鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

ちさい

3本立てです。長いです



1本目



「勝負に負けて試合に負けた」という迷言を過去に何度も繰り出している情けないプレイヤー、わたくし鈴木です。こんにちは。





先月、きっけー氏とI氏が地上最強B級戦に出るというので、予定が空いていた午前の時間を使って両者の1回戦だけ観戦してきました。


予め「応援がいると力が出るタイプ?見られてると気が散るタイプ?」と聞いておきましたw 前者だというので応援に行った。


私なんかは完全に後者ですからねww 来ないで欲しいタイプ。



近年の地上最強B級戦はタイムスケジュール制のようですが、たまたま2人が近い時間の回転で同じフロア(会場は2フロア)だったので、一緒に見られました。


私はB級の頃にはローカルな公式戦にしか出たことがなかったので、地上最強B級戦に出たことは無く。誰かの応援に行った記憶もないので、恐らく初めての地上最強B級戦の会場入りだったと思います。


2時間足らずの滞在でしたが、思ったことがあったことをいくつか。


まず服装。


ドレスコードは一切なく、完全に自由なんだそう。


日頃の私はどちらかというとドレスコードには反対で「撞きやすい好きな格好で撞かせろー!」って思ってる方なんですが、「朝起きて、そのまんまの格好で来ました」みたいな人が結構いて「さすがにそれは、、、」と思ってしまいましたとさ(;´∀`)



2つ目。毒吐こうと思ったんですが、やめます。


3つ目。別の毒吐こうと思ったんだけど、やっぱりやめます。


4つ目。ノビシロを考える。


B級の公式戦なわけですから、当然出場者はBC級なわけでノビシロがたっぷりあるはずのプレイヤーなわけですけども「あの人は、練習していったら今後どんどん上手くなりそうだなー」「パッと見、普通にA級だわー」って人と「あの人はすぐに行き詰りそう。。。」って人とがいました。


あくまでも、フォームやストロークなどから判断した、技術的なノビシロの話ですけどね。


ここに球歴が入ってくると、また話は変わるんですよ。


たとえば「あの人は上手くなりそう」って思った人が、凄く長い球歴だったとしたら。「そんだけセンスがあるのに、その歴でその程度の実力か、、、」ってなりますからね。


フォームやストロークとはまた別のところに問題があるってことになりますな。


ま、センス云々の話は不毛なのでこの辺で。。。


後に予定がつかえていたので1回転分しか試合を見ませんでしたが、今回は270人強の参加者がいたとか。


私が球を始めるちょぃ前はもっと多かったんでしたっけ?


それが近年だいぶ数を減らしてしまっていたけれど、また盛り返してきたってところでしょうか。


なんにせよ、運営の方がアナウンスで何度も言っておりました。今日中に試合を終わらせたいので、スムースな試合進行にご協力くださいって。


そりゃ、いくら4先のシングルと言えど、BC戦だと長引く時は長引いてしまうだろうし、270人だし。結局終わったのは何時だったんでしょうかね?


私は無理だなぁ。丸一日を費やしてまで勝ちたいっていう気持ちは持続しないわ。。。絶対途中で「もう帰りたい」とか思い始めちゃう。


上位入賞者は腕前はもちろん、気力と体力も無いと駄目ですね。



さて。肝心のきっけー氏とI氏ですが、まずI氏はあっさり負けました。


相手選手のことを私は知っていて、良い球を撞く人だとは知ってたんで、I氏が負けてしまったのは仕方が無いかなと思うんですけどね。


I氏も「相手が上手かったから負けた」と満足顔。


確かにね。勝てる相手に下手な球撞いて負けるよりかは、実力負けした方がスッキリはしますけどね。


「悔いはない」「満足」とか言ってちゃ今後がないぞと。少しは悔しく思わないとね。



それと気になったのは練習中のテンポと試合中のテンポの差です。


最近、月に1回くらいI氏と球を撞いているのですが、昔に比べてしっかり頭を使って真面目に撞くようになったのは良いのですが、極端すぎて遅撞きになってしまっています。


I氏は昔からそうで、何事も極端でした。「中間」「普通」「良い塩梅」ってのがなくて、両極端しか出来ないっていう。本人も「普通が一番難しい!」とか言ってるし。



組み立ても「ほとんど考えない」か「考え過ぎる」のどっちかしかなく、それに伴って撞くテンポも「適当がゆえの速撞き」から「超遅撞き」になってしまうという。


この間撞いた時なんぞは、I氏の撞くのが遅いがために、9ボールで1ラック平均10分くらいかかりましたからね。さすがに遅すぎる。


I氏にその点を指摘すると「今は練習なので」「本番はもっと早く撞きます」と言う。


で、本番の地上最強B級戦。


確かに早かったです。適当撞きと言われてしまうほどの早さではなく、適度なテンポだったと思います。本番だけを見ていたなら、それで良いと思えるテンポ。


ただなんせ、練習の時が遅撞きです。相対的にはだいぶテンポが違う。


練習で遅く本番で早くってのが最悪だと思うんですよ。


常に一定のテンポでってのがベストかとは思いますが、それは中々難しい。やるとしたら「本番では練習よりは多少ジックリ時間をかける」くらいが良いと思っています。速撞きのセンスがある人はまた別かもしれませんが。


プレッシャーのせいで頭の回転が鈍っている時は、普段より少し時間をかけてやっと普段通りの思考が出来ますし。


また、プレッシャーのせいで気持ちが逸って(はやって)しまっている時は、撞き急ぎがちですよね。「練習の時よりもジックリ」のつもりで撞いて、やっと練習の時と同じくらいのテンポになるって場合もあると思います。



なんにせよ、もし本番で早く撞きたいんだったら、本番前にテンポ調整のための練習は必須でしょう。


けどI氏はそれをやってない。練習ではじっくり時間をかけて撞き、本番では早めのテンポで撞く。


そりゃぁ、体と頭がついて行かなくて当たり前です。練習の時のような球は撞けませんよ。


練習の時よりも早くなってしまうのはNGというお話でした。



続きまして、きっけー氏。


私が見ていたのは1回戦だけでしたが、特に文句をつける所は無かったと思います。


オープニングマスワリから始まって、あわや2連マスかと思いきや、充分に行ける配置でシュートミスしていましたので、その点がツッコミどころといえばそうですけども、まぁB級がオープニング2連マスするってのもどうかと思いますしね。。。



私は観戦した後に、きっけー氏の自宅近くで昼過ぎから開催される酒のイベントに参加する予定だったのですが、きっけー氏は「一緒に帰ることになるかも(1〜2回戦で敗退するかも)」と情けないことを言っておりました。実際には、日が沈むころまでは勝ち残っていたもよう。


負けた対戦では、ヒルヒルになって勝利目前まで行くも、7番かなんかでスクラッチして終わってしまったそう。


そうして負けた相手は、その後「W-1、W-0、W-1」という楽勝モードで勝ち進み準優勝したそうな。


なので、その相手をヒルヒルまで追い詰めたきっけー氏は「決勝相当」との本人談。


今はファイナル進出者は公認A級ですから、きっけー氏が負けた相手はA級になったということですね。


そして、自称「決勝相当」のきっけー氏もA級ってことじゃん?


と煽ってみるも、全く食いついてこない。



きっけー氏はですね。決勝を撞いていてもおかしくない実力はあると思うんです。


問題はですね。やる気なw


最近の私のきっけー氏評が「技術A級、知識B級、やる気C級」です。



私と全く同じですが、途中で球を撞くのが面倒になって「もう帰りたい」とか思っていたらしいし。


逐一「こんなショットをしたら、観客が盛り上がった」とか、周りを気にしているし(まぁ、ある意味プロ向きのメンタルとも言えるかもしれませんが)


「絶対に勝ってやる!」っていうハングリー精神がないんですよねぇ。自分が満足すればそれで良くて、結果の良し悪しは満足するか否かにさして影響しないっていう。



あ。私と全く一緒だわ。



なんにせよ、きっけー氏には事あるごとに「Aで良いんじゃない?」と煽ってみているし、きっけー氏の方から「A?」って聞かれることもある。


そのくせ躊躇しまくるキッケー氏。


昨日なんか「自己申告ってなんだよ」「なんで自分で決めなきゃいけないんだよ」とか、男らしくないこと言い出しましたよw



・自己申告である
・A級になってしまうと、今までハンデを貰っていたA級とノーハンデでやらなくてはいけない



きっけー氏の場合は、この辺に躊躇する理由があるもよう。


また球談義のテッパンネタであるクラス分けについて色々書いてみているのですが、なんせ上のクラスに上がろうとしない理由って人によって様々で、その原因も様々なものですから、1回で書ききれるネタじゃないんですよね。


たまーに小出しにして行こうかと思っています(笑)




2本目




私、食べるのが好きです。


誰かと何かを食べに行く予定が、結構先まで高密度で入っています。


行けなくなったとしたら同行者に申し訳ないし、自分も悲しい。


なので体調管理に気をつけるわけです。


人として、社会人としてではなく、ビリヤードプレイヤーとしてでもなく、体調管理に最も気を遣うのは食い道楽としてです(笑)


風邪などの体調不良を起こさないというのはもちろん、胃腸の調子も整えておかなくてはいけません。


今まで失敗した経験が1〜2回程度しかないので「案外、体調管理上手いな」とか思っている私です。体調管理が上手いというより、単に体が強いだけかもしれませんが。


ただまぁ、失敗してしまった時のリスクがそんなに高いわけじゃないです。


一方で、ライブに臨むアーティストですとか、大きな大会(それこそオリンピックのような)に臨むアスリートですとかは、体調を崩そうものなら大変なことになるわけじゃないですか。


名声、金銭、今までの努力。色んなものを失う。


大変だなーと思うし、当日にバチッと体調を合わせてくる彼らを見てスゲーなー、プロだなーっていつも思ってるんですけども。


彼らの場合、リスクは非常に高いけれど、体調管理を求められる頻度はそんなに高くないわけです。


もちろん、あまりに頻繁に体調を崩していたら問題ありですけど、最高のコンディションで臨まなければいけない場面はそんなに多いわけではない。


私が気になってんのは、超人気の飲食店の大将達なんですよ。


うちの近所にもありますけど、何年も先まで予約が埋まっているような店があるわけで。


定休日なんせせいぜい週に1〜2日。店の看板たる大将の顔でもっているような店も多く、休むことは許されない。何年も先まで。ってか、引退するまでかもしれない。


あの人たちって、どんな体調管理してんだ?って。



と、こんな体調の話なんかをしましたのもですね。私の友人に、やたらタイミング悪く体調を崩す人がいるからです。


毎日毎日顔をあわせているような人であれば、体調不良で脱落していく様子を見る回数が多くても不思議ではないんですけども。


月に1回、またはそれ以下くらいの頻度でしか顔を会わせないのに、やれ風邪だ、インフルエンザだ胃腸炎だと、私との予定の直前に体調を崩すことの多いこと。


相手次第では「仮病なんじゃないか」と疑ってしまうレベルですが、そういう人ではないので実際に体調を崩しているんでしょうが、だからこそなおのこと困る。「相性が悪いんじゃないか」と友達付き合いを考え直してしまいます。「たまたま」にしては回数が多いですからねぇ。


最近はそうでもないですが、学生の頃はI氏なんかもそうで、一緒に球を撞いては私の運気を異様に吸い取って奴はフロックを出しまくるし。一緒に遊びに行く時となると雨はおろか雪まで降らせるし。


「普段はこんなにフロック出さないんです!」「俺は晴れ男です!」と言い張るI氏。


まぁもしかしたら本当にそうなのかもしれませんが、だとしたら相性が悪いってこった!!



っていうか私が疫病神?





3本目


試合で結果を出そうとした時、本番まであと1年って時と後1か月って時と後1週間って時と翌日!って時じゃ、やるべきことは違いますよね。また当日の「これから試合!」って時もまた違う。


1年前だったら色々試して成長をすることが出来るけれど、翌日となったら今さら技術的な伸びは望めませんから、持っている力を最大限に発揮出来るような調整が主になることでしょう。


んで、日頃ビリヤードに接していて、またオリンピックを見ていて思いましたのは、ビリヤードってその持てる力を最大限に発揮するための調整ってのが疎かにされがちだよなーってこと。


もちろん、オリンピックアスリート達と比べたら資本が違いますんで出来ることに差は出ますけども、出来る範囲内の事もあんまりやってなくないですか?


睡眠の事とか食事の事とか、体のほぐし方であるですとか。


そういうことに気を遣っていると、逆に馬鹿にされることすらあるわけですよ。


「そんなことしたって、下手なやつは勝てない」とか「そんなことしなくたって、上手い人は勝つ」とか「そんなことよりビリヤードの練習をしろ」とか。


まーあれですよね。マイナー競技だなぁって感じ。


中には、そういうことが大事だとは思うけど「ビリヤードに対して、そこまでやる気はしない」っていう人もいますけど。。。


確かに、ビリヤードだけやってればいい生活じゃありませんから、日々の球撞きで毎回そんなことはやってられないでしょうけど、試合の前くらいはやった方が良いんじゃ?


私は過去に何度も書いた通り、JPAで全く勝てなかった時期に少しでも足掻こうとして体調管理その他を徹底したため、ある程度の調整方法が確立されています。


ただ、それがベストだとは思わないんで専門家の知識が欲しいなと思う。



私なんかは「こういうことをしたせいで良い球が撞けなかったんじゃ!?」とすぐに思ってしまいます。


話をしやすくするために例を挙げるとすれば、分かりやすいんで「睡眠不足」にでもしましょう。


「睡眠不足のせいで集中出来ずに、良い球が撞けなかった!」と感じたとします。


そのまんまにしてたらただの言い訳で終わってしまいますので、本当に睡眠不足が悪影響を与えていたのか否か、後々探っていくわけです。


本当に睡眠不足だと良い球が撞けないのかどうか。本当だとしたらどれくらい寝れば良いのだろうかなどなど。


一方で「睡眠不足は関係ない」「これが実力」みたいなことを言う人もいますよね。


表ではそう言っているけど、裏では「睡眠不足がたたったな」「次回からは気を付けよう」とか思っていれば、言い訳をしない姿勢が格好いいってことになるかもしれません。


が、本音で「睡眠不足は関係ない」って思ってて、次回からも睡眠不足で集中力に欠けた球を撞いてたら、、、、


馬鹿じゃないですか。


なーんか、結構そういう人多い気がするんですよね。


言い訳しないのが格好いいとか、ポジティブなことを口にするや良しみたいな思想に基づいて、原因考察を怠るっていう。



私は昔から「言い訳はするが原因考察もする」のが自分の良いところだって言ってますw


不言不実行よりかは有言実行の方がマシじゃないですか?



有言か不言かのとこばっかり気にしてて、実行か不実行かという肝心なところを疎かにしている人がどうも多い気がする。