鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

精神衛生を保つ

3本立て



1本目


たまに一人練習で14-1をやることがあります。


大体は「そういう気分になったから」っていう、特に深い理由もなく始めます。


あとは、マイブレイクキューを持ってきていない時なんかは9や10をやる気が起きないので、14-1をやることが多いです。



はたまた、反響が良くてブレイク音がやたら響く店の時なんかはハードブレイクするのが周りの人に申し訳なくなって14-1をやることがありますし。


隣の台で初々しいカップルがビリヤードをしている時なんかも、隣でドカーンとハードブレイクして雰囲気ブチ壊すのが申し訳ないので、大人しく14-1やりますしw


何かと気を遣って生きている、わたくし鈴木です。


でも、14-1の練習というより、14-1っぽいことやりながらのビリヤード練習でしかないです。


なんせ、未だに14-1のルールもスコアの付け方もうろ覚えだし、対人経験が数えられるほどしかないし、セオリーもほとんど知らないし。


そんな中、昨年のとある日、何度目かのBOSSに教わりながらの14-1をやりまして、今回でやっとスコアの付け方は覚えたと思います。たぶん。


(それからもう数か月。忘れかけ、、、)



んで、その時の14-1は楽しくて、またやりたいと思って。


数日後のきっけー氏との球撞きで14-1をやるも、全く面白くないの。



・ちゃんと集中出来るだけのシチュエーションが整っている

・慣れたコンディション(渋台不可!w)

・アベレージ以上には撞けている





という条件が揃わないと駄目だなって思いました。


9とか10とかはゲームに慣れてますんで、集中力だとかコンディションだとか調子だとかはある程度自分で合わせて行けますけど、14-1は不慣れすぎて、14-1というゲームをやることで精いっぱい。他のことに気を回している余裕がない!!W


9とか10とかは何かというとブレイクとシュートのゲームじゃないですか。だから渋台でも良いと思うんですよ(限度ってもんはありますが)


でも14-1は組み立てを楽しむゲームっていう気がするんで、シュートに関してはある程度アバウトでも済むような甘台の方が楽しい気がする。



9や10にしても、何度か例に出してますけど、都内某所の激渋な華台を持つ店のハウストーナメントにて、フィリピンプレイヤー達が甘台で撞く時と渋台で撞く時と全く別種の球を撞いておりました。


甘台の時は単純にランアウトを量産。渋台の時はセーフティー中心のスタイル。


切り替えてどっちでも勝ちに繋げられちゃうんだから凄いよなって話なんですけども。


皆様は、どっちの方を楽しいって思いますか?ランアウト量産ってのとセーフティー戦ってのと。


私は言うまでもなく、自分でやるのも観戦するのも攻撃型の方が良いですw


でもたぶん、セーフティー戦が好きって人も多いと思うんですよね。


渋台も甘台も、どっちも需要あるんだろうなー。




2本目



ポケットの甘いとか渋いとかいう話をすると、逐一「どっからが甘くて、どっからが渋いのか」とかいうどうでも良い話をしてくる人がいて面倒なので、仮にボール2個分の甘台と1.5個分の激渋台の比較としましょう。


たぶん、どんだけシュート力に自信がある猛者であっても、甘台で撞いている時と激渋台で撞いている時とじゃ、全く同じ組み立て方は出来ないと思います。


激渋台となると入れに集中しなくてはいけなくなるため、出しに妥協したイレイチ気味なショットが増えるし、セーフティーも増えることでしょう。


世界のトッププロでも、甘台で撞いている時は、結構ポケットいっぱいに使って入れてくることが多いです。


それは、そこまで入れに集中する必要が無いからでしょう。その分を手球コントロールに割いたり、単純に集中力を温存したりするんでしょうね。



甘い台でしか撞いたことが無い人が渋台で撞くとなると、普段通りに撞いてしまって「入らない!」「入らない!!」「全然入らない!!!」ってことになって、段々と全てのショットがチビり撞きになってしまいぶっ壊れる、、、、ってことになりがちだと思います。


逆に、渋台の怖さを充分に知っているけれど、テーブルの特性を瞬時に把握して撞き分けられるほどの上手さが無い私くらいのレベルのプレイヤーとなると、甘台でも渋台であるかのように撞いてしまうことがあります。


ポケットがどの程度受けてくれるのか分からない。だからド真ん中を狙いに行く。渋台であるかのように撞いてしまう。


なので出しは妥協しがちで、ストロークもチビりがちで、集中力も無駄に使ってしまうっていう。


甘台であるのに渋台であるかのように撞いてしまった結果、甘台でしか撞いたことがないからこそ甘台での撞き方を知り尽くしているような下級者に負けてしまうってことは少なくないです。



こんなネタを書きましたのも、とあるB級プレイヤーの球を見ていて「リスクを知らない球を撞くなー」と思ったからです。


甘台で撞いている限りは良いのだけれど、ポケットがちょっとでも渋くなったら全く成功しなくなるであろうショットを選択する場面が非常に多い。


また、ショット成功率も甘台で撞いていることが前提になっているので、A級以上の面々が「難しい」と思っている球に対してもやたらと自信満々。


けど、その人は日頃甘台でしか撞かないから、それで良いんでしょうねぇ。


「そんなショット、渋台じゃ通用しないよ」って言っても「渋台で撞かないからいいんですぅ」って言われて終わりです。



甘台でしか通用しないようなプレイスタイルであろうと、甘台でしか撞かないんだったらそれで良いんですもんね。


トーナメントプレイヤーの方々は渋台で撞かざるを得ないことは多いでしょうし。


私みたいに「色んな店で色んな人と撞いてみたい」という欲求があるプレイヤーも、渋台で撞かざるを得ない場面は多いです。


けど、限られた台で遊びで撞いているだけでビリヤードを楽しめるって人なら、何も渋台対応は考えなくても良く、その方が精神衛生の上では良いのかもしれん。



甘さ渋さだけじゃなくて、ラシャの転がり、クッションの跳ね方、台間の広さ狭さ、台の高さ低さ、その他諸々、色々と対応しなくてはいけないテーブルコンディションってものがあるわけですが「苦手な台では撞かなきゃ良いだけ」って人は、あんまり上達は臨めないでしょうけど、ストレスは溜まらなくて楽しそうだ。





3本目


いつぞやネットで見かけた話題なんですけども。


たとえば休みの日の19時から飲み会の予定が入ったとして。


「飲み会が19時からだから、朝から夕方までは暇なわけだから別の予定を入れられるね」っていう予定の立て方をする人が信じられないっていう話でした。


投稿者は、19時から飲み会となったら、その日は一日その飲み会という予定に向けてのコンディション作りをしなくてはならず、1日の予定はその飲み会だけにしたいのだとか。


そしてその投稿に対して、賛同する声も多く、、、、


余計なお世話かもしれませんが「人生勿体ない!」って思った私です。


私なんぞは「時間が空いている」というだけで、予定をボンボン入れちゃう。しばしば「休息の時間というものを全く考えていなかった」と、グッタリしながら後悔していることも。。w 「体力が資本!」とか言いながら、日々体力と金をすり減らしている私です。


そんな私が信じられないのが、毎週のように週末に公式戦に出て行く方々。


土日が休みの完全週休二日制だとして、常に定時であがれるとして、それでも週末となれば疲れも溜まってますでしょう?


現実には残業もあるだろうし、休日出勤もあるだろうし。


それでいて、よく毎週末試合に出ていけるなと。



私はそう思っているのに、毎週末試合に出ているトーナメントプレイヤーの方から「鈴木君、よくそんなに予定を詰め込めるね」とか言われるってんだから、見解の不一致が(笑)



結局のところ、その予定の内容が「どれくらい望んでいるものか」なんでしょうかね。


楽しいものなら、多少疲れていようが行くし。


あまり気のりしないものだと、体がダルく感じるし、行ってみてからも体力削られるし。



私にとって試合は楽しみでもありつつ、やはり気負いますし気合いを入れて行かねばならない場なので疲れる。


一方でトーナメントプレイヤーの方々は、試合の場こそストレス発散できる場ってことなのかな?


後はまぁ、単純に慣れってのもあるんでしょうけども。


私は体力はある方だと思うけど、球体力(キュウタイリョクではない)は無いなぁ。