先日、こんなツイートをしました。
「タイミング」って用語。
— 鈴木さんちの鈴木 球版 (@billiblo) 2019年5月13日
人によって異なった意味合いで使うし、同じ人が複数の意味で使うこともあるしで、厄介な用語でありますな。
この用語が出てきたら話し手と聞き手で意思疎通が出来ているかどうか、慎重ならなきゃいけないと思う。
今回のブログネタの下書きをしていた時に思いついたツイートですw
ってことで、今日明日のネタは「タイミング」という言葉が何度か出てきますが、色んな意味合いで使っていますので気を付けてくださいませっていう注意喚起です。
タイミングって言葉、使い勝手が良いんですよね。使い勝手が良い言葉だからかなり広義に色んな意味で使っちゃう。
でも読み手は先入観に従った1つの意味合いで読み取りがちなので、誤解が生まれがちな用語なんじゃないでしょうか。
今回、読みやすくするための工夫は一切してませんので、読者様の読解力頼りです。お願いします!w
しばしば「掘り下げて考えるべし」というネタを書いております。
たとえば「球が入らない」「もっと入れられるようにしたい」となった時に、まずは「見ている厚みが違う」のか「狙った所に撞けていない」のかと1段階掘り下げて考える。
「狙った所に撞けていない」のだとしたら、なぜ狙った通りに撞けないのかと、2段階目の掘り下げをする。ブリッジの位置が悪いかもしれないし、テイクバックが曲がっているかもしれないし、顔の向きがおかしくて錯覚しているのかもしれないし、インパクトの直前でコジっているのかもしれないしetc...
コジッているのだとしたら何故こじっているのかを3段階目。以下4段階5段階と延々と掘り下げが続く、、、
掘り下げれば掘り下げるほど、樹形図的にどんどんと原因は増えていくわけであります。その1つ1つをしらみつぶしにしていくのが練習かなと。
とにもかくにも掘り下げろってのが私の基本スタンスなのですが、先月のブレイク練習中に「ちと掘り下げすぎたな」と反省しておりました。
というのも、なんせ樹形図です。掘り下げすぎると意識しなきゃいけないことの数が膨大になり過ぎるし、そもそもどんな欠点を直そうとしていたのかを忘れてしまったりもします。
結構ありがちな例だと思うんですけど、始めは「球をもっと入れたい」と思って、そのために「フォームを改善しよう」と思っていたのに、段々と「思い描いた通りのフォームで撞く」という方が目的になってきて「球を入れる」が二の次になってしまうなんてこと、ありません??
大元の欠点があって、それを改善するために1段階、2段階、3段階、、、と掘り下げていくのだけれど、たとえば4段階目の欠点を繰り返し繰り返し練習しているうちに、大元の欠点がなんだったのか忘れてしまう、みたいな。
私のブレイクに関する掘り下げも似たようなもので、段々と手段が目的になってきてしまって、真の目的を見失いがち。
なので、冷静になって今一度「自分のブレイクを改善するために、いま最も練習すべきことは何か」を考えておりました。
そうして思い当たったことの1つが「タイミングが悪い」でありました。
ここで一旦話変わります。
ブラッドEXさんが度々「テイクバックが速くなってしまう」ということについての悩みを吐露されているので、何か助言出来ないかなーと考えていました。
私はプレイではテイクバックが速くなってしまうことは全くなく、ゆーーったりと溜めることも多いし、完全に止めることもあるので、何か言えることがあるんじゃないかと思ったのです。
しかし、ブログネタにしようと思っていざ書き始めたみたら、全く何も書けませんでした。
私がゆったりとしたテイクバックをする理由。出来る理由。それがまともに言葉にできなかったのであります。
自分で自分のストロークのことをロクに分かってないなと痛感した出来事でありました。
プレイではゆったりとしたテイクバックが出来る私ですが、反面、ブレイクでは全然出来ません。ブレイクでは私もテイクバックが速くなってしまって、思い通りのタイミングで撞けないのであります。
ストロークのタイミングがチグハグ。体重移動のタイミングもチグハグ。体の動き全てがチグハグだからまともにブレイクが出来ない。タイミングがずれているせいで、やろうと思っていることがそもそも出来ていない。
それが、まず真っ先に改善すべき欠点だなと思ったので、そこんとこを重点的に練習してみることにしました。
どういうリズムでストロークをするのが自分に一番合うのかを考えてみたのですが、やはり「プレイと一緒」がベストかなと思いました。
私はブレイクが大好きで、ブレイクだけの練習をしまくってきました。とはいえ、「プレイで撞いた球数よりもブレイクで撞いた球数の方が多い」という事は絶対にあり得ません。プレイで撞いた球数の方が圧倒的に多い。ですから、慣れているプレイの方に合わせるってのは自然な流れかな、と。
プレイを基調として、そこに装飾をつけてブレイクをするという、基礎帰りをしてみました。
プレイの時と同じようにテイクバックをする。そこからブレイク特有の装飾をつけてみる。そして撞く。
いきなりブレイクをするのは怖かったので、素振りをしてみました。
「プレイを基調に」という事なので、オープン多用派の私はまずはオープンブリッジで素振りをしてみました。少なくとも素振りでは結構いい感じにブレイクの動きが出来ると感じました。ゆーくりテイクバックしてドーンというアクションが出来る。
ところがクローズドブリッジにしたとたん、動きがあわただしくなってしまう。ゆったりとしたテイクバックが出来ない。タイミングがチグハグになってしまう。
なぜなのか!?
ってところで明日に続く。