鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

増えたのか知らなかっただけなのか

3本立て

 

1本目

 

高齢者ドライバーの事故なんかが典型例ですけど、一度大きな事故が起きると立て続けに起きる、、、、ように感じるじゃないですか。


けど、実際に連鎖しているのか、それとも単に報道が増えているだけなのか、どっちなのかが分からんわけです。


死亡事故となると大々的に報道されるでしょうけども、物損くらいなら通常時は大きく報道されはしないんじゃないでしょうか。人身事故だったとしても軽傷で済んだ場合ですとあまり大きくは報道されないと思います。けど一度大きな事故が起きた後は、ここぞとばかりに小さな事故も大きく報道される。そのために視聴者は立て続けに事故が起きているように感じるっていう。その可能性も高いですよね。所詮我々はマスコミに踊らされる立場なのであります。

 

(この間とある出来事があって、マスコミ側もほとんど脊髄反射で仕事をしていて、もはや自分たちが何を報道してんのか分からなくなってるっぽいなと思いましたが)

 

実際、高齢者ドライバーの事故は実は減っているってな話もありますしね。

 

 

年配者がよく「最近は変な事件が増えた」とか「変な人が増えた」「昔はこんなことはなかった」とか言っていますけど、それも「昔に比べて小さなニュースも耳に入りやすくなった」っていうだけなんじゃないかなと思うんです。


変な事件も変な人も昔から少なからずあった(いた) けど、新聞・ラジオ・テレビくらいしか情報源がなくテレビのチャンネル数も少なかった時代は、それらが耳に入ってこなかった。


今は情報が過多な時代。かつては耳に入ってこなかったような広範囲な情報を簡単に入手できるようになった。

 

(リタイア世代の場合は、「昔は仕事が忙しくて世情に耳を傾けていられなかったけど、今は暇を持て余してる!」ってのも関係してそうですがw)


「昔はなかった」んじゃなくて「昔からあったけど、知らなかった」というのが事実なんじゃないかなと思うわけですね。


自分の耳に入ってこないことは「存在しない」ってのと同義ですもんねぇ。

 

 

さて。ビリヤードの話です。


ここ1~2年、Twitter界隈が盛況だって話を度々しておりますが、おかげで色んな人の意見を目にするようになりました。


そうやってTwitterを眺めていると「最近、こういう人が増えたなぁ」って思うことがあるんですけど、それも恐らくは「自分が知らなかっただけで、昔からそういう主張をする人はいた」ってのが真実なんだと思います。


昔からどこかの球屋ではそういう会話がされていた。どこかの誰かは昔からそう考えていた。今まではそれが自分の耳には入ってこなかったけれど、ツイッター上で流れてくるから目に入るようになったってだけかなと。


また、しばしばネタにしております「『多い』ってのは、どこからが多いのか」ってのを考えさせられることもあります。


Twitterで複数人が同じ主張をしていたら「こういう主張をする人が多いなぁ」と思ってしまうのですが、何百人何千人といる中のせいぜい10人くらいが主張していたところで「多い」と言えるのかどうか。


主張しているのは10人だけど、声に出していない人が他にもたくさんいて、実際に「多い」のか。それとも、その10人の声が大きいだけで、10人しかいないのか。分からないんですよね。それが。

 

Twitter関連で話変わりますが、最近目に入ってきた意見で気になったのが「ツイッターは色んなアドバイスをもらえて凄い」というような初級者の意見でした。


私はその意見に素直にうなずくことが出来なかったので、この間書いた通り「どうすればこの人の意見に共感できるだろうか」「この人はどういう環境で球を撞いているんだろうか」と考えました。


私が頷けなかったのは、その人の言う「色んなアドバイス」の具体的な内容が「その程度のことは、ホームの上手い人たちに聞けばいいのに」って感じるような内容だったからです。


Twitterが役に立つのは「人により大きく意見が分かれるお題であり、多方面からの意見を聞きたい」っていう質問をする場合だと私は思っています(あと個人的には、わざわざ上級者に尋ねるまでもない、大して重要ではない質問をする場としても役に立つと思っていますがw)


他方で、誰に聞いても同じような答えが返ってくるような質問を「今まで聞いたことが無かった」「ツイッター凄い!!」なんて言われますと、「この人は常に1人で撞いてんのかな?」って思っちゃうわけですね。


私が過ごした初級者時代の環境では「普通に球を撞いているだけで、勝手に入ってくる情報」が、その人にとっては「ツイッターを利用していなかったら知り得なかった情報」らしい。

 


・ホームを持たない人

・漫喫など、常連同士のつながりが薄い球屋で撞いている人

・プレイヤー数の少ない地域で撞いており、周りにそもそもアドバイスをくれるようなプレイヤーがいない環境で撞いている人

・コミュ障で、人と関わるのが苦手な人

・同じくらいの腕前の人とは関われるけど、上級者相手となると自然と壁を作ってしまう人

 

 

どれかかなぁ?とか思ってました。

 


・漫喫など、常連同士のつながりが薄い球屋で撞いている人

・プレイヤー数の少ない地域で撞いており、周りにそもそもアドバイスをくれるようなプレイヤーがいない環境で撞いている人

 


この2つだったら仕方が無いですけど

 


・ホームを持たない人

・コミュ障で、人と関わるのが苦手な人

・同じくらいの腕前の人とは関われるけど、上級者相手となると自然と壁を作ってしまう人

 


この3つは自分の問題ですからねぇ。


人と関わるのが面倒くさいとか苦手とかいうのは分かります。デメリットもたくさんありますしね。


とはいえメリットもたくさんある。特に初心者初級者にとってはアドバイスをもらえる相手、球を観察して盗ませてもらえる相手が身近にいるかいないかってのはかなり大きな差だと思います。


飛び込もうと思えば飛び込める恵まれた環境があるのに一歩引いてしまうってのは勿体ないです。

 


以前にとある初級者からこんな意見を聞きました。その人は人間関係の薄い大規模店で撞いているのですが「小さな店に行くのは怖い」「上手い人がたくさんいてハードルが高い」「上手くなったら行ってみたい」と。


うむ。言いたいことは分かる。気持ちも分かる。けど、初級者だからこそそういう店に行かないと。「上手くなったから行く」んじゃなくて「そういう店に行ったから上手くなる」のですよ。順序が逆。


人付き合いが上手いか下手かってのも、なんだかんだでビリヤードの腕前に関わってくるよなーと思わされることがしばしばあります(;´∀`)

 

 

2本目

 

これは10年以上前からずっと疑問のままなやつです。

 


「ブレイクショットをする際に、テイクバックを引き上げる意味とは」

 

 

これこそ、ハードブレイカーのプロ何人かにインタビューすればある程度解明することなんだと思うんですけど、それを実行しないとは我ながら理由が良く分かりません。「今更聞くのが恥ずかしい」とか「ここまで来たら自分で解明したい」とか、そんな事を思ってるのかな?いや、ほんと、自分でも理由は良く分かりません(笑)


ハードブレイカーのほとんどがテイクバックで引き上げているように見える。ではその意味とはなんなんだろうか。


かつて、ハウスキューであっさりと45kmを記録していった台湾のプロは「テイクバックを引き上げるのは馬鹿のすること」という言葉を残していきました。しかしその人の撞き方を観察してみると、引き上げているように見える。


となると、意識して引き上げるのではなく、何か別の点を意識すると「引き上がる」というのが事実なんじゃないかろうか。


そんな仮定を10年以上前にしておきながら、そっから何も進展していない我がブレイク道です。


歴の中で度々「テイクバックを引き上げる理由はこうなんじゃないか」という発見をし、しばらく後に「いや、やっぱ違うっぽいな。。。」と否定するというの繰り返しております。


最近も2点ほど「これがテイクバックを引き上げる理由なんじゃないか」と考えたことがあるんですが、果たしてどうなんでしょうねぇ。いつ「やっぱ違った」と否定することになるんでしょうかねぇw


昔は発見をする度に逐一ブログに書いて、逐一「やっぱ勘違いだった」とブログに書いてましたけど、今はもう面倒でやってませんww


ってことで、「相変わらず真の理由が分からん」って言いたかっただけのネタでしたw

 


3本目

 

先週、グランサイバーカフェにて悠々自適に練習をしていた時のこと。


練習開始から1時間半ほどでダーツのお客さんが全員はけたわけですが、最初の1時間は4台に8人がギッシリ。1時間~1時間半までは1台で2人がダーツを投げておりました。


ギッシリだった時には一切ブレイクをせずに静かに固定配置の練習やエニーボールの練習をしていたんですけど、1台だけになった頃から10ボールを転がしておりました。


以前にも書いたと思うんですけど、私はダーツの音に合わせてブレイクをするんです。


ヘッド側にダーツがあるので、ブレイク体勢に入るとダーツのお客さんが真後ろにいることになり視認は出来ないのですが、音がしますからね。何投したかが分かります。


プレイヤーが入れ替わったところで私もプラクティスストロークを始め、3投し終えてプレイヤーが交代しているタイミングでブレイクをするってことにしてるんです。ダーツのお客さんも、投げている時にブレイクのデカイ音がしたら集中が途切れちゃうでしょうからね。


私はダーツを全然やらないのですが、今回気になったのは「ダーツでもやっぱり遅い人はいるんだなぁ」ってことでした。2人組の1人が遅かったんですよ。

 


1投。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

2投。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

3投

 

 

と、やたらと1投1投が遅かった。おかげで「いつまで私はプラクティスストロークしてりゃいいんだ」「タイミングが合わなくなっちゃうー」って思ってましたw


今まで出会ったダーツプレイヤーは「よくそのテンポで投げられるな」ってくらいテンポが良い人ばかりだったので全く気にならなかったし、むしろ「あぁ!早すぎて私はまだプラクティスストロークし終えてない!」ってくらいの事もあったんですが、今回初めて「遅いなぁ」って人に出会いました。


素人目での評価ですが、腕前自体は結構良さそうだったんですけどね。


その人、ダーツを抜く作業も遅くて相手の人に「早くして」って何回か言われてた。普段からオットリしている人なのかなぁ。