鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

個人競技に不向き?

 

2346文字

 

1本目

 

私は幼少期から高校時代にかけて、習い事やら部活やらで団体競技も個人競技も色々とやってきました。その中で、個人種目と団体種目とどっちが自分に向いているかとは、特に考えたことがなかったです。

 

大学に入って以降はビリヤード一辺倒。基本は個人、時々ペアマッチやら店舗対抗戦やらJPAやらでチーム戦もやりました。

 

ビリヤードを通じて思ったことは、「良いメンツが揃った時は団体戦はとにかく楽しい。メンツが悪かった時は団体戦は苦痛でしかない。個人でやっている分には安定」ということ。

 

一番楽しいのは「最高のメンツとチーム戦」ですが、メンツが悪いと最低にもなる。振れ幅が大きい。

 

メンツによるところが大きすぎるので、基本は個人で楽しんでいたほうが気楽だと考えております。



さて。子供の頃も今も「団体競技に向かない」と自称する人も他称される人も見かけます。その理由はやはり「協調性に欠ける」というのが大きいんじゃないでしょうか。我が強すぎたりマイペース過ぎたりして、チームに馴染めない。そういう人は個人種目の方が良いですわな。

 

思えば、その逆の「個人競技には向かない」とされる人に会ったことがなかったようです。この間「個人競技には向かない」と自称する人に会ったんですけど、そういう人に会うのは初めてだった気がします。

 

いざ出会ってみたら「個人競技に向かない理由とは?」と謎に思いました。

 

「団体競技向き。個人競技には不向き」

 

こういう人ってのは、どういうタイプの人間なんだろうか?



2本目

 

きっけー氏やI氏を槍玉にあげて「『できたことがある』を『できる!』と言い張るのやめろ!」という話を度々書いてまいりました。

 

ある日流れてきた、塾経営者のポスト(ツイート)によれば

 

  • 99%成功するのに、1%の失敗で自信をなくしてしまう人
  • 1%しか成功しないのに、その1%で「いつでもできる!」と自信満々になってしまう人

 

こういう人は勉強に不自由するそうな。分かる話だと思いました。



ビリヤードという趣味においては、全責任が本人1人にある時は自滅するだけですからいいわけですよ。人に迷惑はかけない。1%しかできないことを「できる!!」と思い込んで自滅していても、周りに迷惑はかけない。

 

試合に出て成功率1/100のショットを選択してミスしたって、本人が痛いだけですからね。

 

けども、ペアマッチであったりJPAのようなチーム戦であったりまで根拠のない自信や不安を発揮されると人に迷惑をかけますよね。自滅するなら1人でしていてくれ、、、って思いますわな^^;



この話を書こうと思ったキッカケは、私が迷惑をかけられそうになったというだけですw



某「我々2人なら、こういうショットができるはず!やるぞ!!」

 

私「できるわけねーだろ!!!!!!」

 



練習でだって1/10くらいしか成功しないであろうショットを、大勢の前でやらされそうになりましたからね、、、やめろ。。。。

 

 

3本目

 

この間、ほぼ初対戦(2回目なのだけれど、約10年ぶり2回目なので初みたいなもんだし、実際向こうは私のことを覚えていなかった)の方と対戦をし、非常にグダグダな球を撞いてしまいました。

 

その原因を考察してみますと、「テーブルコンディションが難しかった」「タップを信用できなかった」などもあるのですが、恐らく一番の原因が「自分があまりにも太かった」でした。

 

私のシュートミス後の残しが毎回毎回あまりにも渋かったのです。もちろん、アンセなんぞ考えたわけではなく、ナチュラルなセーフティー。

 

ありがちだと思いますが、申し訳ない申し訳ないと思えば思うほど、ますます渋く残るんですよね。

 

親しい相手だったら「うはははは!ラッキー!」とか言ってりゃ良いんですけど、初対戦の相手だと私のメンタルはどんどん削られていく。

 

あまりにフロックセーフティーが酷すぎて、あまりにメンタルやられすぎて、何も入らなくなってしまった(;´∀`)



私も長く球を撞いてますんで、フロックを出しても割り切って淡々と次を撞くメンタルはある程度は鍛えられています。しかし「ある程度」です。あまりに酷いと無理。

 

久々でした。フロックの出し過ぎでメンタルをやられてしまったのは^^;

 

その1週間ほど後、今度は親しい相手との対戦でフロックを出しまくりました。これもやはり申しわけ無さはあるんですけど、メンタルをやられるようなことにはならない。ガッツポーズをして終わりですww



フロックは、ここぞという時の1〜2球程度が良いです。それなら申し訳ないと思いつつも、メンタルを病むことなく勝ちに繋げられる。

 

あまりにも多すぎるフロックはメンタルやられて負けに繋がるだけなんで、ラッキーじゃなくてアンラッキーですよ。メンタルやられてショボい球撞いて負けて、さらには相手から「フロックの多いやつ」と思われ、外野からは「フロック出しまくっておきながら負けるやつ」と思われるのだから、一切良いことがありません。

 

「フロックを出されて負けるのはもちろん嫌」「フロックを出しても、私はメンタルを病むだけ」という二重の意味で、フロックは嫌。出すのも出されるのも嫌。



「フロックは良くない」という趣旨の話をすると、必ずと言っていいほど「相手にフロックを出されて負けて言い訳してるだけだろw」と言ってくる人が登場します。

 

違います。出しても出されても嫌なんです。あなたとは違うんです。

 

賭け球についての「勝てば良いんだよ。負けるから嫌なんでしょ?w」ってのと全く一緒なんですよね。耳にタコができるほど言われましたけど、勝っても負けても嫌なんです。精神構造が根本的に違う。

 

フロックを出されたら嫌、出したら嬉しい。賭け球で負けるのは嫌、勝つのは嬉しい。そんな単純な話ではない。どちらの立場になっても嫌なのです。