鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

ブレイク馬鹿なりのマナー

2本立て



1本目



音でしか聞いたことが無かったから、正確な発音や表記が分からない言葉とか。


文字でしか見たことが無かったから、読み方が分からないとか。


そういう言葉ってチラホラあると思います。人名や地名には特に多いんじゃないでしょうか。


I氏の場合、その症状が基礎的な言葉にまで及ぶので、ネタを大量生産してくれます。


音でしか聞いたことが無かったがゆえに正確に把握してなかった例は今回は置いといて。


文字でしか見たことが無かった例として「五反田」を「ごはんだ」と口にしてしまったのは、まぁ仕方が無いかなと思います。I氏は東京の人間じゃないので読み方が分からなくてもおかしくはない。私だって他の県の地名は分からんものばっかりだ。


けど「ゴハンダじゃないぞ」と言ったら「ゴソリタ」と言い直すのはおかしいし、錦糸町を「めんしちょう」とか言うしな。字が違うわ!


読み方がおかしい例はものすっごくいっぱい浮かんできてキリがないんで、直近の例を1つ。


球の話をしていたら、突如I氏が「『セーフティーたくしゃ』を相手にした時に」とか言い出す。


「タクシャじゃねぇ!コウシャだよ!」って一瞬でツッコみを入れられた私は天才でしょうか。


そう。「セーフティー巧者」です。I氏が言いたかったのは。


自分も過去に間違えていたとかなら他人の間違いにすぐ気づいてもおかしくないでしょうが、私は間違えていたことなどありません。そんな基本的な日本語。


私が一瞬で気付けたのは、I氏との付き合いが長いI氏研究の第一人者であるからに他ならんのであります。


巧者。


拓 琢 択 啄 托 託 詫 沢


どれかと間違えたのか、「巧み」という訓読みと合わせて湯桶読みしたんでしょうか。



で、さらにI氏へのツッコミが続きます。


そもそも、なぜセーフティー巧者という話になったのかと言えば。


先月I氏と会った時にDVDを2本貸しました。


1本は市販されているスーパーショットがおさめられたDVD。


もう1本は、かつてケーブル局で放送していたビリヤードの試合を録画したもの。


なんせだいぶ昔の番組で、部屋に転がっていた物を適当に貸しただけなので、収録内容は全く覚えておらず。


どうやら収録内容の1つにマイクマッセイのトリックショットショーがあったらしく、I氏それを真似してトリックショットを練習したらしい。


漫画喫茶でトリックショットの練習をしている動画を撮影し、わざわざ私に見せてくるI氏。興味ねぇ。。。。。


I氏に一般の友達が多いだとか、勤め先でビリヤードの布教をしているだとか、初心者プレイヤーに接する機会が多いだとか、ビリヤードイベントの運営をすることがあるだとか、そうであればトリックショットを覚える意味があるかもしれません。けどI氏はどれも当てはまらない。披露する場など無いのであります。


私「トリックショットの練習なんてなんてしてどうすんの」


I「こういう配置を撞く場面があるかもしれないじゃないですか!」


私「ねぇよ」



(新しいトリックショット動画を見せてくるI氏)


私「だから、こんなん練習してどうすんのよ」


I「セーフティーたくしゃを相手にしたら、こんな配置が回ってくるかもしれない!!」




っていう会話の流れでした。


「そんな配置こねぇ!」っていうツッコミより「タクシャってなんだよ!」のツッコミを優先してしまいましたw


I氏が練習してたトリックショットは、1ショット3ボールズインとか4ボールズインとかですよ。どうすりゃそんな配置が回ってくるんだよ。回ってきたらびっくりだよ。





2本目



とあるお店の常連さんから、そのお店の店長さんの愚痴を聞かされました。


球を撞いている時に時々嫌な顔をされる。けど何が嫌なのか言ってくれない。


客が「ここをこうして欲しい」と要望を出す。それに対して「駄目」とだけ言い、何故駄目なのかを教えてくれない。


何が良くて何が駄目なのか。なぜ良くてなぜ駄目なのか。それをハッキリさせてくれないから、客はモヤモヤする。


そんな愚痴を聞いていて私は「あー。分かるわー」「そういう人いるわー」って思っていました。



色々言いたいことはあるのですが、今回はブレイクの話を。


(以上の前置きが以下の話にどう関連してるのか全く分からないかと思いますが、自分の中では繋がっている話なのですw)



ビリヤードには色んなプレイスタイルがあって、好みは人それぞれ。


好きなようにやりゃ良いとは思うのですが、中々周りが許してくれないものであります。


周りの声なんて気にせず我が道を行ける図太さがあれば良いのですが、、、、そういう人は少数でありましょう。


私にとってビリヤードでの最大の関心事はブレイクショットなわけですが、ブレイクはそりゃまぁ綺麗に好みが分かれます。特に私が好むような、実用面を無視したハードブレイクとなると。


最高の当たりをし、最高の手球コントロールと最高の配置になったとしても「そんな強さは意味がない」と言われることがあるわけでありますからして、厚みを外し、それこそスクラッチや場外をした時などは散々な言われようであります。


ブレイク馬鹿仲間の中には、初級者時代に散々に場外しようがミスキューしようが何も言われたことがないとか、むしろ応援されたとか、そういう人がチラホラおります。まことに羨ましい。


私は半々くらいでした。「ブレイク強いね!」と言ってもらえたこともあるけど、蔑まれることも多かったです。


なので今でも「何を言われるか分からない」という被害妄想に駆られてしまう。


「だったらハードブレイクしなきゃいい」とアンチハードブレイクの民は言うのでしょうが、そうは問屋が卸しません。


逆境にさらされて、色々気にしながらもハードブレイクはやめない。その程度の図太さは私にはあるようです。


さて。ハードブレイクを嫌う理由が、客と店では違いますよね。


客は「意味がない」とか「うるさい」とか、そういう理由でしょう。


店側はそういった理由に加えて「器具が傷つく」も関係してきますよね。


どうやら店によっては「ブレイク練習禁止」なんてしている所もあるそうです。全面的に禁止している店もあれば、特定のテーブルだけ禁止にしている場合もあるもよう。


私も、華台でブレイク練習をしようとは思わないなぁ。ブレイク練習をするなら、一般客用の台とか、コンディションがおかしい台とか、汚い台とか、そういうとこに行きますね。


んで、器具が傷つく事に関しては、本当にまことに申し訳ない。こればっかりは何の申し開きも出来ない。


「じゃぁハードブレイクやめろ」と言われてもやめたくないw


というわけで、申し訳なく思いながらもブレイク練習をさせていただくということで、出来る限りのことはして行こうと思っているわけです。


最近は手球場外をすることが少ないのでやってませんけど、ブレイク場外を多発させていた頃はマイ手球を買って使っていました。


タップも、樹脂タップが主流になってからはなんせラシャにつける跡が酷くなりましたから、あまりに硬いタップは使わないようにしています。G10とかの跡はほんと酷いからな、、、


そして、交換直後はタップの角をヤスって丸くしています。少しでもラシャへの傷を軽減させようと。


そして何よりザブトン。


たまーにザブトンが無い店もありますが、基本はどこの店もザブトンがありますよね。


ザブトンが置いてある店でザブトンを敷かずにブレイクをしたのは、生涯で10球に満たないと思います。


「ザブトンを敷くと、ブレイクの結果が変わってしまう」とかいう理由でザブトンを敷かない人がいます。


「本当にそんなに結果が変わるもんなんだろうか?」と思って、ザブトンを敷かずに撞いてみたことはあるんです。けど、なんせ生涯で10球。その程度じゃ何も差が分からない。


なにより、差を判別しようという思いよりも「店に申し訳ない」という気持ちが先に立ってしまって、ザブトンを敷かないブレイク練習はやる気にならんのです。



このブログネタを載せるのに先んじてTwitterでもザブトンのことを呟いてみましたら、なにやら公式戦でザブトンを敷いていたらプロから怒られた人がいるとの情報が。


ザブトンを敷かなくて怒られるってのは分かるんですが、敷いていたら怒られるの!?


「公式戦では敷かなくても許される」んじゃなくて「敷いていたら駄目」というくらいなのか。


怒られるほどとなると「公式戦でザブトンを敷くだなんて、勝負を舐めてる!」ってことなのかな?舐めてると思われるくらい、ブレイクの結果に影響するってこと??


そこんとこは分かりません。繰り返しになりますが、ザブトンを敷かずにブレイクしたことがほとんどないですので、分かりません。


プロが怒るくらいだからきっと差が出るってことなんでしょうけど、超ハイレベルな戦いが繰り広げられる公式戦なら良いとして、やっぱその辺のハウストーナメントだとか平場くらいだったら、ザブトン敷いた方が良いと思うなぁ。練習は当然として。


わずかな差が気になる。その差を気にするくらい真面目に球を撞いてるんだ!って思ってるんだったら、場代を1割増しくらいで払っておくべきじゃないでしょうかね。



「ザブトンなんかに意味は無い」「なんの保護にもならない」とか言って敷かない人もいますが、人生やり直した方が良いですね。


たまにザブトンの形状に違和感があるとか、厚さに違和感があるとか、穴が空いているとか。そういうことってありますでしょう。


せっせと遠征を繰り返していた頃の私は、マイザブトンを持ち歩いてましたよ(笑)


そうすれば常に同じザブトンで撞けますからね。


マイロングザブトンを持ち歩いていたこともあったっけか。



そんなこんなで、ザブトンを敷かない人ってのがどうも好きじゃなくてですねぇ。


知り合いにもちらほらいるんですよ。ザブトンを敷かないってことを除けば凄く良い人もいる(こういう書き方をするってことは、他にも欠点がある人もいるってことですがw)


でもやはり、ザブトンを敷かないという1点だけで評価がガタ落ちで、、、


店員だとなおさらなんですよ。


オーナーさんだったらね。自分の店だから汚そうが何しようが勝手かもしれませんけど。


雇われ店員だったら?



このネタを書き始めた理由がですね。とある店の店員が別の店のハウストーナメントに出てザブトンを敷かずにブレイクしている姿を目撃したんです。


その人が某店の店員であることは知っているんですが、そのお店には行ったことが無い。なので普段がどうなのかは知らない。


「他店だからどうでも良い」とでも思っているのか「試合の時はザブトン敷きたくない」と思っているのか、普段から自分が勤める店でも敷かないのか。分かりません。


けど、どの理由にしても嫌だなぁ。


別にね。たかだか何回かザブトン無しでコントロールブレイクをしたくらいじゃ、特に実害は無いと思います。繰り返し繰り返しでの積み重ねの問題だと思うので。


ただ、心構えが嫌。


ブレイク練習しまくって器具を傷つけている私ですのでエゴと言ってしまえばそれまでなんですが、食べるために他の生き物を殺すことはやめられないけど感謝はするってのに近いのかな、、、


ブレイク練習はやめられないけど、ザブトンは敷く。


なんか話が大げさになってきてしまったので終わりにしよう。


普段はザブトン敷きましょ。


ジャンプ練習する時もな!