鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

プラシーボ

3本立て

 

 

1本目

 

私は昔から「球を撞くなら半袖が良い」と言い続けております。許されるものなら上半身裸がベストですけどw 出来る限り体に余計なものをまとわりつかせたくない。


最近、SA様を始め多くのトップアマから「出来ることなら半袖で撞きたい」「ビリヤードは半袖でしょう!!」という意見を聞き、上手い人の中にも自分と同意見な人が少なくないと知って安心しております。


そんなこんなで、今回の東日本埼玉、ドレスコードが「襟つきシャツ」だけでしたので、半袖ポロシャツで行ったんですよ。

 

大失敗

 

日頃私が足を運ぶ店の中に、冬場に寒い店ってないです。強いていえばサンビリかな。大箱なだけに空調の効きにムラがあって、寒いところは寒い。


その他の店はどこも半袖でも問題なく球が撞ける。中には半袖でさえ暑すぎて頭がクラクラする店があるくらい。


また、2週間前に出た東日本千葉でも、外は寒かったけれど会場内は適温でした。


ところがですね。今回の東日本埼玉、私の会場は自遊空間久喜店だったんですけど、大変に寒くてですね。。。。


何故半袖で行ってしまったのか。慣れない店に行くときは、念のために長袖も持っていくべきだなというのが今回の反省点です。


1試合目。私は震えておりました。


緊張のせいだと思ったんです。群馬の時も千葉の時も1回戦が一番緊張していて、一番震えてた。


ただ、「今回は震えが大きいなぁ」「なんでだろうか」と考えて、色々推測をしていたのです。


2回戦。震えが止まりません。群馬や千葉の時は2回戦にはもう落ち着いておりました。何故今回は2回戦でなお震えているのか。また理由を色々推測していたのですが、相手の方が球を撞いているのを椅子に座って眺めている時に気づいたです。


この震えは寒さゆえの震えである。


そう。待ってる時もずっと震えている私。これは緊張とかじゃない。寒いだけだ!


「吊り橋効果」ってあるじゃないですか。つり橋を渡る時の高揚感や恐怖心から来るドキドキを恋愛のドキドキと勘違いして一緒にいる異性に好意を持ってしまう、みたいなやつ。


私はどうやら、それの寒さバージョンをやってしまったようです。


寒さゆえにガタガタ震えているのを「緊張のせいで自分は震えている」と勘違いをし、さらに緊張してしまうという悪循環です。


もちろん、緊張ゆえの震えもあったんだと思います。しかし、寒さゆえの震えも加わっていて、それを勘違いしたせいで緊張感が倍加してしまっていたんじゃなかろうか。


夏場の渋谷CUEは冷房が効き過ぎて寒いってのは良く言われますよね。夏に寒いだなんて思いもせずCUEの試合に出て痛い目にあった人ってのもいるんじゃないでしょうか。


初めての試合会場って思わぬ落とし穴があったりするもんです。


もし来年も東日本埼玉に出ることになって会場が久喜になったら長袖を持っていこうと思っています。今の時点では。


年に1回のことって、大抵忘れてるんですよね。。。。


ってか、冬場の試合はどこに行くにしても念のために長袖を持っていけってことか。

 

 

2本目


千葉の時、オシボリに関する反省をしました。


オシボリが見当たらず、手汗が気になっても拭く手段がなくて、キューが滑ってしまってのミスを2回ほどやらかしてしまった。


「自前のオシボリを持っていくべきだな」と反省をし、今回の埼玉では手を拭く用とキューを拭く用の2枚を持って行ったんですよ。


けど、今回はフッツーに分かりやすくオシボリがあったので、準備が無駄になりましたw


こうして油断して次の試合で持っていかないと痛い目見るかもしれないから、以降もちゃんと持っていこうとは思っております。


で、たぶん私の球歴の中で最もオシボリを多用した日になりました。


相手が撞き終わって私の撞き順が来た時に、席を立つ前にサッとオシボリで手を拭いてから行く。毎回です。


また「滑りの原因は汗ではなく、汗のついた手で顔や腕などに触ってしまって皮脂がつくことによる」ってことで、待っている最中にたまに腕や顔をオシボリで拭いて、万が一顔や腕を触ってしまっても皮脂がつきづらいようにしておきました。


そうしましたら、滑り止めを使わずとも球が撞けました。なんとかなるもんですね。


ただ今回の試合は9ボール。私的に手汗が最も気になるのは平撞きブレイクをする時なので、10ボールの試合に出たらどうなるだろう。それはやってみないと分からないなぁ。


そういや、試合の数日前に、ツイッターのフォロワーさんから100円ショップで扱っている滑り止めをお勧めされて早速買ったんですが、試合に持っていくのを忘れてしまいました。


今度練習で使ってみよーっと。

 

 

 

3本目


東日本群馬に出た時のこと。


吹き抜けで2フロア分の高さがある店でしたので天井が高く、音があまり響かない環境だったにも関わらず、「ん!?今どこかから凄いブレイクの音がした!!」と気になって見てしまうくらいのブレイクをしている方がいらっしゃいました。


シートを使ったセルフラックの9ボール。大半の人が抑えたブレイクをする中、1人だけ異質。


あまりに凄いもんだから、こっそりスピードを測らせてもらったりも(笑)


そんな方と埼玉では同じ予選会場になり、あろうことか対戦するっていう。

 


ブレイクやばい

 


ワールドクラスというか、ワールドクラスのプレイヤーでもあんだけの安定したハードブレイクは出来ないと思う。


フルブレイクした時に何kmくらい出せるのかは分かりません。平場の球は存じ上げませんので。


試合ですから、恐らく多少抑え目に撞いているんだと思います。手球をコントロールできる範囲内で撞いているのだと思われます。実際、手球コントロールを失することはほとんどなく、周りのコントロールブレイカーよりよっぽど手球が安定している。


それでいて40kmです。あれはヤバイ。


私は大人になりましたねぇ。相手が強く撞けば撞くほど、こっちは抑えて撞くっていうww


センスのない人間が張り合って強く撞いたらロクなことにならんってのを歴の中で何度も痛感させられておりますゆえ。


なんにせよ、あんだけのすさまじいブレイクを間近で見させられちゃうと「俺ブレイク凄いんだぜー」とか「あの人、ブレイク凄いよ」みたいな話を聞いても「私が対戦したあの人ほどじゃないでしょ?」って思っちゃいますね、これからは(笑)