ミスをした時の舌打ちとかキュードンとかはマナー違反と言われますが、私は「ぎゃー!」とか「ひえっ」とか口にしたり、妙なリアクションをしたりすることが多々あるんですけど、苦笑はされど「マナーが悪い」と言われたことは無いです。
— 鈴木さんちの鈴木Ⓐ (@billiblo) 2022年7月21日
差はなんなんだろ。
舌打ちとかキュードンとかは単純に「音がうるさい」ってのがありますけども、「ひえっ」とか「えっ!」とか声に出してしまうのも音のボリューム的には同じようなもの。なのに舌打ちやキュードンばかりが「マナーが悪い」と言われるのはなんでだろ?と思いました。
「感情を隠せず、表に出してしまっている」という点でも一緒ですよね。「こんなミスをするだなんて!」と、言い訳がましく見えてしまうってのも一緒だと思います。
じゃぁなんで舌打ちは駄目で「えっ!」はOKなんだろ?(OKではないですけどねw 「マナーが悪い」とは言われない)
「怒り」という感情と「驚き・戸惑い」という感情の差なんでしょうかね?でもじゃぁ、なんで怒りは駄目なんだ??
と、考えれば考えるほどわからなくなってきましたw
「当たり前じゃん」って言われそうな話ですよね。私も「当たり前」と思うんですが、その当たり前を論理的に説明することが出来ないです。言葉に出来ない。
(プレイヤーでそんな人はいないでしょうけど、「えっ」とか「ひえ!」とかでも、あまりに声がでかいとか、耳障りな金切り声だとかなれば「マナーが悪い」と言われそうですね)
少し話が変わります。
上のツイートについて話をしていた時、「舌打ちやキュードンを『格好いい』と思っているやつ、いるよね」という話が出ました。
「不良格好いい」みたいな感じで、怒りという感情は男らしくて格好いい!みたいに思っている人は確かにいる。
こんなツイートもしました。
B級の頃に各所のハウスで度々見かけた人。勝負に物凄く熱く、熱すぎてマナーが異常に悪い。相手を怒鳴りつけるとかザラ。
— 鈴木さんちの鈴木Ⓐ (@billiblo) 2022年7月20日
そんな人のことを「あの熱さが好き」とか言っていたA級さんもいたけど、勝負に熱いからってマナーの悪さが許される道理はないよなぁと思ったっけ。
ブログで度々書いている話です。
これに関してもやはり、普通の人からしたら「マナーが悪い!」としか思えないような言動を「雄々しくて格好いい!」と評価する人がいる。
治安の悪い地域に行くとオラついている人がたくさんいて、しかもそれを「格好いい!」と評価する人もいたりするわけじゃないですか。ビリヤード業界内にもそういう人がいるってことですわな。
育ちが悪いってことで。
またさらに舌打ち繋がりで話が変わります。
舌打ちをする大半の人は無意識だと思います。舌打ちをしている自覚がなく、指摘をすれば直してくれる人達だと思う。
他方でどうやら意識的に舌打ちを直そうとしていない人もいるっぽいです。「舌打ちはマナー違反である」と分かっているし、自分が舌打ちをしている自覚もある。けれど直そうとしない人達がいる。
理由として聞いたことがあるのは、まず「威嚇のため」です。舌打ちをすることで萎縮するような相手もいるだろうし、「マナーが悪い!」とイラつく人もいるでしょう。どちらにせよメンタルが崩れる。それを狙っている人がいるもよう。
また「メンタルコントロールの一環である」とする人も。
ミスをした時のフラストレーションは、溜め込むのではなく発散してしまったほうが良いとされます。私の場合はそれが「ひえっ!」とかオーバーリアクションだったりするわけですが、舌打ちによって発散できるという人もいるもよう。
たとえ舌打ちがマナー違反とされようとも、「自分は舌打ちによってメンタルを立て直せるのだから、止める気はない」と考えているらしい。
「メリットがあり、デメリットは『マナーが悪いと思われる』くらいしかない。マナーが悪いと思われることは、自分にとってはなんのデメリットにもならない」と考えているような生粋の輩がいるわけで。。。
人間、なかなか分かりあえるもんではございませんな。
こういう人達がいて、こういう人達が舌打ちをするから、「舌打ち=悪」というイメージになるのかもしれませんね(;´∀`)