鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

マスクは卑怯?

 

1本目

 

「顔が怖い」って言われる人、いますよね。

 

男性の場合、顔が怖いと言われるのは元々の人相が悪い人でしょう。「犯罪者顔」とか「職質顔」とか「人を殺してそうな顔」とか、酷い言われようですねw

 

一方で「撞いている時の顔が怖い」と言われるのは女性が多い気がします。

 

そう言われる女性プレイヤーの撞いている時の表情は確かに怖いっちゃ怖いんですけど、同じような表情で撞いている男性プレイヤーはいくらでもいるわけでして、なぜ女性ばかりが言われるのか。

 

「女性はニコニコしているべき」とか「押し黙っている女性は怖い」とかいう男性の心理が関係してんじゃないの?とか思ってますw



さて。今回ネタにしたいのは「ドヤ顔」です。

 

球を撞いている時の表情がドヤっているようなニヤけているような、そういう表情の人っていませんか?

 

この間も近くのテーブルで撞いていた2人のプレイヤー(別々のテーブルのプレイヤー)が終始ドヤ顔をして球を撞いていて、「何をドヤってんだよ」と私は思ってしまったのですが、恐らく当人はドヤっているつもりはなくて「無表情のつもり」なんでしょうね。

 

「感情を表に出さない」「無表情で撞く」を意識した時に変な力が顔に入ってドヤ顔になってしまう人っていますし、日頃からデフォの表情がドヤっているように見える人もいるしw

 

そういった全く無表情には見えない無表情のつもりプレイヤーを見ると、私はつい笑ってしまって集中が切れてしまう。ドヤ顔プレイヤーよりかは怖い顔のプレイヤーのほうがマシだなぁ。

 

私自身はといえば百面相です。コロコロ表情が変わります。

 

それが格好悪くて恥ずかしいので、マスクがあるのは助かる。




2本目

 

昨年、Twitterで見かけた屁理屈を槍玉に挙げて「屁理屈オブザイヤー2022」とか言っておりました私。そのネタを載せた時点ではただのノミネート作だったんですが、その後特に他に候補が出てこなかったのでそのまんま大賞に輝きました。

 

さて。今年ですが、これを下書きしている3月下旬の時点で既に2つノミネート作品が登場しております。そのうちの1つを本日のネタに。



まずはおさらいから。

 

ここ3年のコロナ禍にてマスクが広く浸透しましたが、コロナ禍以前から私は花粉症のシーズンであったりインフルエンザのシーズンであったりにマスクをしておりました。

 

私が予防のためのマスクをするようになったのはSARSが流行した頃からだったと思うので、20年前から。私のビリヤード歴丸々、マスクと共に歩んできているようです。この慣れが、このコロナ禍では功を奏したような気もします。

 

10年ほど前には、マスクをしたままJPAに出てみたことも何度か。メリット・デメリットをそれぞれ幾つか感じましたが、メリットの1つが「表情を隠せる」でした。

 

当時の私にとって、JPAはもっともメンタル的に追い込まれる場。余裕が全く無い。表情も百面相。それが恥ずかしかった。マスクをすることで表情を隠すことができ、そのおかげで落ち着いて球を撞けたものであります。

 

その一方でデメリットも。当時は「その辺で売っているリーズナブルなマスクで、耳が痛くならないやつ」くらいの適当さでマスクを選んでおりましたゆえ、「マスクをして球を撞くと視界に違和感を覚える」という欠点があり、表情を隠せるメリットと視界に違和感が出るデメリットを天秤にかけ、マスクをしないことの方が多かったです。

 

(今は視界に違和感の出ないマスクを選び出したので、デメリットが特にありません)

 

当時はマスクをして球を撞いている人なんてのはほぼ皆無。それこそ本当に体調不良な人くらい。「球屋に来るなよ」って私はよく怒っていた気がw

 

そんな中、とあるプロがマスクをしたまま試合に出ていた。私はなんせ私自身がマスクをして球を撞くことがあり「表情を隠せるというメリットがある」と感じておりましたゆえ、「プロがマスクをして撞くのは、どうなんだ?」という疑問を持ちました。

 

どうやらJPBAでは特別な理由がない限りはマスク着用不可ということだそう。当該プロは気管支が弱いそうで「特別な理由」に該当するということでした。



時は流れ、世の情勢は反転し、マスクをするのが当たり前になりました。今はルール上は任意ということになりまして、している人としていない人とに分かれていますよね。

 

マスクをする人もしない人も、それぞれに何かしらの持論があると思います。

 

 私が苦笑してしまったのは、とあるノーマスクプレイヤーが発した「マスクは表情を隠せる」「マスクをしている人は卑怯なんですよ(だから俺はマスクをしない)」というセリフを聞いた時でした。



だったら、マスクすりゃいいじゃんwww




どちらか一方の選手だけにマスク着用が許されているというのであれば「卑怯」という物言いも通用するでしょうけど、任意です。両選手ともマスクをしてもしなくても良いわけですから、マスクしている人が有利になると思うなら、自分もすりゃいいだけ。

 

確かに「マスクをすることで表情を隠せる」というのはメリットだと思います。しかし、現状では誰もが自らの意思で選択し、享受することが出来るメリット。メリットとして大きいと思うなら、選択すればいいだけ。

 

その人がマスクをしない理由の本音がなんなのかは知りませんけど、きっとあまり説得力のない理由なんでしょうね。だから無理やり建前を作り出して自己正当化しようとして、こういうとんでもない屁理屈を言い出してしまうのでしょう。

 

もしかしたら、言葉選びが悪かっただけなのかもしれませんけどね。「両者表情を見せ、お互いにお互いの腹を探り合いながら勝負をするのがビリヤードだと思っている。だから俺は表情を見せるためにマスクをしないし、相手にもしてほしくない」という主張ならば筋は通っている。

 

けど「マスクは表情を隠せる。だからマスクをする人は卑怯!」とだけ言われたら「なんじゃその屁理屈は」ということになりまして、屁理屈オブ・ザ・イヤー2023にノミネートされました。

 

ただ、もう1つのノミネート作がまた強烈なので、このマスクの件での大賞受賞は可能性低いかな、、、