昨日の続きです。これも繰り返し書いているネタです。
繰り返し書いているネタであるという自覚はありましたが、よもや下書きフォルダの中に全く同じ趣旨のネタがあるとは思いませんでした。数か月前に書いていたらしい。数か月前に書いたネタがブログに載るよりも早く、全く同じネタを書こうと思い立つような同種のキッカケに出会った。それくらい私の中では頻繁に考えさせられる話なんですけども。。。
Break Speed(以下BS)というアプリがありますよね。ブレイクのスピードが測れる画期的なアプリであります。
最近全くネタにしていないので古くからの読者様くらいしか覚えていないかもしれませんが、私はBSが世に出るまではスピードガンを使ってブレイクの速度を計測していました。自前でスピードガンを購入して測っていたわけであります。
スピードガンのデメリットは
- 1人では計測出来ない
- 計測者がスピードガンの使用に慣れているか否かで、数値が結構変わってしまう
というものがありました。
1はやはり結構大きいです。なんせ私がスピードを測りたい時ってのは「新しく試している撞き方でどれくらい出ているのかチェックしたい」とか「幾つかの撞き方の中で、どれが一番強く撞けるのかを確かめたい」とか、そういう時なわけです。
練習中の全然仕上がっていないブレイク。かつ、何回も繰り返し測りたい。
そんなん、誰かに長時間ずっと付き合ってもらうのは申し訳ないですし、私の方も人に見られているから落ち着かない。
1人で自由に測れるようになったので、BSはまことにありがたい存在であります。
デメリットの2について。
スピードガンも使い慣れていない人が計測者になると、かなりの誤差が出ます。立ち位置やスピードガンを向ける角度など次第で、1割くらいは平気で数値が変わってくる。30kmのブレイクだとしたら3~4kmは数値が変わる。これはちょっといただけません。
「高い精度は必要ない」「アバウトで良い」と言っている私ですが、小数点以下までピタリと正確に測れる必要はないという意味合いであり、誤差は5%以内には抑えてほしいです。1割は許容範囲外。
かつ、使い慣れていない人が計測すると最大1割ほどの誤差が出るっていうのは、一応はちゃんと手球のスピードが測れていた場合の話です。
スピードガンを向ける位置が本当におかしいと、手球のスピードではなくキューのスピードを測ってしまうことがあります。また、誤って的球のスピードを測ってしまうこともある。
そうしたミスをしますと、実際には30kmのブレイクなのに22kmとか表示されることがあれば、40kmと表示されることもあります。
ここで問題になってくるのが、計測者及び周りの人にブレイクを見る目が無かった場合です。
ブレイクを見る目があれば実際の強さと大きくかけ離れた数値が表示されたら「計測ミスだ」「もう1回測ろう」という話になるわけですが、見る目がない人だけがその場にいると「22kmしか出てないww」とか「40km出たーーー!!」とかいうことになってしまう。30kmが正しいのに。
結局のところ、スピードガンでの計測には誰かしらちゃんとブレイクの知識があってスピードガンを使い慣れた人が立ち会う必要があったのであります。
さて。BSです。
私がガラケーからスマホに乗り換えた理由として大部分を占めていたのが「BSを使いたかったから」であるってくらい、魅力的なアプリでしたw
私だけじゃなかったです。周りのブレイク馬鹿さん達では結構多かったですよ。その理由でスマホに換えた人。
BSが出回り始めた当初の関心事はやはり、アプリの計測精度でした。
幸いなことに、私がスピードガンを持っていた。なので、検証をしてみたわけです。
スピードガンは1台しかありませんでしたが、BSは複数人が持っていたため、同時に複数台のスマホやタブレットでのBS&スピードガンで測定をし、数値を見比べてみました。
あまり細かいことは覚えていませんが、数値が完全一致することは無いけれど、1の位が2つズレることは無かったと記憶しています。スピードガンが32と表示している時にBSでは31.22と出てるとか。そういうことはいくらでもありましたけど、1割以上ズレることはなかった。私が許容できる5%以内には悠々収まっていました。
なので、BSの精度は充分であるという結論になりました。
で、昔っから気になっていたのがBSの普及率の低さ。「なんでみんなBSを使わないの?」って思い続けて、ある時アンケートを取りましたよね。去年でしたっけ?結構最近の話。
アンケートの結果、私の推測はどれも正しかったということが判明。
- そこまでブレイクに興味がない
- アプリへの課金に躊躇する(無料のアプリ以外は使う気が起きない)
- そもそも存在を知らなかった
これらがBSを使わない主な理由だそうな。
BSに関わる昔っからの疑問がもう1つ。しばしば「BSは信用ならない」という主張をする人に出会うのですが、それが謎であるということ。信用ならないと口にする人に出会ったのがこのネタを書くキッカケなわけですが、冒頭で書きました通り、そういう主張をする人に数か月に1回のペースで会ってる。。。
こっから先、だいぶ毒を吐きます。「BSは信用ならない」と思っている方。何を言われても反省出来る心を持っているか、何かしら正当な理由を持っている場合を除いては読まない方が賢明です。
上記した通り、スピードガンとBSを併用して検証した結果、私としては「充分に参考たになる」という結論になりました。なのに「信用ならない」という人に繰り返し出くわす。
直接聞く機会があった人には「なぜ信用できないと思うのか」と尋ねてみたんですけど(せいぜい4~5人ですけども)全員が全員「計測ミスを計測ミスと判断出来ない人達」でした。
BSをお使いの方は分かると思いますが、たまに計測ミスしますよね。
私は10ボールブレイクの練習をするようになってから、誤計測がかなり増えた気がしています。恐らくは手球が跳ねるがゆえの残響音が大きくて、変な音を拾っちゃうからでしょう。
アプリの説明では「テーブルの上に置け」って書いてありますけど、私としては直接テーブルの上に置くのではなく三脚の上にスマホを置いておくなどしておいた方が誤計測が減ると思っております。
なんにせよ、たまに全然違う数値が出る。
会心の当たりをして「今のは結構いい数値出たんじゃない!?」と見てみると13kmと出ててガックリ来ることがあるし。逆に、普通の当たりのブレイクをしただけなのに120kmとか表示されていて「アホか」って思うこともある。
さすがに120kmとか出たら誰でも気づくでしょうけど、実際には30kmのところを40kmなどと表示された時には気づかない人も多いらしい。
ですので、スピードガンの話と同じく「計測ミスを計測ミスと判断出来るだけの、ブレイクを見る目」が必要なわけです。BSを使うのにも。
30kmのブレイクを40kmと表示しちゃうのは「測定ミス」です。なのにそれを「精度が低い!!」と言い出すわけですよ。BSの精度低い説を唱える人はそういう人達という印象です。
正しく計測が出来た上で誤差が5kmも10kmもあったら「信用ならない」という話になっても納得ですが、そもそも正しく計測出来ていないんですよ。それはアプリの問題じゃなくて人の問題ね(;^ω^)
近年の私は老人たち(主に両親ですが)にパソコンやスマホの使い方を教える機会が多いんですけど、彼らはほんっとそろいもそろって機械の方に文句を言うんですよね。実際には自分が悪いのに(;・∀・)
「自分は悪くない」「なんだこれは!おかしいぞ!!」「何もしてないのにおかしくなった」みたいな。
BSの件も全く同じなんじゃないかと思うんです。使い方が分かっていないだけ。使いこなせていないだけ。アプリが悪いんじゃなくて、使っている人が悪い。
まだまだボヤキは明日に続く。。。。