3本立て
1本目
私はビリヤードも大概不真面目ですけど、スキーはそれ以上です。完全にレジャースキーヤーであって、技術の向上に尽力!なんてことは全くやっていない。
おかげさまで、ビリヤードの倍近い歴があるにもかかわらず万年中級であります。
これはもう10年近く前の話ですが、スマホが普及してきて簡単に動画撮影が出来るようになり、ある時、私が滑る風景を動画に撮ってもらったことがありました。
そしたら、メッチャ腰高だった。
本人としてはかなり腰を落としてしっかり荷重しているつもりだったのに、全然だった。
上手い人たちの真似をしているつもりだったのに、全く出来ていなかったのです。
本人としてはしゃがみ込むくらい腰を落としているつもりなのに、客観的に見てみたら「ちょっと膝を曲げているだけ」くらいにしかなっていないっていうね。
動画に撮ってみてそのことに気づいて、一歩前進出来た思い出です。
さて、ビリヤードです。
昔は時間が豊富にあったし、撮影助手にも事欠かなかったので頻繁に動画の撮影が出来ましたが、近年は中々に難しく、ブログネタ用の動画撮影はもちろん、自分のフォームチェックをしたい時でさえ中々動画を撮れません。
ブレイクのイメージを少し変えて、練習をして、なんとなーく良い感じになってきたので見た目のチェックをしたいと思ったまんま、気づけが数か月経っていました。
I氏とセットマッチをした後、余った時間でI氏に平撞きブレイクを教え、その中でI氏のブレイクの様子をI氏のスマホで撮影してみました。セルフチェック用です。
I氏が満足した後、私も1発だけ撞いてみました。そうしましたら、今度はI氏が私を撮影。その時の様子がこちら。
久しぶりにブレイクしている姿を撮ってもらった(勝手に撮られてたとも言う)
— 鈴木さんちの鈴木 球版 (@billiblo) 2019年1月5日
本人にしか分からん話だけど、悪癖が少し直ってて嬉しい。 pic.twitter.com/Q7LkYeIPQV
思いっきりノーインですけど、それはさておいて、当たりはボチボチ良いです。もうちょぃ強く撞けますけど、そうすると手球がどこに行くか分からないので、今んとこ実用に耐えうる力加減としてはこんなもんです。
ってか、この時は新年の撞き初め(10日ぶりくらいの球撞き)でして、この動画を撮るちょっと前までこの力加減でさえ手球が大暴れしていたので、I氏はちょうどいいタイミングで撮影してくれました。直前まではこんなに厚みが良くなくて、手球場外すらする始末でしたからww
これは実戦ではなくあくまでもフォームチェック用の動画なので、ノーインであることとか、的球の散らばり方だとか、手球の残しだとか結果の面は個人的にはどうでも良くて、撞き方だけに注目しております。
自分としてはこの動画を見て褒めたいポイントが2つあって、1つは課題にしていた悪癖の修正が少し進んでいること。その修正箇所は見た目ですぐに判断出来ると言えるし、逆にいえば客観視しないと分からないことでもあるので、こうやって動画に撮って見るしかない。動画撮影大事。
2つ目はですね。インパクトまでがスムースであることです。
普段自分のブレイク動画を載せる場合は前半を少しカットしています。構え直しをしていたりシゴきが長かったりするからです。
一方、今回の動画はアドレスからのノーカット。それでインパクトまでを10秒くらいでこなせてますので、「いつもこれくらいの速さで撞ければなー」と思っております。
ブレイクもね。あんまり撞くのに時間をかけると、練習不足感が出まくっちゃいますからね。
なにはともあれ、動画でセルフチェックをしてみるたびに思います。「動画に撮って自分を客観視してみることは大事だぞ」と。
2本目
平撞きブレイク練習をし始めたばかりのI氏。この間ネタにしましたけど、I氏が自撮りして私に送ってきた練習風景ではブレイクが馬鹿当たりしてて私は笑いました。
しかしI氏曰く「あの時が1番当たってました」「あの時がピークでした」とのこと。
確かに今回見てみたら、動画の時ほどには当たっていないし厚みが悪すぎる。でもまぁ、サイドブレイクよりは当たっているし、練習を始めたばかりにしてはかなり当たってるんじゃないかな??
いつかI氏の平撞きブレイクが完成したら動画に撮ってブログネタにしたいです。今のところですね。ブレイクの仕方がホーマンっぽいです。
I氏、腕力はかなりある方だと思うんですけど、昔っからその筋力を球撞きに全く活かせておらず、サークルメンバーから「無駄筋」と馬鹿にされておりましたが、平撞きブレイクではかなり活かせてる。
逆に言えば、筋力頼りの筋肉ブレイクしてるww
それをホーマンと似ているっていうのはホーマンに失礼ですけど
剛腕を持って、かなり小さなテイクバックからシャープに振り抜いて、シャフトをメッチャしならせるし、足の蹴り上げつき。I氏、ほぼこのまんまです。
I氏は元々使っていた安物ブレイクキューを2回も折ってしまい、昨年DIプロに買い替えたのですが、私が「前のブレイクキューだったら、何回も折ってそうなブレイクだね」って言ったら「そう思います」「この間自撮りしてみたら、めっちゃシャフトがしなってたんですよ」ですって。
いやいやホント。パワーブレイクの耐久性には頭が下がります。私もI氏ほどではないにせよシャフトをしならせることが多いので、ヤワなキューだと思い切り振り抜けないんですよね。
で、I氏。平撞きブレイク練習をし始めたばかりとは思えない良い当たりをしてはいるのだけれど、まだまだ当たり外れがあるし、何にしても厚みが悪い。
以前書きました通り、I氏はその日の一発目は限りなく100%に近い確率で「空振り」「ミスキュー」「大場外」となんでもござれなのですが、今回も見事に大場外でした。
ほんと、毎回そんだけの確率でミスをしておきながら、チビりもせずにマン振りしにいけるメンタルの強さは尊敬に値します。
また、I氏曰く「1人練習で平撞きブレイクをしていたら、ミスジャンプをさせてしまって正面に手球を飛ばしてしまった」「怖くて思い切り撞きに行けない」とのこと。
今回I氏と撞いたテーブルでは、フットレール側にソファーがあるテーブルでしたので、オチオチ座ってもいられねーぜ!!W I氏がブレイクする時は毎回逃げていました。
私も平撞きブレイク練習を始めた当初はミスジャンプさせてしまったこともあるし、特大打ち上げをして正面に手球を吹っ飛ばしてしまうことも多かったです。なので、正面に人や物があると思いっきり撞けなかったのです。
「怖くて思い切り撞きに行けない」というI氏の発言には賛同したんですけども。。。。
思いっきり撞いてんじゃねーか!!
何が怖いだよ。一切チビらず、思いっきり振り抜いているじゃんか。どんなメンタルなんだよ。
心臓の毛を1本分けてほしい。
3本目
I氏には、10ボールブレイクでの基本的な狙い方も教えました。2列目のボールの動きを見て、入らなかった場合は「どうズレたのか」をチェックして、力加減や手球位置を調整すべし、と。
しかしI氏に言われました。「動画に撮らないと分からないと」「目で追えない」と。
あぁ。それ分かるわ。
I氏なんかは大きく体を動かしてほぼほぼフルブレイクしてますからなおさらでしょうけど、強めに撞いた時って2列目のボールが転がるスピードも速いし、ヘッドアップに伴い目線が定まらないことも多いので、「2列目のボールがどこにズレたのか」をチェック出来ないことが多々あるんですよね。
入らなかったという結果は分かるのだけれど、次にどう修正すれば良いのか分からないっていう(;´∀`)
上級者の方々はどうしてるんだろ。
んでI氏ですが、10ボールではノーインを連発していました。
それはまぁ、思いっきり厚みを外しているから仕方がないとは思うのですが、それにしてもラックが浮いている。2列目が思いっきり浮いている。見た目でも音でもすぐに気づく浮きっぷりです。
それでいて浮いていることに気づかないというのが問題点その1。
その2は「良いんです。今は強く撞くことに専念しているので、入らなくてもいいんです!!」って言ったこと。
いや、まぁ、とりあえず結果は無視して「真っすぐ強く撞く練習」に専念するってのは私もやっていたし理解するんですけど、ラックくらいはちゃんと組みません、、、?
気持ち悪くないのかな。私は浮きまくりラックは、見た目も音も違和感がありすぎて、気持ち悪くて無理なんですけど。。。
あ、これは生理的な話でしたね。結果がどうこうとは関係ないか。
実用的な面で言えば私もI氏と同類だな。サンドバックで充分って言ってるくらいですしね。
4本目
昨年の撞き納めは、一時帰国したK氏との相撞きでした。
飲み屋に行くことが主目的で、その飲み屋は私が決めました。前々から行ってみたかった東中野のビストロ。
東中野と言えばAZ.Place。
ってことで、AZで少し撞いてから飲みに行ったのです。その球撞きが撞き納めでした。
K氏はキューを持ってきておりません。そして私も、飲みが主目的なのでキューを持っていかず。
撞き納めだったのに「ハウスキューでいいや」と適当感満載で撞きに行ったのですが、なんと店長さんからキューを貸していただいてしまいました。プレイキューは314-3シャフト。ブレイクキューは魁。豪華なセットです。
実は314-3は初めて使ったのですが、特に感想はございません。良いとも悪いとも思わず、普通に何の違和感もなく使えました(笑)
で、魁です。マイキューの魁とはグリップが違うし、重さやバランスも若干差はあるものの魁は魁。普段通りに撞くことが出来ました。
そう。普段通りに撞いてたんです。
私、昔から「他人のキューでは思い切り撞けない」と申しておりました。理由は「傷つけちゃうから」
昔の私はバットを散々にレールに擦ってしまっていました。おかげで初代ブレイクキューはバットが傷だらけだし、後のブレイクキューも何本か擦った跡がついている。
また、ブレイクした際にシャフトをへし折った経験もあります。
なので、人様のキューでは中々思い切り撞くことが出来なかったのですが。。。
今回は、結構強めに撞いておりました。
今はバットを傷つけるような撞き方はしないという自信。及び、魁はそうそう折れないという信頼感。この2つがあわさって出来る芸当です。
いやー。魁いいですよ。ほんと。
魁いいの。
かいいいの。
かいぃぃの。かいぃぃの。