鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

過保護

 

1本目

 

なんせ今年はコロナ禍で球をあんまり撞いておりませぬゆえ、ビリヤードに関連した良い経験も悪い経験も少ないのですが、そんな2020年。中々頭から抜けていかないモヤッと案件が2つありまして、そのたった2つの出来事から膨大なボヤきネタが書きあがってしまいました。似たような毒舌ネタが断続的に出てくると思いますが、ご了承くださいませ。


この1本目のネタもその一部であります。

 

 

私は動物が好きなので、動物関連の動画であったりニュースであったりを見ることが多いのですが、過保護な人ってのが目につきます。ちょっとしたことですぐに「虐待だ!」と騒ぎだす人。


人間の親子関係でもたくさんいますよね。過保護な親。モンスターペアレントなんて言われるのもその類でしょう。


過保護って、「優しい」って言うんでしょうか??


動物や子供には異常なまでの優しさを見せるが、その他の人間に対して優しくないっていう。


そしてそもそも、過保護にすることが動物や子供にとっていいことなのか、優しさと言えるのかどうかも微妙ですしねぇ。。。


なんでこんな話をしているかって、最近ビリヤード界隈でもそんな人に出会ったからです。


ビリヤードを楽しんでくれている一般のお客さんや初心者プレイヤーに対して優しく接するってのは大事なことだと思います。しかしながら、件の人はその気持ちが過保護と言えるほどにまで達しているようで、中上級者に対してあまりにも厳しい。


一般人・初心者プレイヤーの扱いについて中上級者に対してあまりに厳しい物言いをするし、さらには当の一般人・初心者に対しても過保護すぎて、むしろ馬鹿にしてんじゃないかっていう。。。


「この人たちは何も出来なくて何も知らないんだから、優しくしなきゃダメ!」みたいな物言いをする人。優しいようでいて、馬鹿にしてますよね(;^ω^)


ビリヤードをやってて過保護について考えさせられるだなんて思ってもいなかったので、中々に衝撃的な出会いでした。

 

 

2本目


私は5-9が嫌いなのですが、5-9というゲーム自体が嫌いなわけじゃないです。


もし5-9を賭けないでやるのであれば。または「最下位がトップに一杯奢る」という程度のレートで行われるのであれば。私は5-9も楽しんでやります。


私が5-9を嫌いになった原因は、私が初級者だった頃の環境の影響だと思われます。


歳が近い人が身近にいなかったので、5-9をやる際は大抵目上が相手でした。


口パンチをされても、こちらは目上が相手では返せない。頑張って点を入れても、私が勝とうものなら怒られる。


ただただ一方的に口パンチを受けながら、負けることを強制される。こんなんで、どうやって5-9を楽しめというのでしょうかね。


賭け球じゃなかったのなら。または、歳が近く、軽口を叩き合えるような面々が相手だったのなら、もっと楽しめたんだと思います。


私の年齢が上がりまして、同世代どころか1回り下の子達と5-9をする機会も出来てきたわけですが、しかしやはり「賭け球」という点はネックです。


負けるのは嫌だが、お金がかかっておりますと勝つのも嫌。お金はトラブルの元です。勝っても負けても良いことなんて何1つありゃしません。


たとえ年齢や腕前の面では気を遣う必要が無い人たちが相手であっても、賭けているという点でどうしても気を遣ってしまう。「あの人大負けしてるから、ちょっと調整しなきゃな」とか考えてしまう。


でもそういう時に、全く空気を読まずに球を入れまくる奴とかいるわけじゃないですか。


こっちは調整しようとしてんのに、全く意に介さず点を取りまくる奴がいて、私だってマイナスにはなりたくないからある程度球は入れなきゃいけなくて、負けてる人はどんどん凹んでいってしまうっていう。


「そんなことを気にしているようじゃ、勝てませんよ」みたいに思う人もいるのでしょうが、某SA様も私と同じで「5-9は気を遣うから好きじゃない」「勝ちが1Kを越えてくると、申し訳なくなって調整しちゃうなぁ」と仰っておりましたゆえ、こういう事を気にするか否かはプレイヤーとしての素質の問題ではなく、人格の問題でありましょう。


もし賭けてやるんだったら、歳も腕前も近く、今日の勝者が明日の敗者になるようなシーソーゲームになるメンツでやりたいですし。


もし色んな年齢、色んな腕前、色んな価値観の人が混ざってやるんだったら賭けずにやりたいです。


色んな価値観の人が同じテーブルで撞くことになることが多いから「5-9は面倒くさい」という印象なのでありますな。価値観の近い人だけでやるんだったら、5-9というゲーム自体は好きですよ。


そんな私とは真逆の人がおります。「5-9というゲームが好きというより、色んな価値観を持った人達が一堂に会すのを見るのが楽しい」という理由で5-9の場が大好きっていう人。


こういうメンツで5-9をやったらどうなるんだろう。あぁいうメンツだったらどうなんだろう。これだったらどうなんだろう。。。と、人と人とをマリアージュさせるのが大好きな人ってのがおりましてねぇ。。。(いや、マリアージュ出来てないないんだけども、、、)


決定的に、私とは価値観が合いませんね(;^ω^)

 

 

3本目


カーリーさんと対戦すると、対戦後に色々アドバイスをしてくださるので、「極力指摘されないようにしよう!」と思って対戦中に緊張する、、、ってな話をこの間しました。


カーリーさん相手の時だけではなく、他の面識のあるプロや、教え好きなプロの方々を目の前にしている時は同じです。「出来るだけツッコミを受けないように、いい球を撞くぞ!」っていう意識になって、それが良い方に作用することもあれば、空回りに繋がることもある。


どちらにせよ、真面目に撞くし、駄目なポイントはすぐに指摘してもらえるしで、成長するにはもってこいのシチュエーションであります。


「常にそういう環境で撞けたら贅沢だなー」「上手くなるよなー」と思ってたんですが、きっと世界レベルの選手たちはそういう環境で研鑽を積んでいるんでしょうね。