2本立て
1本目
最初の(DI以前の)パワーブレイクが発売された当時、サークルの同期で1人パワーブレイクを購入した人がいたので使わせてもらったのですが、しっくり来ませんでした。
思えば、初期のパワーブレイクってその1本しか試し撞きした記憶がなく、初期版は全般的にそうだったのか、あの1本がそういう個性だったのかは分かりませんが、やけに前バランスで。
意図せず勝手にキューが出て行ってしまう感覚が好みではなく「抑えて撞くには良いけど、思い切り振りには行けないなー」と思って、あまり興味を持ちませんでした。
時は流れて、DIシャフトが発売。
記憶にある方も多いかと思いますが、発売当初はDIシャフトが標準装備されたパワーブレイクは、先角が茶色の物だけでした。
一方で、シャフトだけの購入をする場合は茶色か黒かを選べた。
なので「俺は昔からパワーブレイクを使ってたんだぜ!」「新参者とは違うんだ!」とアピールするために黒を買う人はいましたし。
「茶色はダサい」とか「新参者だと思われたくない」というだけの理由で、それまでパワーブレイクを使っていなかったってのに、誰かからバットを譲ってもらうとか、黒いシャフトを買い増してそっちを使うような人までいたっけ。
「みんな妙なとこで見栄を張るもんだな」と思っていたもんでした(笑)
私はと言えば、DIを試し撞きさせてもらって「これは良いものだ」と感じ、興味を持ちました。
しかしながら購入に至らなかったのは、あまりにも使用者が多かったからです。
球屋に行っても試合会場に行ってもサークルに行っても、どこに行ってもパワーブレイクDIだらけ。
「人と同じものは使いたくない」という思いが強かった時期でしたので、良いとは思っていたけれど結局買いませんでした。
時は流れて大人になり、天邪鬼精神は薄れ、使ってみて良いと感じたものは何でも使おうと思うようになりました。
んで、先月に魁をゲットして使っているわけですが、魁も「どこに行っても魁だらけ」と言われていたし「(使っている人が多すぎて)使いたくない」っていう声も聞いた。
はて?そんなに魁を使っている人っていたっけな?と私は思ったのです。
見た目の問題が大きいのかもしれません。
DIは先角に特徴がありますんで、遠目からでもDIだと分かる。
けど魁はパッと見だと分からないじゃないですか。
自然と目に入ってくるようなことは無く、「あの人は何を使っているのかな」と注目してみないと気付かない。
今で言えば、BK Rushなんかは、注目しなくてもすぐに気付くブレイクキューですね(笑)
一目で分かるデザインってのは多いように感じられる。魁にはそれがない。なので、そんなに多く感じないのかなと。
そんなことを思った後、注目しつつ魁ユーザーを探ってみたのですが、やっぱりそこまで多いとは感じませんでした。
たぶん、DIが出た頃の爆発的普及が記憶に残っているせいもあるんだと思います。
当時はまだブレイクキューの選択肢が少なかったですし、ブレイク専用キューを持っていない人もまだ多かった。だからDIのシェアは実際問題高かったんじゃないかな??
それと比べると、魁は、、、、どうなんだろ?
2本目
DIプロシャフトが発売された直後、景品でDIプロシャフトをゲットするもそれまでパワーブレイクを所持したことがなく合わせるバットがなかったため、中古でバットだけを購入。
しかしどうもそのバットにはパワーが無く、しっくり来なかったために、滅多に使用せず。
5年ほど前だったか、ブレイクキューを破壊したI氏が次のブレイクキューを買うまでの繋ぎとして、パワーブレイクを貸し出し。その後返却。
そして先月、またしてもブレイクキューを破壊したI氏が次のブレイクキューを買うまでの繋ぎとしてパワーブレイクを貸し出し。現在も貸し出し中。
んで、5年前に貸した時も今回貸した時にしてもそうなんですが、どうもI氏には合っているらしい。
私は上手く扱えず、当たった時にしてもいまいちパワーを感じられずシックリこなかったのだけれど、私のパワーブレイクを使っている時のI氏はかなり安定したブレイクをしている。
本人もそう思っていたらしく、おニューのブレイクキューはパワーブレイクDIプロにしたそうな。
私が貸していたのは、最初期のパワーブレイクのバット+DIプロシャフト。
I氏が新規購入(と言っても中古だそうだけど)したのは、DIプロが標準装備されたパワーブレイク。
シャフトは一緒だけれどもバットが私が貸している物よりも新しいので「パワーがあるはず!」と私は言ってたんですけどね。
試し撞きしたI氏が言うには、確かに新しく買ったやつの方がパワーはあるのだがそのぶん暴れやすいし、かつ私が貸しているやつの方が振りやすくて、当たりのアベレージが高いんだとか。
結果、私が貸しているパワーブレイクが一番しっくり来るとか。せっかく新しいの買ったのにw
私には合わなかった物がI氏には合う。合う合わないは人それぞれとは良く言ったもんです。
私は私で魁をゲットしたので、I氏に貸しているバットは必要なく、I氏に「使いたいなら使ってていいよ」と連絡。
ただ、DIプロシャフトは返してもらいたい。魁につけて使ってみたいのだ。
なんせ今までパワーの無いバットしか持っていなかったため「シャフトは良い気がするんだけど、バットが駄目なもんだから全体ではイマイチ」という感想しか持てなかったのであります。
けども、きっけー氏のDIプロやaizwキュンのDIプロを借りて使った時は、良い手ごたえがあった。
もしかしたらDI2よりもDIプロの方が合うかもしれないって思っているので、I氏よ。シャフトだけは早く返してくれたまえー!
(と下書きした後に、きっけー氏のDIプロを借りて、魁のバットに装着して撞いてみるも、あんまりシックリこず、興味薄れ気味w)
話が前後しますが、I氏が新しく買ったパワーブレイクのインプレッションを連絡してくるよりも先に、唐突にボウラードのスコアが送られてきました。
見るに、ストライクが並んでて中々の高得点。しかし5フレまでしか計算されてない。
I氏「久しぶり過ぎて、計算方法が分からなくなっちゃいました」とかなんとか。計算しろって話か!!
オープンフレームは1度もなく、ストライクが並ぶ中、8フレにG−スペアという勿体ないミスが。
私「どうせブレイクスクラッチしたんでしょ!」
I氏「ブレイク場外しました(;´∀`)」
は!?
で、そこから話がパワーブレイクのインプレッションに移ったので、なるほどなるほど。分かりましたよ。
私「パワーブレイクの試し撞きをしながらボウラードやったのか!」
I氏「同時進行しちゃいましたw」
I氏にしてはやけにボウラードの点数が高いと思ったのだけれど、そういうことか。
I氏は、昔は私が良く「Mr.29km」なんて馬鹿にしていたくらい、何をやっても29kmしか出ない男です。手打ちだろうが体を動かしてみようが、何をやっても30kmを越えられないっていう。
その反面、手打ちで29kmを出せるという強みはある。コントロールブレイクはかなり上手い。
強く撞こうっていう色気さえ出さなければ、毎回手球をピタッピタッと止めての29kmブレイクが出来るので、確かにあのブレイクであればボウラードも普通にこなせそうだなと思った。
8フレのブレイク場外はきっと色気を出したのでしょうw
また話が戻りますが、I氏が新規購入したパワーブレイクより私が貸したパワーブレイクの方が合うと感じた理由の1つがグリップにあるそうな。
私が貸したのはゴムグリップ。I氏が買ったのはノーラップ。
「ゴムラップのほうが、ギュッと出来てキュッておさえやすい感じでした」
と芦〇愛菜ちゃんみたいなことを言い出すI氏。
どうやらI氏のグリップの好みも私と一緒らしい。私が貸したパワーブレイクには、市販の中では一番グリップ力があると思っているグリップゴムを巻いております。
私もI氏と同じくゴムグリップがシックリ来るのだけれど、新たにゲットしたパワーブレイクはノーラップ。
昔ノーラップを使っていた時期も長くありましたので、手汗問題さえなければ普通に使えます。ここのところ暖かくなってきて、私の冬季限定手汗問題も終息のもよう。ノーラップでも問題なくなってきた。
で、話変わるんですけど、関東オープンを観に行った時に、まず目についた魁ユーザーがアリソンフィッシャーでした。
普段から魁なんですかね?それとも日本に来たついでに買った??
アリソンフィッシャーのイメージと「魁」っていうイメージがミスマッチで、なんだかおもしろかったです(笑)
それとこの人
えっと、魁でしたよね?あんまりハッキリ見てなかったw
ま、魁だったかどうかは重要ではなく、ブレイクですよブレイク。この人のブレイク。
動画では度々見ていたし、以前に1度生でも見たことあったんですけど、じっくり見たのは今回が初めて。
すんごいシンプルな撞き方じゃないですか。これといって大きなアクションが無い。
でもしっかり割れているわけで、まず気になったのが「スピードはどれくらい出てるんだろ」ってこと。
で測ってみたわけですが、35〜6km。ブレイクが強くて上手い選手は皆これくらいですね。
この撞き方で35〜6kmですよ。ボーニングと同じくらい。
ボーニングも大概「強くなさそうな撞き方なのに強いのが凄い」なんて言われてますけど、それ以上じゃないですか。
横からだと分からなかったので、真後ろにも回り込んで見てみました(動画はないです。すんません)
なにを確認したかと言えば、体や腕の捻転っぷり。
ボーニングなんかは横から見るとあまり分かりませんが、前後から見るとかなり捻転させているのが分かります。
一方のイグナシオ氏。腕の振りにも特徴一切見られず。
真っすぐ引いて真っ直ぐ出しているだけにしか見えん!!
なんでや!それでなんでそんなに強いの!!
って話になって「腕力じゃない?」とかいうつまらない結論に達するという(笑)
イグナシオの特徴はと言えば、以前にB.D.さんでも取り上げられていましたが、キューを放り投げるようなストロークですよね。
この動画でも、最初握っていた位置から拳2つ分くらい後ろにズレているのが分かると思います。あとちょっとでスッポ抜けちゃいますねw
私、大昔にTプロが「以前は投げるようなストロークしてて今よりブレイクが強かったのだけれど、本当に投げてしまってからやめた」って言ったのを聞いて、私も投げるようなストロークを試してみたんです。
Tプロと全く同じ道を進みまして、かなりいい感じだったんですけど、ある時本当に投げてしまって封印するというw
また、プレイの方もB級の半ばくらいまでは、誰の真似をしたわけでもなく自然に投げる(というか滑らせる)ようなストロークをしてました。
けど、糸巻だったから滑らせられたのであって、ゴムグリップやノーラップだと、当時と同じストロークしてもたぶん滑らない。
イグナシオはノーラップですからね。
投げるだの滑らせるだの表現は一緒でも、全く別のストロークなんだろうなと。
どうやってんだろ??
だいぶ気になってこの間久しぶりに投げるイメージでブレイクしてみたら、またしても本当に投げてしまいました。
レールブリッジでのブレイクと違って平撞きはブリッジでもキューを押さえてますから、大惨事には至りませんでしたが(笑)