1本目
具体的な6人のプロの顔が頭に浮かんでおります。そう多いわけではないが、かといって1人2人だけの話ではないということを前提としまして。
どのプロも、試合で負けた後は熱くなっていると言います。やはり、心中穏やかではない。出来る事なら話しかけられたくない、放っておいて欲しいというプロが多数派でした。「惜しかったですね」みたいな言葉は一切いらん!ってことだそうですw
そんな中、負けてもヘラヘラとしていて、敗戦後すぐに観客のアマチュアと談笑出来てしまうようなプロがいて、先輩プロ曰く「あいつは駄目だ」とのこと(;^ω^) 「勝負に対する意気込みが足りない」とな。
負けた悔しさを表に出さず人と接することが出来るのはメンタルの強さかもしれませんが、そもそも負けた悔しさがほとんど無いようなのはNGってことですね。
「プロごとに性格が出るな」と思ったのは、負けた後にどういう行動を取るかについてでした。
ハウストーナメントで敗退した後に居残って練習をしているアマチュア選手を見て、プロ達が「信じられない」と言っておりました。
「負けた後は気が気ではないから、練習になんて集中出来ない」「練習なんてとてもやる気がしない」「さっさと家に帰って熱を冷ます」と、その時その場にいたプロ達の意見は一致。
しかしその先が分かれまして、居残って練習するアマチュア達について「大して悔しいと思っていないから、練習が出来るんだろう」と言うプロと「相当に悔しいから、ミスした配置の練習をしたいんでしょうね」というプロとに分かれた。プロの性格が出ますね(笑)
さらにさらに、また別の場で別のプロは「ミスしたショットをそのままにしたら寝られないから、負けた後はそのショットを徹底的に練習してから帰る」と仰っていました。
まさに人それぞれだなーと思った瞬間です。
2本目
1本目の話を書いていて思い出した昔話です。
10年以上前のジャパンオープンの時だったと思います。敗退したプロ選手が即刻片づけをして会場を後にしていくのを見たプロが「(海外勢など)普段見る機会が少ない選手がたくさん出てるんだから、負けた後も残って見ていけば良いのに」「そんなんだから(見学をせずにすぐ帰ってしまうから)勝てるようにならないんだよ。。。」とボヤいていたのを覚えております。
こうやって言葉だけを聞いていると、もっともらしい内容ですよね。
ところが実際のシチュエーションはといえば、ボヤいていたのは言っちゃ悪いが2日目以降になんぞ全く残れないような実力のプロ。そして「そんなんだから勝てるようにならない」と言われていたのは国内のトッププロ達。
こうなると「お前が言うか?」という感が満載ですよね(;^ω^)
ベテランプロが若手に言うですとか、トッププロが格下のプロに言うですとかなら分かるけれど、格下のプロがトッププロ相手に言うセリフじゃないだろっていう気がしてしまいます。
「そんなんだから勝てない」ってのは、ようするに「最近は優勝を海外勢に持っていかれてばっかり」「勝ててない」っていう話なのです。あなたもプロなんだから、他人事みたいに話している場合じゃないでしょっていう、、、
そういう背景は抜きにして、敗退した後に、勝ち残っている実力者たちの球を見るべきかどうかという点だけを考えると、私は「観た方が良い」と思います。
1本目で書いたように、負けた後は気が気ではないからさっさと帰りたいというプロも多い様子。また、プロのレベルによっては「見慣れているレベルの戦いだから、今さら見るべきものはない」っていうのもあるのかもしれません。
でもやっぱり、負けた後も試合を観戦しているプロを見ると「勉強熱心だな」と好印象になります。
アマチュア目線の感想でした。当のトッププロ達はどう思ってるんだろ。
3本目
小学校の4年生だか5年生だかの時だったと思いますが、校長先生が朝礼にて電灯の話をしていたのを覚えています。
白熱電球は消費電力が多いので、小まめにオン・オフをした方がいい。蛍光灯は長時間つける分には消費電力が少ないが、オンにする時に負担がかかるので、小まめなオン・オフはしない方がいい。
そんな話を聞かされました。
そのままその話が刷り込まれ、今に至りますw
幼少期に聞かされたことって、疑いを持つことなく「常識」として刷り込まれがちですよね。
幼少期に影響を受ける人と言えば親や学校の先生ですよね。
困ったことにうちの父が、典型的な「自分の常識を疑わない人」であり、かつ非常にお喋り。ペラペラと誤情報を流しまくる人。
私が子供だった頃から今も変わりません。今だったら話半分に聞き流せますが、子供の頃ってのは信じてしまいます。
子供の頃に親から吹き込まれた間違った知識に大人になってから気づくってことが、人生の中で何度もありました。つい最近もあった。
なんでもかんでも人のせいにするべきではないですが、無自覚とはいえ子供に嘘を教える親はねぇ、、、、
小さなお子さんがいらっしゃる皆様。お気を付けくださいませ。
この話って、そのまんまビリヤードにも当てはめられません??
初心者初級者の頃に上級者から習ったことって、疑うことなく信じこんでしまいがち。のちに「間違ってるやんけ!」って気づくっていうことが、多々ある。
こういうのって、多くの人から間違った情報を教えられて苦労した経験があり、多くの反面教師に出会った人の方が、自分が教える立場に立った時には気を付けるようになるのかもしれませんね。
半端に良い教師のもとで成長すると、「自分もあぁいう人になりたい!」とか憧れを持ってしまい、教える技術もないのにペラペラと喋るだけの人が誕生しちゃうのかも(;^ω^)
4本目
「人の振り見て我が振り直せ」「反面教師」ってのは何気に物凄く自分を成長させてくれることでありまして。
私は15年ほどこのブログを書き続けているわけですが、最近まで「人がビリヤードについて語っている文章」というものを読む機会が非常に少なかった。
数少ない機会が本やらほかのブログやらを見る時だったわけですが、教則本やらビリヤード雑誌やらは、さすがに売り物ですからちゃんと体裁が整っているし、ほかのブロガーさんの記事も私はどちらかというと「教師」として参考にさせていただくことが多かった。
それが近年はTwitterがはやりで、数多くのビリヤードプレイヤーの投稿を目にする機会が増えたわけでして、自然と反面教師も目に入ってくる。勉強になるんですよね、これがまた(笑)
最近学んだことは「虎の威を借るのは無駄」っていうことです。
私もやってしまうことが多い「上級者の名前を借りる」という行為。これが格好悪いことだというのは分かっていたのですが、その格好悪さについて今までは「自分の意見で勝負をしろ」「自分で説得力を出せるようにしろ」という方面で考えていました。
が、最近は他人のツイートを見ていて、格好悪いに加えて無駄だと感じるように。
というのも、どこの馬の骨とも知らないような人や、下級者であることが確定しているような人が「〇〇プロがこう言っていたのだ!!」などと主張しても「どうせ〇〇プロはそんなこと言ってないんでしょ」「勝手に都合よく解釈しただけでしょ」「どんだけプロの言葉を正しく認識できてんの?」って思ってしまう(;^_^A
それこそ、名を借りられるテッパンのレイズの名前を出されたって、「この人は、レイズのことをどれだけ理解できてんの?」としか思えませんからね(;^ω^)
まさに「証拠を示せ」「ソースは?」という案件ですね(笑)
インタビュー記事をリンクしたり、本人が喋っている様子を動画に撮って載せたりすればさすがに「なるほど。本当にそう言ってる」と思えますけど、ただ単に「〇〇プロがこう言っていた」だけでは信じようがないですねぇ。
今日の1本目でもプロの話をしましたけど、あくまでも私が聞いた話としてしか書いていないので、眉唾だと感じる人も多いはず。
今日の1本目みたいなネタは、斜め読みしてもらって良い内容なのでどうでも良いんですけど、しっかり主張をしたい時には証拠を示したいんですけどね。
しかしそうなると途端に手間と負担が増えるからなぁ、、、
どうしても「信じてくれる人だけ信じてくれればいい」っていう書き方になっちゃいますね(;^ω^)