鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

誰のための新製品

1本目

 

親しくもない人と不毛な会話を繰り広げなくてはいけない時のストレスと言ったらありませんが、仲のいい人とであれば不毛な会話こそ盛り上がるというものであります。


親しい球友と繰り広げられる不毛な会話のテッパンネタが「キューに付与されていたら嬉しいスキルについて」であります。


しばしば「絶対に球が入るキューがあったらいくらで買う?」みたいな質問を投げかけられることがあります。


「金を稼ぎたい!」という名目であれば、全財産を投げうってでも買いたいです。だって絶対に入るんだったら、出る試合出る試合、全てで優勝出来ちゃいますからね。いくらビリヤードの試合は賞金額が低いと言っても、全てで優勝出来るんだったらいくらでも食っていけますし(念のために言っておきますが、絶対に球が入るキューは自分1人しか持っていないという前提ありきの話です)

 

ってか、絶対に入るキューがあったらスヌーカーでも勝てちゃうわけで、スヌーカーで勝ちまくれりゃ、それこそ億が稼げるわけですしね(笑)


けれどももしアマチュアとしてビリヤードを楽しみたいのであれば。絶対に入るキューなんて持ってたら面白くないでしょう。


似たような話で、「絶対に40km以上が出せるブレイクキューほしい?」と聞かれることもあるのですが、それもまぁあれば所持はしていたい気はしますが、常用はしない気がします。だって、道具頼りで結果を出せても面白くないですもの。


ってなわけで、私がキューについててほしいと思うスキルは「絶対にセーフティーが決まる」であります。


なぜかと言えば、セーフティーが好きではないからですw


大事な技術だとは分かっているけれど、自分では練習する気が起きない。道具頼りの結果でも全く気にしない。むしろ勝手に結果が出てくれるなら喜ばしい。


いざ追い詰められた時に確実にセーフティーが決まってくれるなら、そのぶん好き勝手に無謀な組み立てが出来ますしねw


そんなわけで、私の場合は「好きではない技術こそ、道具に頼りたい」と考えるタイプです。好きな技術は鍛えて自分自身の力で結果を出したい。


でも私とは違って、好きな技術こそなにより結果が出したくて、それが道具頼りの結果であっても構わないと考える人もいるんだろうなー。

 

 

2本目


絶対に球が入るキューだとか必ず40km以上が出せるブレイクキューだなんてのは面白くないから必要が無いと言いましたが、じゃぁハウスキューでいいのか、何千円かで買えるプリントキューでも良いのかとなったらそれは嫌。


でもそれは、OBクラシックプロシャフトであったり魁であったりを使ってしまっているから嫌だと思うわけで、ハウスキューレベルのキューしかこの世に存在しなかったのなら、何も気にしなかった気がするのです。


私がポイズンブレイクから魁にブレイクキューを持ち換えた一件なんてのはいい例です。


ポイズンブレイクを使っていた頃は、ポイズンで充分だと思っていましたし、ブログにも何度もそう書いていたと思います。見栄とか建前とかじゃなくて、本気でそう思っていたんです。


けど、ブラッドさんから魁を譲っていただいて魁を使ってみてからは、ポイズンには戻れなくなりました。


魁の方が性能が良いのは紛れもない事実。一度使ってしまうともとには戻れない。


とはいえ、ポイズンを使っていた頃にはポイズンに不満はなかった。


良い物を知ってしまったから後戻りできなくなったけれど、でも「良い物」がそもそも最初から存在しなければ必要だとは思わなかったとも言えます。


目の前の物しか存在しないなら、それでやりくりしようとしますよね。それしかないんだったら、それを使う。


そう考えると、より良い新製品ってのは、なんのために開発されるの?


新しいものが出ちゃったから手を出さざるをえないわけで、そもそも新しいものが出なかったら、今あるもので何とかしようとしますでしょ?

 


道具に関して書きたいことが色々あるんですけど、書きたいという思いが強いネタほど書くのが難しく書き進みません。


今日はとりあえず2つほど小出しにしてみましたが、私の言いたいことの5%くらい、、、


今後、書きあがった順にちょぃちょぃアップすると思います。内容がダブる部分がかなりあると思いますがお許しあれ。

 

 

3本目


他のネタを下書きしていたら連想で思い出した懐古ネタです。既出ですけども。


大学4年生の時のこと。サークルの友人たちと富士急ハイランドに行きました。


今なら間違いなく自家用車で行くんですけど、当時は新宿からの高速バス利用。往復の高速バスと富士急ハイランドのフリーパスがセットでお手頃価格なので、それを利用して何度か遊びに行っておりました。


今は帰りのバスが結構遅くまであるみたいですが、当時は最終便が早くて、閉園前に帰らなきゃいけなく、新宿に帰ってくるのも結構早い時間でした。


その時の記憶がいくつかありまして、1つは「新宿まで自転車で行って路駐させておいたら、撤去されてしまった」という記憶ですww 返却してもらうのに3000円でしたっけ?それくらい払いましたね。皆様。ちゃんと駐輪場に停めましょう(って言っても、駐輪場がそもそも少なすぎるんじゃ!)


もう1つが、ビリヤードにまつわる記憶です。


だいぶ早い時間に新宿に帰ってきたので、少し球を撞こうと思って新宿の球屋へ。富士急ハイランドの帰りですからマイキューは持っておらず、ハウスキューです。当時はハウスキューで撞くことを全く意に介していない時期だったもよう。


ハウスキューで転がしてたら、某A級さんに声をかけられて相撞き。接戦の末に勝利をおさめたのですが、勝負が終わってからそのA級さんは私がハウスキューであることに気づいたらしく、大変にショックを受けておられました。


以降若干距離を取られてしまったという悲しい記憶です。プライドを傷つけてしまったらしい。。。


「ハウスキューでも勝てちゃう俺すげーだろ」っていう自慢の気持ちは一切ありません。0%です。


今はハウスキューでは一人練習すらする気にならないので、もし今ハウスキューで相撞きすることになって勝利したら「ハウスキューなのに勝てちゃった。俺凄い」って言うかもしれませんww


けど当時は今と真逆に、一人練習はおろか相撞きもハウスキューで平気でやっていて、本気で「マイキューを使うのと何も変わらない」と思っていた時期です。なので、ハウスキューで撞くのは普通なことであって、自慢要素が全くありません。本当に私にとっては普通のことだったのです。


でも相手のA級さんは傷ついてしまった。それが今でも記憶に残っているくらいの私の反省点でありましてね、、、


今はそもそもハウスキューで相撞きすることがそうそうありませんが、あったとしたら予めハウスキューであることは相手に言っておくことにしております。


それでOKを出して負けてショックを受けたのであれば、さすがにそれは知らんw