どっちが「よりキュースピードが出ていた撞き方」なのかが分からない。
で、私はアベ40kmを目標にしているわけですから、とにかく速いキュースピードが必要なわけで、少しでもキュースピードが出ていた方の撞き方を選択したい。けれど、手球のスピードからではキュースピードが推測出来ない場合も非常に多い。
というわけで、キュースピードが測れたら「どちらを採用するか」の判断がしやすいというのがまず1つ。
もう1つは、ハードブレイク練習につきものな手球場外やミスキュー、騒音を嫌ってのことです。
この間も書きましたが、メンタルが強い人なら場外しようがミスキューしようが何をしようが気にせずハードブレイクを続けられるのでしょうが、私は無理。「手球を撞く」という作業があると、どうしても場外やミスキューを気にしながら、ある程度セーブをしながら撞くことになってしまいます。
素振りでキュースピードが測れるのなら。ミスキューや場外なんて気にする必要がありません。
普段の私は、ミスキューや場外に気を遣いながら「ハードブレイクが出来る撞き方を探っている」状態です。反復練習とかではない。常に新しい撞き方で、色々探っている状態。
もしキュースピードを測れるのであれば、その作業がかなり速く進展すると思うのです。
私が一番やりたいのは「キュースピードを上げること」です。その作業をこなすには、ラックに向けて撞く必要がありません。手球を撞く必要すらありません。
キュースピードさえ測れれば。素振りで充分なのです。
素振りだったら誰にも迷惑をかけないし、自分も周りのことを気にせず存分に振り回せるし。しかも、ビリヤードテーブルすら必要なく家で練習も出来ちゃうかもしれない。
計測をしながらキュースピードアップを図り、少し成長したら撞点や手球コントロールを合わせる練習をし、また素振りでキュースピードアップを図り、、、、っていう流れがベストだと思うんですよ。結果を気にしながらじゃ、なっかなかキュースピードは伸びない。
というわけで、気軽にキュースピードを測れるような器具が欲しいのです。
「今の撞き方とさっきの撞き方、どっちの方がキュースピードが出ていたのか」を正確に判断したいのです。判断して速い方を選択していきたいのです。周りのことを気にせず練習したいのです。
ゴルフのヘッドスピードなんかは、大抵どこのショップ、どこのレッスン場でも測れるわけで、同じようなものをビリヤードでも作れないもんでしょうかねぇ？
少し話変わりますが、贅沢を言えば「インパクトの瞬間のキュースピード」だけじゃなくて、振り出しからフィニッシュまでの推移も分かればベストでしょう。
いくらキュースピードが出ていても、最速がインパクトの前や後に来てしまっては意味がない。タイミングが合っていなければ意味がありません。
これはブレイクだけの話じゃなくてプレイもそうで、タイミングって分かる人には合っているのかズレているのかが判断出来るけれど、出来ない人(主に初級者）は全く出来ませんよね。
自分では判断できないので上級者に見てもらうのが一番だと思いますが、しかし逐一立ち会ってもらうわけにもいかないし、その上級者の判断が正しいとも限らないし。
もし機械的に判断できれば、それがベストなわけでして。
あと、本当に細かく見られるなら、キューが切れる人がどういうキューの加速をさせているのかも分かりますしねー。
まぁ、キュースピードの推移を「細かく、かつ気軽に」出すのは難しい気がしますので「推移を計測してほしい」ってのはとりあえず置いといて。ゴルフみたいにほんの一瞬だけのでもいいので、キュースピードを測れるようにならんもんかなぁ。
