鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

的球を撞く

 

1911文字

 

1本目

 

もはや記憶が無いですが、球を始めたばかりの頃に誰かしらから「的球は撞いてはいけない(ただしバンキングの時は除く)」と教わり、初心者だった私は「そういうものである」と何も疑問に思うことなく刷り込まれたんだと思います。

 

後年、ちょくちょく「的球は撞いちゃいけないって言われますけど、なんでなんですかね?」という疑問を口にする人であったり、的球を撞いてはいけないというマナー自体を知らない人であったりに出くわしました。そうして私も「常識として刷り込まれていたけど、そういえばなんでなんだろうか」と疑問に思い、尋ねました。

 

とあるオーナーさんによれば「手球は手球1個で購入することができるが、的球は1つでも交換に迫られたら1セット全て変えなきゃいけないから」だそう。

 

その1人のオーナーさんからの意見しか聞いたことがないですが、私は納得したのでそこで調査終了ですww

 

そのオーナーさん。客には「的球を撞くな」と言うのに、自分では練習の時に良く的球を撞いてるw ボールの摩耗具合に神経質で結構頻繁にボールを買い替えるオーナーさんなので自分で自分の首を絞めているだけな気がしますが、「自分で撞く分には、度を越えずにセーブできるから」ってことなのかな。



先日は「漫喫では事情が違いそうだな」と思う出来事がありました。

 

ビリヤードに深い拘りがない漫喫のような店舗は、ボールが傷つこうが摩耗しようが、そうそう買い替えない。マナーを知らない人が的球をガンガンに撞いても店は特に損をしない。どうせ買い替えないから。損をするのは、傷ついたボールを使わなくてはいけない常連さん達なんですよね。

 

漫喫ではマイ手球を持ってくる人が多いです。中には的球も含めてフルセットでマイボールを持参する人もいる。

 

フルセットを持参するなら店のボールが傷ついていようが何していようが関係ないでしょうが、16個のボールを持ち歩くのはさすがにしんどいですからねぇ。

 

自分の球撞き環境を守るためにも、店の備品を雑に扱う客には一言物申したくなるでしょうな。



2本目

 

 

「ビリヤードを通じてコミュニケーションを取るのが好き」「ビリヤードはコミュニケーションツール」だとかなんとか昔から言っている私ですが、今もあまり気持ちは変わっていません。「真剣勝負をしたい!」という気持ちは少ない。

 

相手がOKしてくれるなら、初対面の相手とでも逆手対決は楽しめそう。

 

逆手は逆手なだけに、自分に設けているハードルが低い。下手な球を撞いても「だって逆手だから」で話を終えられるので気にならない。

 

下手で当たり前だった初心者の頃を思い出せる感じかもしれませんw

 

お互いにショボいミスを繰り返しながらも、ミスをしたことが気にならず楽しめる。それが出来たら楽しそう。

 

右手(本来の撞き手)では自分に設けているハードルが高い。「これくらいの球は撞きたい。撞かなくてはいけない」というハードルがある。

 

「体の調子が悪いんだから、良い球が撞けなくても仕方がない」と自分に対して言い訳し切れるんだったら良いんですけど、できません。結局は、求めるハードルを飛び越えられないと精神衛生が崩れる。初対面の相手だったりすると「こんな下手くそな自分が相手にとっての第一印象になってしまう」という気負いまで生まれる。良い球が撞けていない時はコミュニケーションを楽しめない。

 

周りの目を気にし過ぎというか、無駄にプライドが高すぎというか。精神面で色々改善しなきゃならんことがあるとは自覚していても、簡単に直せることではありませんなぁ。



3本目

 

しばらく撞いてなかった時って、球休み明けは不安ですよね。「しばらく撞いてなかったけど、大丈夫かな?」ってなるのが普通ですよね。

 

私も大抵いつも不安になるんですけど、しばしば全然撞いていないくせに自信満々なことがあるんです。「撞いてないけどイメージ良いわ」「いけるいける」という全く根拠のない自信を持っていることがある。

 

撞いてないから自信がない時と、撞いてないのに自信がある時と。その差はどっからやってくるんだろう?と疑問に思っています。



ちなみに、根拠のない自信を持っていた時に実際にいい球が撞けるかどうかは50:50ですw ただただ根拠のない自信だけがあって、実際にはボロボロな球を撞くってことも多いです。

 

本当の意味での根拠のない自信なのだ。