キュースピードが一定以上の時と未満の時とでストロークが別物になるという前提で書かれたネタです。
「一定」ってのがどこなのかっていう話にもなりそうですが、そこはアバウトでお願いしますw
1本目
私の調子を
1:絶不調
2:不調
3:普通
4:好調
5:絶好調
という5段階で評価した場合の2(不調)の時にありがちなのが「転がす球は撞けるんだけど、キュースピードを上げたショットが撞けない」ってことです。
キュースピード控えめで、手球をコロコロ~~と転がしていくようなショットは不調時でもほぼイメージ通りに撞ける。一方で、ある程度以上強く撞かなきゃいけないショットが全然出来ない。そういう状態です。ここ半年はずっとそんな感じ。。。
そういう状態になる原因は単純でして「ストロークが不安定」「ストロークに自信がない」であります。
しばしばストロークに関して「人工」と「自然」なんていう話をしております。で、主に一定以上のキュースピードの場合には自然、一定未満のキュースピードの場合には人工なストロークをしている私。
不調で普段通りのストロークが出来ず、キューがどっからどこに向かって出るかが分からないっていう時でも、抑え目なキュースピードであれば微調整を加えながら「狙った撞点を狙ったキュースピードで真っすぐ撞く」が出来る。不調の時と普通以上の時とで、やることがあまり変わりません。
一方で、速いキュースピードだと微調整が追い付かない。速いキュースピードだと自然なストロークをする必要があり、人工的に手を加えることができません。そのため、ストロークの粗がそのまま出てしまう。
不調の時だと自然なストロークを選択できずに人工的なストロークしか出来ず、一定未満のキュースピードでコロコロっとした球を撞くしか出来なくなってしまうのです。
(絶不調の時は、人工的なストロークも出来ない。何もできない!)
調子が3(普通)以上になれば意識せずとも無意識にバチッと決まった自然なストロークが出来るので、キュースピードを上げて行っても問題がなくなります。
2(不調)の時にありがちであり苦笑してしまうのが、下級者から「上手い」と言われることであります。
普通以上の調子の場合はコロコロと転がすショットとバチっと撞くショットとを使い分けるのですが、不調の時はコロコロと転がすような球しか撞けないがためにコロコロ転がすしかない。それしか出来ないから、そうするしかない。必然的に、普通以上の調子の時よりも、コロコロさせることが増えます。
そんなコロコロと転がすような手球コントロールは上手く見えるらしい。
本人は「調子が悪ーい!」って思ってんのに「上手い!」って言われるチグハグな感じ。A級以上の皆様は、度々体験するんじゃないでしょうかね?(笑)
こっちとしては調子が悪いがゆえに騙し騙し撞いているのが、下級者からすると上手く見えるらしい。
配置に恵まれた時であれば、コロコロショットだけでもマスワリが出せることもある。時には連マスも出る。けど、こっちとしては「調子が悪い!」としか思えない。
コロコロだけでもマスワリが出来るような配置もあるから、初級者から「A級は調子が悪くても、A級なりの球を撞く」とかいう謎理論を吹っ掛けられるのかもしれません。
コロコロだけで取り切れるような配置だったら普段と成功率は大して変わらないですけど、バチッと撞かなきゃいけない配置になった瞬間に終わりやで。。。
2本目
この2本目のネタを下書きしていたのは何か月も前なので何か月も前の動画の話ですが、きっけー氏が動画で「キューが止まる直前くらいに、最もキュースピードが出る」みたいな話をしたらしい(動画は見ていないw)
当時その話が一部で話題になっていて嫉妬する私。
「その話、大昔にブログで書いたもんねーー!!(調べてみたら、2011年に実際に書いてた)」ってキッケー氏に言ったら「スポーツやってたら常識」と返されて泣いた私です。
「キュースピードは、フィニッシュの直前で最高速に達する」
私はビリヤードをやっていての体感(漠然としたイメージ)としてそう感じておりましたが、上手く言葉にすることは出来ませんで。
一方きっけー氏はゴルフの例を出しつつ「インパクトからフィニッシュまでは一瞬だから、そう感じる」と言う。
ここからは、その時のきっけー氏との会話をもとに私が考えていたことについてです。
1本目にて、コロコロショット用の人工的なストローク、バチッと撞く時ようの自然なストロークの2種類が私にはあると書きましたが、コロコロっと手球を転がすようなショットスピードで撞く場合は、フォロースルーの長さをほぼ全く意識していません。
一方で、バチッと撞く場合は「テイクバックの頂点からインパクトまでの距離:インパクトからフィニッシュまでの距離=2:1」くらいをイメージしていることが多いです。3:1とか、4:1とか、もっと偏ることもある。少なくともキュー出しの方を長くするというイメージは無いし、1:1のイメージも持ちません。
ただ、それはあくまでも脳内イメージの話でありまして、自撮りをしてみて客観的に見てみると1:1くらいになっていることがほとんどです。
ここでまず言いたいのは「見た目を1:1にすることが大事なのであって、脳内イメージは1:1では駄目なのではないだろうか」ということです。
キュースピードが遅めな場合は「1:1にしよう」と思えばほぼその通りに出来るんじゃないかと思いますが、速めな場合は「1:1にしよう」だとキューが余分に出てしまって1:1.5とかになってしまう人も多いんじゃないでしょうか。
1:1というのは結果であって、意識すべきことではない。大事なのは1:1という結果にするためにどういう意識を持つかです。見た目の結果を意識して、その通りの結果を出せるもんではない。それが出来たら天才です。
私の場合は2:1なり3:1をイメージした結果として、見た目的には1:1になるといった感じです。
で、「キュースピードは、フィニッシュの直前で最高速に達する」の話に戻りまして。
私は2:1とか3:1とかいう比率をイメージするので、ストロークの終盤にインパクトがあるイメージになります。
ですので、「インパクトからフィニッシュまでが近い」→「キュースピードの最高地点を迎えてからフィニッシュまではすぐ」→「キュースピードは、フィニッシュの直前で最高速に達する」というイメージになっているもようです。私の場合は。距離の面での感覚です。
(ストロークに関しての細かい話もあるのですが、割愛)
きっけー氏が言っていたのは時間でした。
テイクバックの頂点からインパクトまでとインパクトからフィニッシュまでが長さ的には1:1だとしても、それぞれにかかる時間が違う。テイクバックの頂点からインパクトまでは加速させていく必要があるので時間がかかるが、インパクトからフィニッシュまでは加速しきった状態からの終息なので一瞬で終わる、と。
なので時間的な感覚として「フィニッシュの直前が最高速になる」ということらしい。
もっといろいろ細かいこと書きたいんですけど、あまりに長くなるし、書いてもどうせ伝わらないだろうから割愛!
なんにせよ言いたかったのは、ある程度速く振る時は、結果的に1:1になるのが大事なのであって、1:1を意識することに固執してはいけないのではないかということでした(もちろん、1:1をイメージして1:1という結果に出来る人なら、なんの問題もございません)
結果を1:1にするために、脳内イメージを上手く調整しましょう、と。
私の場合は2:1とか3:1とかですが、人によっては1.5:1くらいかもしれないし、私とは逆に1:2なんてイメージを持つことで1:1になる人もいるのかもしれない。
脳内イメージと見た目は別物。
終わってみれば、しょっちゅう書いている「脳内イメージと実際の見た目とは乖離している」っていう、いつも通りのお題でしたね。