1本目
しばしばネタにしておりますが、私が育った店は世情に疎い人が多いです。
球屋に行って、いつものメンバーと球を撞いて帰るだけ。球屋にいない時にはビリヤードの情報には一切触れない。そういう人が多い。
当然、ブログやTwitterなんて見ないし、on the hillやB.D.なんてのも全く見ないわけです。
そんな人が身近に多いもんだから「あぁいう人達にまで情報を届けるには、どうすればいいのだろうか」「あぁいう人達の意見を吸い上げるには、どうしたらいいんだろ?」としばしば考えます。
というか、私自身が上記したような人達に比べたらマシという程度でありビリヤード界の情報に非常に疎く、例を挙げれば、この間も書きましたけど昨年の全日本選手権で誰が優勝したのか知りません。真面目にw
「日本人選手達は全員早めに敗退してしまった」ってことくらいしか知らない。最後の方まで残っていた日本人選手が誰なのかも知らないし、上位に残った外国人選手がどういった顔触れなのかも全く知りません。
日本人選手が早めに敗退してしまったというのを何故知っているかと言えば、誰からだったか忘れましたが直接聞いたからです。
ビリヤードの情報がテレビやラジオで流れてたり、ネットニュースに流れてきたりなんてことはあるわけがないので、ビリヤードの情報を得ようとしたら自ら進んで情報サイトを見る必要があるわけですよね。またはSNSでフォローするか。
そういう行動を取らないプレイヤーにとっては「誰かから聞く」しか無い。しかし周りが揃って受け身姿勢のプレイヤーとなったら、誰も情報を持っていない。そういうコミュニティがある(私も一員)
そういう人達もれっきとしたビリヤードプレイヤーなわけですから、ビリヤードプレイヤーの総意を得たいと思ったら、そういう人達からも意見を募らなきゃいけないわけです。
となったらもう、昔ながらのアナログ方式で、直接意見を聞くしかないわけじゃないですか。
日頃私が興味本位で取っているアンケートなんて、そこまでの労力を割いてまで広く意見を募ろうという気は起きません。手間のかからない事しかする気が無い。
そうなりますと「ツイッターをやっているような人」「ブログを見るような人」かつ「アンケートに協力をしようという気持ちがある人」というバイアスがかかる。結構意見が偏るんですよねぇ。
労力を割かずに得たアンケート結果を鵜呑みにしちゃいけないなと、度々言い聞かせています。
2本目
中高の同級生に「〇〇(←出身校の名前)のキムタク」と言われていたイケメンがいまして。
イケメン、バンドマン、スポーツも得意、性格もイケメンなんだけど微妙にポンコツという完璧さ、東大に進学するほどの学力の持ち主という、天は何物を与えるんだっていうスペックのイケメンでした。
そんなイケメンは、大学卒業後に当たり前のように某大手広告代理店に就職したそうなのですが、卒業から数年後、久しぶりに会ったという別の同級生曰く「我らのキムタクは、ただのチャラ男に成り下がった」とのこと。
学生の頃はクールで、どちらかというと話を聞く役回りだったのに、就職してからは職業病なのかなんなのかやたらとチャラく、放っておくと永遠に喋り続けるようなキャラクターになってしまったとか。
今の私の周りにも似たような状態の営業マンが何人かいますが、さらにそのうちの何人かは定期的にキャラクターが変わる。多重人格なんじゃないかというレベルで変わる。
まさに職業病であり「時代に合わせて」とか「今の相手先に合わせて」とかで、ウケるキャラクターを作り上げてくるんですよね。もはや俳優ですよ。
たまに新しいキャラクターのウケがどうかを私で試してこられることがあって「面倒くせーな!」って思ってますww
今度は私の職業病の話です。
だいぶ昔(7~8年前かなぁ)にSNSで
・こういう投稿をしたら、こういう反応が来るんじゃないかと考えながら書いている
・「たくさんのlikeをもらえることが嬉しい」と考える人が多いのだろうけど、私は事前の予測と近い結果が出ることが嬉しい
・この投稿は、そこそこlikeの数を貰えるのではないか
・この投稿は、きっとlikeの数が少ないだろう
・これだったらどうだろう。試してみよう
・この時間帯だったらこれくらい、こういう時間帯だったらこれくらいの反応があるんじゃないか
・曜日でも異なるだろう
などと考えながら書き、事前の予測と結果をすり合わせて楽しんでいると書きました。
そうしましたら某プロから「そんなこと考えながら書いてるんですか!?」「自分は、そんなことを考えたら何も書けなくなります。。。」とコメントいただきました(笑)
私の癖は今も変わっていません。そして、オンラインでもオフラインでも一緒です。
もちろん、何も考えずに思ったことを発言しただけってこともありますけども、私の発言の5~6割は我が職業病というか趣味というかのリサーチ対象になってると思ってくださいww
とまぁ、そんなことをやっていると、つくづく「ビリヤード業界も一枚岩じゃないよなぁ」と思わされるのです。
「この発言はウケるだろう」「この発言はウケないだろう」みたいなリサーチをしながら生きている私ですが、同じコミュニティにてそういう行動を繰り返しておりますと「このコミュニティではこういう発言が好まれるようだ」「こういう発言は嫌われるようだ」と分かってきます。
それがまぁ、ビリヤードの各コミュニティごとに全く違うわけですよ。あるところでは好まれる発言があるところでは嫌われる。別のところでは50:50になるなどなど。
共通するのは「自分の所の常識が、ビリヤード業界の常識」と思い込んでいる人が多いことですね(笑)
どことは言いませんが、最近よく話題に挙がってくるコミュニティがありましてね。
他のコミュニティの人達から「あそこは異端」「闇が深い」「それでいて自分達こそが常識だと思っている」と言われている。私もそう思う。
何事も内からは外のことが見えないものでありますな。
3本目
Twitterに関してもだいぶ研究が進み「ツイッターではこういう発言がウケるようだ」「こういう発言は嫌われがちだな」などなど、だいぶ分かってきました。
2本目で書いた通り、コミュニティにより考え方の方向性が違う。Twitter民にウケる内容が他所でもウケるとは限らない。
何かしらアンケートを取ろうと思った時にTwitterは便利なんですけども、しかし「Twitterで意見を募ると票が偏るからなぁ」と思って敬遠することも多いです。事実、以前にTwitterでアンケートを取った後、全く同じ内容のアンケートを別所で取ったら真逆の結果になりましたからねぇ。
そしてまた、当然のことながら「Twitter民」と言っても一枚岩ではなく、その中でまた派閥が分かれます。
ザックリ2つに分けた時に「たとえ自分と対立するような意見であっても、幅広く色んな人の意見を見るのが面白い」という人と「耳障りの良い、自分に合う意見だけを見ていたい」という人とがいて。
後者が、自ら「ツイッターでは、同じ趣向の人達とだけ集まっていたい」と言っているくせに、自分と同じ趣向の人とだけ集まっているっていう事実を失念しているかのような行動を取ることがたまにあるわけです。
何かしら対立する意見をぶつけられた時に「それはおかしい!」と言って、「こんなこと言われたんですけど、おかしいですよね!?」とツイートして賛同意見を多く得て「ほら!あなたがおかしい!!」みたいな人がいるわけです。いやいや、同じ趣向の人達とだけ集まっているって自分で言ってたやんけ、、、っていう。
無自覚な人が多そうですが、自覚のある人もいそうです。
アウェイで批判され、アウェイだと不利であると悟ってホームへ戻って意見を募って「ほら!私の意見が多数派だ!!」みたいな主張をして来る人、いるいる。そりゃぁ、自分の意見が多数派になるようなコミュニティにいるんだから当たり前じゃないかという。。。
学校とか会社とかでも、同じような趣向の人同士、常に群れで行動して排他的な態度を取る人達っているんですよね?それと同じ感じですねぇ(今も昔も私の身近にはそういう人達がいないものだからフィクションの世界でしか見かけないんですけど)
学園物の漫画だったら、完全なるヤラれ役やんけ、、、
SNSって、似たような意見の人だけで集まりがちで、自分たちの常識が世間での常識だと思い込みがちであるとは昔っから(少なくとも私が大学生だった頃から)言われてましたけど、近年は球界隈のTwitterが盛況なだけに、そのことを改めて思わされる事案が多いですね。