3本立て
1本目
ビリヤードはほとんどの人が自己流であるがゆえに、育ってきた環境や出会ってきた人の影響で、知識の内容に大きく差が出る。ある人にとっては極基本的な知識が、ある人にとっては未知の知識、、、、なんてことが良くあるって話を度々しておりますが、今日もそんなお話です。
カーブショットという技術がありますよね。
楊様が「さすがにカーブショットまでは練習していない」と言っていたくらい、完璧に使いこなすのは難しく、かつそんな頻繁には使わないショット。
私も得意ではないですし、好きでもないのでこれといって練習したことが無いし、頻繁に使うってこともないです。
得意ではなく好きでもないってのはジャンプショットも同じでして、ジャンプとカーブの使用頻度がドッコイドッコイくらいじゃないかな?って気がします。数時間撞いていて1回やるかどうかっていうくらい。
邪魔な球を避けるくらいのカーブをさせようとしたらキューを立てるわけですが、平撞きであっても横を撞くと(捻りを撞くと)多少カーブをしますよね。
トビの小さなシャフトはトビよりもカーブが目立つがゆえに「カーブが大きい」だなんて言われてしまうこともあるわけであります。
さてさて。カーブを使う場面として良く見かけるのが、こんな感じの配置の時。
カーブさせれば前クッションから引っかけて行けそう!っていう配置です。
んで、上図のような左カーブをさせる時、撞点はどこでしょうか。
(全くの余談ですが、数十人に1人くらい、これを「右カーブだ」っていう人に出会うんです。車でもハンドルを半時計周りに回すようなカーブのことを右カーブだと言う。彼らが何をどうイメージしてんのかが分かりません。。。)
左カーブをさせる際、撞くのは左ですよね。これはまぁ、間違える人は1000人に1人くらいでしょうか。。。?
左にカーブさせる時には左を撞く。当たり前。常識。そう思っておりました。
しかし、ある時に野球を見ていて「(右投げ投手の)スライダーなりカーブなり、左に曲げたい時は反時計回りの回転(ビリヤードでしたら右を撞いた時の回転)だぞ?なんでビリヤードと逆なの!?」と突如疑問に思い。
博識きっけー氏に聞いてみたら「曲がりの原理がそもそも違う」と諭され、聞いてみたら「あぁ。それ知ってたわ」って気づきww
でも、ビリヤードと野球で逆回転なのはすぐに納得できたのですが、カーブする際の手球とラシャの噛み合い方がイメージできず、しばらくキッケー氏とやり取りを。
最終的にはちゃんとイメージ出来るようになりまして、オマケで1つ新たな気づきがありました。
カーブショットを撞く際、撞いてすぐに曲げたい時は真横、カーブの出を遅くしたい時は下を入れると良いってのは初級者の頃に習ってたんで知ってました。
が、「そうなんだ」で納得して、なぜ下を入れるとカーブの出が遅くなるのかは、疑問にすら思ったことが無かった。そういうもんだと納得してしまっていたから。
下を入れると出が遅くなる原理が、今回初めて分かりました(笑)
でね。新たに疑問に思ったんですよ。
ダグラススネイクショットは、野球的な曲がり?どっちを撞いてんの!?ってwww
フィクションからは離れまして、現実に目を向けてみますと、ジャンプショットを撞く際に若干捻る時がありますよね。手球コントロールのために。
ふざけて「うおぉー。スライダーじゃ!」「シンカーだ!」とか言っていることはありますが、空中で本当に曲がることはある?
着地後に曲がることは普通にありますけどね。空中で曲がるほどの回転は、さすがにジャンプショットじゃかけられませんかね?
野球とかゴルフとかはボールの回転数を測れますけど、ビリヤードの回転数ってどれくらいなんだろうか。
2本目
私が初めて捻りを覚えたのは、C級の時。クッションタッチの球を引っかけで入れるための手段としてでした。
以降、出しの手段としても使ってきたわけですが、「微調整」とか「誤魔化し」のために使うことが多く、回転数は控えめ。
ちょっとした捻りを使う頻度は高かったけれど、思いっきり捻ることは滅多に無く、かつやろうと思っても上手く出来なかったのです。
思いっきり捻ろうとした時などには「捻ると入らない!」といつも口にしておりました。入らない上に捻れてもいなかったのです。
思いっきり捻るのが下手だとは分かっていたのに、練習しませんでした。
皆様にもあります、、、よね?「練習してないから下手」だという自覚はあるのに、いまいちやる気が起きずに練習しないこと。
私は「練習しないから捻りが下手」のまんま10年くらい経ってしまったのですが、何年か前に唐突に捻りの練習をやる気になりました。そして1日練習したら、すぐにものになった。
いざキュンキュンに捻れるようになると、楽しくなってきてつい無駄に捻ってしまいます。捻る必要がない場面でまで捻ってしまう。
その後の出来事をよく覚えていないのですが、捻りを練習して程なくして、一時的に球を撞かない生活に突入したんだっけかな。
せっかく習得した捻りが定着する前にブランクが出来てしまった。
おかげで、ここ何年かはまたしても「捻れない」「捻ると入らない」とかボヤいていました。
何もかもが歴史は繰り返す。下手だと分かっているのに練習しないまま何年か経ち、ある時唐突に練習する気になり、練習をしたらすぐにものになり。
そして今に至る(笑)
捻りのイメージが良い今日この頃です。
いやー。もうほんとにですね。いくら興味がなくて練習する気が起きない技術といえど、「練習していないから下手」という自覚があるんだったらさっさとちゃんと練習しろって話ですよね。。。
3本目
テーパーってもんを良く分かっていません。
テーパーなんて言葉はビリヤードの専門用語じゃなくて一般的に使われる言葉ですけど、用語の意味自体ボンヤリとしか分かっていない。
そして何より、テーパーによる性能差ってもんを分かっていない。0です。
私はなんせ、バットエンドを持ってレスト長く撞きます。フィニッシュの時にジョイント近くまでキューが出ていることが少なくありません。
また、ブレイクの場合も、近年はだいぶキュー出しが短くなりましたけど、昔はジョイントを越えるくらいまでキューを出していました。
なので、テーパーの違いってのはすぐに感じるんですよ。「なんか、こっから急に太くなってる」「このテーパー、慣れないぞ」とかなんとか。
そのように、テーパーの違いによる振り心地の違いは感じるんですけど、テーパーが違うことで球の結果にどう影響が出るのか。そのことが全く分かってない。
と、そんな話をしようと思ったのも、テーパーを変えたいと思っているからです。
今まで、テーパーを変えるほどにまでシャフトを加工したことはありませんでした。
振ってみて「このテーパー違和感がある」と感じたシャフトは、そもそも購入して来なかったからです。
が、ブレイク用のシャフトで1本、たまたま手に入れた物なんですけど、性能は良さそうなのにどうもテーパーが気に食わない。引っかかってしまって、上手くキューが出せない。
なので自分好みに変えてしまおうかと思っているんですが、そのせいで性能が変わっちゃったりするのかな?と気になってまして。
ここをこう削ったらこういう影響があるって、詳しく教えてくれる人っているかしら?
(ちなみに、これを書いたのは魁を手に入れるより前の話でして、魁を手に入れた今となってはもうどうでもよくなっていますw)