4本立て
1本目
スキー場で色々考えてました。
間違ったことを吹き込んでくる教え魔は嫌ですし、間違ってはいなかったとしても「よくその腕前で人に教えようだなんて思うな」って思う人はいる。スキーでもビリヤードでも、その他どこにでも。
今シーズンも3回ほどスキー場に行きまして、そんな例をいくつか見ました。
一例は、若者グループのちょっとだけ経験があるって感じの子が、未経験者に偉そうに教えるっていう場面だったので、それはもう完全なNGなんですけども。
他の例は、初級者の母親が初心者の子供に教えるっていう例だったんです。
言ってる内容がおかしいし、本人もへっぴり腰なのに、物凄く大きな声で「こうしなさい!」って教えてて、良く恥ずかしく無いなぁとか思ってたんですけど、親子だったら「少しでも子供のためになりたい」と思ってあぁいう風になってしまうのもおかしくないのかなぁ?なんて思いながら見てました。
子供がいないから、親の気持ちは分からんな。
お金に余裕があるんだったら、ちゃんとレッスンを受けるのが一番であるのは間違いないんですけども。
ビリヤードはどうでしょう。
そもそも子供でビリヤードをやっている人がほとんどいませんが、私が知っている幼少期からビリヤードをやっている人って、親も上級者だとか、プロのレッスンを受けているとかなので「初級者の親に変なことを教えられる」っていう例は見たことが無いです。
どっかにはいるのかなー?
2本目
と一本目で偉そうなこと言っておきながら、私も初心者にスキーを教えてたんですけどもw
スキーにせよスノボにせよ、最初に覚えるべきことは「転び方」「止まり方」であります。
いざという時に自分が怪我をしない、他人に怪我をさせない技術を身に着けておく。
止まることを覚えれば滑ることにも自信が出てくるわけであります。
ビリヤードにおいての「とまること」はなんだろう?とリフトに乗りながら考えていました。
初心者が最初に覚えるべき、撞くことを恐れずに済む何か。
「これ」とズバッと言えることは浮かびませんでした。
リカバリの技術とかなんとか色々考えたんですが、結局は「入れ」でしょうかねぇ。
どうなってでも入れるっていう自信があれば、ミスを怖がらずに撞けるからなぁ。
3本目
この間とあるお医者様が「常にポジティブなのは人としておかしい」と言ってて笑いました。その数日前にもほぼ同じ内容のことを心理療法士の先生から聞いていたもんだから、二度笑い。
2人の言い分を合わせれば、感情に起伏があるのが人間ってもんなので、常にネガティブなのは病気だが常にポジティブなのも病気だと。
常にポジティブなことを口にしている人がいたら、本当にポジティブなんだとしたら病気だし、闇を隠すためにポジティブなことを口にしているのだとしても病気だし、どっちにしろ気をつけろ!ですって(笑)
球を撞いていても、ちょぃちょぃ見かけます。
球界隈で見かける常にポジティブな人は、私が知る範囲で私が見る限りはメンタルの弱さを隠すためにあえてポジティブなことだけを口にしている系の人だなー。
4本目
全く予期せぬところにポケットインしたり、全く予期せぬアンセがかかっていて相手に渋い球を残したり。そういうのは分かりやすいフロックですけども。
確率が低いショットが成功するのも、いわばフロックだよなぁと度々思います。
狙ってはいた。そうなる可能性があることを認識してはいた。
でも、確率が低いだとか、どの程度の確率で起こるのか分からないとか、そういう「可能性は0ではない」くらいの球が成功するのなんて、ほぼほぼフロックですよね。
9ボールの頃は使えた「どっちか入ればOK」っていう二兎追い作戦が、10ボールでコールショットになってからは、どちらを入れるのか明確に決めなきゃいけなくなったわけです。
9の頃はどっちかが入れば「よしよし。狙い通り」なんて思っていたもんですが、いざコールショットになってみると「今までのはフロックだったんだなぁ」って思います。
いつぞや、こんな縦バンクを撞きました。
4番ボールを左下のコーナーに。
穴前に7番ボールがあるので、厚みを間違ってしまっても受けてくれる可能性が高く、バンクに行きやすい配置です。
(この7番ボールみたいな球のことを示す名称って、何かあるんでしょうか?「受け球」だと別の意味になっちゃうしなぁ)
こういう時って、かえって思いっきり厚みを外してしまった時の方が7番に当たって入ってくれて、惜しい時の方が7番を使うことが出来ずにカタカタで外れたりして「なんでや!」ってなったりますよね(笑)
んで、4番をバンクに行きましたところ、思いっきり厚みはずしましてね。かなり手前で長クッションに入った後、綺麗に7番に当たって4番はポケットインしてくれました。
確かに「厚みを外してしまっても、7番が受けてくれるかも」とは考えていましたし、一応コール通りのポケットには入っているわけですけどもね。
でも狙いとしては直接のポケットインだっただけに、予想はしてたけど狙い通りではないわけですよ。フロックじゃんって。
ちょくちょく書いております通り、運でミスがカバーされちゃうとミスの痛みってものが小さくて反省を怠りがちですからね。
フロックはフロックとして、ミスだったと認識して反省していかないとなー。
ちなみに、「フロック」というものは、リバースがリボイスになっちゃったのと同じで、日本人お得意の適当イングリッシュなわけで、元はflukeでありフルークです。
まぁ、間違ったまんま定着しちゃっている言葉なんて色々ありますんでそこんとこはどうでも良いんですけど、フロックをフロッグという人に稀に出会う。
カエルじゃないよ!
そういや、イリミネーションをイルミネーションって言ったり書いたりしちゃう人を昔は結構な頻度で見かけたんですけど、最近は目にしません。昔は耳でだけ聞いていたから勘違いする人が多く、最近はネットで文字として見るから、勘違いが減ったのかな??
さらに余談ですが、シュートミスをした後の残りが渋くなっていた時に、撞いた本人はフロックだと思って「すみません」って謝ったのに、相手は「いやいや。アンセでしょ?」みたいに言う。そんなことがしばしばありませんか?
アンセを意図せずとも、シュートミスした場合には自然と渋く残るような配置ってあるじゃないですか。
本人は全力で入れに行っていてアンセは意図していなかった。なのでフロックセーフティーをかけてしまったという認識。
相手は「これ、シュートミスしたら渋くなるなー」とか思いながら見てるから、想定通りに渋く回ってきてもアンセと認識。フロックだとは思っていない。
撞いた本人は申し訳なく思っていて、相手は「何を謝ってんだ?」と思っているっていう、不思議な構図が出来上がります(笑)