鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

伝達

3本立て

 

1本目


つい最近同じようなネタを載せましたけど、昔は頑なに「用語は正確に使うべし!!」って思っていました。


シュートアウトは、しっかり世界標準であるプッシュアウトと言うべきだし。


ビリヤードのインパクトの動作は「撞く」であるし。


1マスのことは「1ラック」と言うべきであって、1セットや1ゲームではないし。


その他諸々、用語の使い方に関して自分に厳しく人にも厳しくな態度を取っていたんですが、近年は非常にどうでも良くなってますw


「通じりゃ良いんだ、通じれば」って思ってる。


昔はなんで頑なだったかと言えば、たぶん単に玄人ぶりたかったんでしょうね。「俺はちゃんと使ってるぞ!」って。そういう態度こそ子供っぽくて素人っぽいんですけどね。


そうそう。玄人ぶりたかったと言えば、9ボールのラックで即死する部分のボールってありますでしょう。9番ボールの両脇のボール。


あれって一般的には「ウィングのボール」って言われると思います。


昔の私は、ウィングのボールという言い方が広く使われていると知っていたのに「コーナーボール」と言いたがっていました。


今の私の疑問はと言えば「コーナーボール」という言い方があるのかどうかです。


私がなんでコーナーボールと言っていたかと申しますと、何かの試合映像だったかレクチャービデオだったかで、ニックバーナーが「コーナーボール」と言っていたような気がしたからです。


「ニックバーナーが言っていた」という記憶だけあって、他には何も覚えていないので確認のしようが無いです。


単なる勘違いか、私が英語を聞き取れていなかったか、全く別のボールのことをコーナーボールと言っていたか、それとも本当にウィングのボールのことをコーナーボールと言っていたか。


全く分からん。


外国人もウィングって言ってますしねぇ。


ウィングのボールって、言葉の由来はそのまんま翼なんでしょうけど、誰が言い出したんですかね?

 


さて。ブログネタを書くために調べ物をしていたら、「ラック」の言い方が統一されてたことを知りました。


っていうネタを下書きしたのが結構前で、一体どこで統一されたという記述を見かけたんだったかすっかり忘れてしまっていたのですが、見つけました。ビリヲカさんでした。


ラック :用語集 - ビリヤード・ウォーカー ビリヲカ

 

2017年から統一されたらしいですが、私は全く存じあげませんで。


公式戦に出ている方々は、普通に知っていたのかな。


なんで去年だったんでしょうね。長年働きかけていて、やっと実現した?それとも昨年やっと重い腰を上げた?


なんにせよ、公式戦では統一の流れになったようですが、ハウストーナメントだとまだ全然バラバラだし(というか、公式戦での呼び方が統一されたってのは、どれくらいの人が知っているんだろう?)平場だとなおさらです。


お店のオーナーや店長がトーナメントプレイヤーであったり公式戦に精通しているような人である店であれば、比較的対応は早いんじゃないでしょうか。お店の常連さんにトーナメントプレイヤーが多い店も早そうですね。


けど、そうじゃなかったらどうだろう。


ビリヤード場って、閉鎖的な店は凄く閉鎖的じゃないですか。公式戦に出るような人は少なく(場合によっては全くいない店も)他店に行くことも無く、ビリヤード情報サイトを見ることもないような店員や常連が集う店ってのは少なからずある。


そういう店の人達にまで情報がいきわたるまでに、どれだけ時間がかかるのだろうかと、私はしばしば注目しています(笑)


まー、遅いでしょうね。年単位ですよ。


セルフラックが一般的になった時にしたって、数年くらいかかった店もあるんじゃないですか?


ってか、今でも相手ラックでやっている風景を見ることはあるな。あれは伝わり切っていないというか、個々人の趣向な気がするけど。

 

以上までを下書きしてパソコンの中で眠らせている間に公式戦に何回か出てきたわけですが、試合説明で普通に「5セット先取」って言ってたなぁ。公式戦でも全然統一されてないぞ。


なんせビリヲカさんの記述でしか見ていないのでなんとも言えないんですが、一部の公式戦で統一されたっていうだけ?それとも統一するぞって話になったけど伝わってないの?

 

 

2本目


私はしばしば「目標が低いなら低いで、それはその人なりの楽しみ方である」と言っております。


「上手くなりたいんです!!」「A級になりたい!!」とか言ってんのに全然練習しないとか、上級者のアドバイスを聞き入れないとか、好きなことしかやらないとか、あまりにも質の低い練習をしているとかだったらツッコミを入れます。


けど「楽しく撞ければそれでいいです~」って人だったら、別に何をやってても良いと思う。


言ってることとやってることが違うとツッコミを入れますが、人それぞれのビリヤードへの接し方に関してはツッコミを入れる所ではないのであります。


そんなことを思うのも、私自身に志の低い趣味があるからかもしれません。


週に1回30分のレッスンを受けて、それ以外には週1回1時間程度の練習しかしていない趣味があります。


なんとこの間、そのレッスンに通っている教室から15年通っている生徒だけがもらえるっていうゴールド会員証を貰ってしまったw


ビリヤードとほぼほぼ同じ歴があるわけですが、腕前的にはBと言えるかどうか、、、っていうくらいです。C上かB下か、くらいの感じ。


週に1回1時間程度なんていう接し方だと、たとえレッスンを受けながら長い歴を積んでも、この程度しか上手くなれないってのを身をもって証明していますね(笑)


まぁまぁまぁ、私はそういう楽しみ方で良いと思っているし、先生も私のスタンスを分かってくださっているので何を言われるわけでもありません。先生とは酒という共通の趣味があるもんだから、レッスン外でも仲良くさせてもらっていますw


以前に1度、先生が怪我をされて急遽代理の先生がいらっしゃったことがありました。


代理の先生、最初のうちは優しく教えてくださっていたのですが、私の歴を聞いたら呆れた表情になって、「それならもうちょっと」と途端に厳しくなりました。


「長い歴があるにもかかわらず、この程度なのか」と思ったのでしょうね。

 

さて。ビリヤードに話が移ります。


この間とあるプロがレッスンをしていたのですが、生徒さんを褒めておりました。成長した、上達したと。


それと同時に「以前、歴を聞いた時は『えっ』って思いましたからね」とプロ。


恐らく、その時のプロの表情は、私の歴を聞いた代理の先生と同じだったんじゃないでしょうか。「その歴でその腕前?」っていう。

 

「歴」という表現は曖昧だとはよく言われますよね。


始めてからの年数を「歴」と数えるにしても、その間の濃さが人によって全然違う。


毎日10時間以上も撞くような人がいれば、週に1時間とかそれ以下だとか言う人もいて。


歴が同じでも腕前は全く別物になるから「歴」で括るのはやめてほしいってな話がしばしば出てきます。


私もその気持ちは分かります。歴が長くなってきて、段々と自分の歴を言いたくなくなってきましたからww


理由は「そんだけ歴が長くてその程度?」って思われるのが嫌だから。


最初は「結構撞きますね」って思ってくれた人でも、歴を聞いたら「そんだけ歴あるなら、じゃぁ普通だな」「むしろ下手だな」と思っちゃうかもしれない。

 

他の方々も「歴は長いけれど、頻度はこの程度で、、、」とか「歴は長いけれど、途中にブランクがあるので実質これくらいで、、、」とか、一生懸命に言い訳するじゃないですか(笑)


努力をしている自覚があるなら、もうちょぃ開き直っちゃえば良いのになって思ってます。


「歴のわりには上手くなっていない」という自覚があるから色々言い訳しちゃうのでしょう。


上手くなれれば解決するわけですが、そう簡単には上手くなれないし、練習の時間も充分に取れないし。。。。ってのは仕方ないと思うんです。出来る限りの努力をしているのに上手くなり切れないのは仕方が無いと思う。

 

一方、たまーにいるんですよ。


「歴は長いですけど、あんま真面目に撞いてこなかったんでww」とか言い訳して、ふざけた球ばかり撞いて周りを不快にさせる人とか。


はたまた、単に自分が努力していないだけなのに「歴なんてものはうんぬんかんぬん」と言い訳して「上手くないのは自分のせいじゃないよ」と言い訳する人とか、、、

 

真面目に撞けや!

 

長い歴の中で一生懸命に努力をしたけど上手くなりきれない人と、歴は長いけど全然努力してこなかったから下手な人じゃ、評価は全く異なりますよねぇ。


度々「センスと努力、どっちを推すかが人によって分かれる」なんて話をしてますけど、真面目に撞かないから上手くなっていない人たちはきっとセンス推しなんでしょうね。


「歴は長いけど下手なのは、真面目にやってないから」「真面目にやればそりゃもっと上手くなってるよ」「センスがないわけじゃないよ」って言いたいんでしょうねぇ。


そういう根性無しな時点でセンスが無いってことだと思うんですけど。。。

 

 

3本目


プレイヤーとして「試合に出るぞ!」と意気込んで出るわけではなく、自分が運営する側で運営ついでに一応プレイヤーとしても出るだとか、人付き合いのために出るだとか、顔見せついでに出るだとか、真剣味が低い状態で試合に出ることが度々あります。


球に対して真面目で、負けず嫌いの度合いが高い人たちってのは、どんなシチュエーションでも本気なのかもしれませんが、なんせこの私です。気を抜きまくっていることがしょっちゅう。


気を抜いている時ってのは準備を怠ります。ビリヤードの調子もあまり合わせようとしていないし、体調管理も怠っているし。


そうなると試合当日は当然のようにあまり良い状態ではないわけですが、最初からさしてやる気がないので、冴えない球を撞いて序盤であっさり負けてしまっても特に悔いはないのであります。そう。序盤で負けたのなら。


何故だかやる気がなくて準備を怠った時に限って抽選の妙だったり、普段ならあっさり負けてしまうような相手が絶不調に陥っていたり、私自身がラッキーを連発したりして、勝ち進めてしまうのであります。


で、勝ち進むと「あれ!だったらもっと上目指したいわ」「優勝も見えてんじゃん!」って思い始めるわけですが、しかしやはり準備不足。最終的には「ちゃんと準備してれば勝てたのにーー!!」みたいな負け方をして悔いが残るっていう。


じゃぁ、万端の準備をして臨んだらどうかとなると、そうしたら抽選のせいでいきなりキツイ相手に当たったり、相手がバチバチな球撞いたり、自分の運が無かったり相手がラッキーを連発したりとかしてアッサリ負けるっていう。

 

結論。世の中上手くいかない。

 


一応、真面目プレイヤー向けの建前の結論も述べておきましょう。


抽選や相手のレベルや運不運に左右されないくらい、腕を磨け!