4本立て
1本目
この間、名字が同じということでMさん(A級)にMさん(SA級)の話を振ってみたら当然のようにご存じで、私が「あの人の球は印象的で」と言ったら「衝撃的だ」と言われました(笑)
いや、ほんとMさん(以下、SA級のMさんの話です)の球は私にとってかなり衝撃的で、私の考え方にかなりの影響を与えているのであります。
私は初級者の頃から「キュー出しは水平に長く!」をモットーに球を撞いていて、インパクトの仕方はもっぱらネロ~~~っとしたものでした。
また、球種の撞き分けをストロークバリエーションで行っていました。
ストロークバリエーションなどと言えば聞こえは良いですが、フィーリングです。さらに悪く言えば「適当」だったわけです。
当時はずっと「自分は手癖が悪い」などと言ってましたけど、ほんともう、キュー出しに色んな変化をつけることで手球コントロールを行っていたのです。
そんな折に見たMさんの球。私の対極です。
実際には1種類という事は無いと思いますが、ストロークが一種類しかないように見える。そしてよく言えばトン撞き、悪く言えばチョン撞き。
撞き方だけ見ていたら、上手い人には見えない。けど、すんごい精度の球を撞く。手球もビタビタ。
「なんでそんなチョン撞きで、そんなシットリした手球を撞けるの!?」っていうセーフティーを繰り出したりする。
ようは、撞点とキュースピードコントロールが恐ろしく正確ってことなんですよね。
私は撞点やスピードコントールが超アバウトで「正確に撞けない」というだけではなく、そもそも正確なイメージが無い。どこの撞点をどう撞けば良いのかという明確な知識がない。
なので「キュー出しに変化をつける」だなんていうアバウトなもので、アバウトな球を撞いておりました(過去形ではなく今もですが)
しかしMさんは違った。私の正反対だった。
何事も、対極にいるスペシャリストを見ると衝撃を受けるもんです。
基本的に、持論と対極にあるようなプレイヤーを見かけたら「そんなんだから、そんな球しか撞けないんだよ」と言いたくなってしまうわけですが、Mさんの場合は「えっ。そんな撞き方で、そんな球が撞けちゃうの!!??」という衝撃を与えられた。持論を全否定されるわけです。
今でもまだまだ手癖は酷いし、手球はアバウトですけど、昔よりはマシです。「これじゃダメだ」と思って舵を切るキッカケになった出来事として、Mさんの球を見たことは間違いなく入ってくる。
私にとってのMさんのようなプレイヤーが、皆様にもいますでしょうか?
2本目
先日タップのRについての話をした時に「苦手だと思うRで撞いてみるのも勉強になるかも」みたいなことをチョロっと書いたんですけども。
それで思い出したことがありました。一昔前、まだ魁を使っていなかった頃、「道具のおかげで結果を良くしてもらって、それで良いの?」みたいなことを度々書いていた気がします。
パワーがあるとか、手球のおさまりが良いとかはまだしも「スイートスポットが広い」だなんてのは「当たらなくても、当たったかのような結果にしてくれる」ってことじゃないですか。そんなんで良いの?下手になっちゃわない?と言っていたわけですね。
言わば「ポケットが広い台なら、厚みを多少間違っても入る」みたいなもんですからね。ずっとそんなテーブルで撞いてたら下手にならない?と。
時は流れて今。私は魁を手にし、度々申しておりますのが「スイートスポットが広くて良い」「楽」ということ。
サブブレイクキューのポイズンを使う日もあるし、たまにハウスキューでブレイクをしている時もあるのですが、そういう時には改めて「魁は良いなぁ」と感じるのです。スイートスポットが広い。当たりに安定感が出る。魁を使っていない時は当たりが不安定。。。
ようは、思いっきり道具に頼ったブレイクをしてるってことです(;´∀`)
「良くないなー」と思うのは、魁を使っている時は、しばしば「魁のおかげで当たりが安定しているのだ」という事実を忘れてしまう事。および、芯を食った時の感触を忘れてしまうことです。
ポイズンやハウスキューを使っている時は、撞点を外した時の結果の差が大きいです。魁だと、多少撞点を外しても同じような結果にしてくれます。
魁を使っている時であっても「今、撞点を外してしまったけれど、魁のおかげで良い結果になった」と気づいていれば良いと思うんですけどね。段々とそういう感覚が鈍ってきてしまうのがいかんなぁーーと思うわけです。
良い道具を使うと、自分の技術の粗に鈍感になってしまう。
これは実際問題としてあるんじゃないかなと思われる。
さて。ブレイクに関しては向上心があるので「道具頼りで撞いていてはいかんなぁ」と思うのですが、プレイはといえば向上心が低いですw
おかげで、道具頼りの球を撞いてしまっていても「いいじゃん。ずっとその良い道具を使っていれば良いだけの話なんだから」と思ってしまっています。
例の1つがシャフトでありまして、私が使っているシャフトはハイテクシャフトですのでトビが小さいですし、ハイテクシャフトの中でも引きが切れる方だと思います。
たまにノーマルで撞いてみると、ちょっとしたコジりでも先球がドソッポに行ってしまう。普段はシャフトの性能が技術の粗を補正してくれているんだな感じます。
また、ノーマルにせよ他のハイテクシャフトにせよ、たまに使ってみると引けん。「道具頼りの引き球をしてるんだなぁ」と感じます。
けどなんせ向上心が低いですので、「まぁ、常にこのシャフトを使ってりゃ良いだけの話だしなぁ」と思い、道具頼りでなんとかなる部分は直す気が無いっていう。
で、ノーマルシャフト愛好家の方々がいらっしゃいますでしょう。
私はノーマルを使っていたのは歴の最初の半年だけで、あとはずっとハイテクなので、ノーマルとハイテクの比較ってものがロクに出来ません。ハイテクのことしか知らん。
ノーマル愛好家の人がいても何を思うわけでもありません。「よそはよそ。うちはうち」であります。
(ノーマルで捻りまくって外しまくっている人を見ると「ハイテクを使えば良いのになぁ」と思うことはありますけど)
そしてまた「打感が好きだからノーマルを使っている」「音が好きだからノーマルを使っている」というノーマル愛好家の方々の意見にも納得します。好き嫌いは大事大事。
けれどもですね。一定数いるわけですよ。喧嘩を売ってくる人が。
「ノーマルを使えないやつはビリヤードが分かっていない」だとか「ハイテクばっか使ってるから、そんな球しか撞けないんですよww」とか言ってくる人が。
反論の仕方はいくらでもあるんですけど(この場では事を荒立てないだめにも、反論の具体例は控えさせていただきますw)やはり、最大の説得力を持つには「ノーマルもハイテクも使いこなせて、両者の良し悪しを分かった上で判断をする」じゃないですか。
片方のことしか知らなかったら「慣れているから」という理由しか説得力を持ちませんのでイマイチ。
ど真ん中から論破するには、両方のことを分かっていないといけない!!
(論破っていっても、私は「別に好きなシャフトを使えばいいじゃない」って言いたいだけで「ハイテクの方が良いだろう!!」って言いたいわけじゃないです。ノーマル至上主義を論破したいだけ)
ただそれだけの理由で、たまーーにノーマルを使って撞いてみています。実用的な意味合いは全くないっていうw
3本目
頻繁に同じ会話をしてるから、頻繁にブログネタになるんですけどもw
「宝くじが当たったら」みたいな妄想話、皆様はしませんか?
私の身近では度々出てくる話題であります。ビリヤード仲間とも、それ以外の仲間とも。
ビリヤード仲間との場合は、やはりビリヤードの妄想になります。
んで、当たった額が数百万とか数千万とかだと「一生遊んで暮らす」は無理じゃないですか。現実的に「貯蓄する」になりそうです。あんまり夢がない。
億単位であっても1億2億だと「一生遊んで暮らす」は無理ですよね。仕事を続けることになるでしょう。生涯設計は大きく変わるでしょうけどね。だいぶ我慢をしなくて済むようになると思います。
そう。せっかく妄想話をしているのに、なんだかんだいつも現実的な話になってしまう。
なので思い切って「100兆だ。100兆円持ってたら!」という、宝くじでも到底あり得ない国家予算規模の、完全なる妄想話に持っていくのです(笑)
んで、100兆手に入った場合。
私が真っ先に考えるのは「100兆手に入った時に、果たして自分はビリヤードをするんだろうか?」ってことです。
ビリヤードは気軽に出来ます。特に都心は球屋が多いですので、ちょっとした時間で行けますし、かかるお金だって特別に高いわけじゃない。というか安い方でしょう。
ビリヤードは現実の生活の中での趣味。100兆円という非現実が現れた時に、果たして自分はビリヤードをするのだろうか?と考えました。
もし100兆手に入ったら。私はまず真っ先にやるべき金の使い道があるのですが、それはあまりにも現実的過ぎる話なので置いといて。次点も、、、やっぱ現実的過ぎるので置いといて。その次も置いといてw
幾つか取りたい資格があるので、それを取りに行くと思います。趣味の資格です。パッと浮かんだのが4つあるんですが、同時進行出来ると思うので、1~2年あれば4つとも取れるんじゃないかな。
んで、それを終えたら私は世界旅行に出ます。
100兆あったらどうだろう。ファーストクラスの飛行機で行くだろうか。それとも一等船室の船旅だろうか。それとも自家用ジェットなんて買っちゃうんだろうか。
非現実的過ぎて、妄想が追いつきませんw
「旅行に行くよなぁ」「ビリヤードしないよなぁ」と思った矢先、「そうか。世界旅行に出た先々で、ビリヤード場に行くかもしれないなぁ」と思ったんです。
私が行ってみたいところって、どこもビリヤード場なんてなさそうですけど(自然遺産関連が多いからw)世界くまなく巡っていれば、ビリヤード場に行く機会もあるでしょう。
で、そういう妄想をしていると「滞在先でトラブルに巻き込まれて死ぬとか」「飛行機事故で死ぬとか」「金を持ってても、そういうのは避けられないよなぁ」っていう、なぜか現実的なことを考えてしまう私はネガティブなんでしょうか。
以上は妄想会話をしている時に実際に話していた内容なんですが、こっからは今ブログネタを書きながらの再考です。
世界旅行の前に、まずは国内からだな、と。日本の中にも行ったことがないところ、行ってみたいところが山ほどある。まずはそこからだ。
国内をくまなく回るなら、やはり船舶免許欲しいなぁと思いましたね。島が多いですし、海外へ行くのと違って船での移動が時間の面で現実的ですし。取りたい資格が1つ追加w
でも、基本はやっぱ車移動ですかね。車に関しては運転するのが好きなので、好きな車を買って、その車で全国行脚ですかね。
お。ここでも「観光ついでに全国の球屋行脚、いいな!」って思いました。
全国で何件あるんでしょうね。ビリヤード場。ちゃんとプレイヤーの常連さんがいるようなビリヤード場。それを全部回ってみるとかしたいなww
って考え始めて「100兆でも、ビリヤードやるわ」っていう結論になりました。
先日カーリートーナメントに出ていた際に、再びこの妄想話の続きが浮かんできました。外国人の一般客を見かけた影響です。
バグースはどの店舗もお洒落で、錦糸町店も例外ではありません。
そんな店でビリヤードに興じる外国人のお客さん。「逆の立場で自分が外国に行った場合、私はこんなお洒落なビリヤード場に入れるかなぁ」「気後れしそう」「というか、国内であってももし自分がビリヤードやってなかったら、こんな店に入るのは躊躇しちゃうよ」とかなんとか思っておりました。
自分にとっては日常的な風景でも、他の誰かにとっては非日常で。
それを想像するだけで結構楽しい。
4本目
私はちょぃちょぃ一般の知人友人にビリヤードのイメージ調査をしております。また、聞かずとも勝手に耳に入ってくることもあります。
一般の人がビリヤードに対して抱いているイメージでありがちなのが「大人の社交場」であります。
ビリヤードに対して悪いイメージを持っている人には会ったことがありません。良いイメージを持っているか、特に何もイメージがないかのどっちかです。
で「大人の社交場」なんですが、響きは良いですよね。そう口にしている一般の人も良い意味で使っているようです。「大人」「格好いい」というイメージを持っている様子。
しかし、それを喜んでいられるのかとなったらそうではなく「敷居が高い」「気後れする」「自分なんかが行っていい場所ではない」「分不相応」と考えてしまっている人がどうも多いようです。
この間も某球屋にて、一般学生客4人組が「自分たち、場違いかな?」とか言いながら入ってきて、周りを気にしながらおっかなびっくりやっているもんだから、安心させるために一声かけちゃいました(笑)
(そういや、一昨年だったか、同じようなシチュエーションで一般学生客に楽しんでもらえるように声掛けしたら、半年後くらいにそのうちの1人がマイキューをもってC級と名乗れるほどになって登場したって話、しましたっけ?こういうことあると嬉しいですね)
こうなると、一般客を増やしたいなら「大人の社交場」なんていうイメージは無い方が良く「レジャー」というイメージの方がいいんだろうなーって思いますね。
でも、レジャーイメージが浸透したら浸透したで、今度は繁華街のビリヤード場や漫画喫茶にやってくるような客層が増えるわけで。。。
何事も一長一短ですな(;'∀')