鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

ノビシロ

3.5本立て



1本目



I氏ととあるコンサートを聞きに行った時の事。


その時の会場は1000人ほどの規模だったと思うのですが、その数の観客を見渡しながら「これだけの人を集められる何かを持ってる?」とI氏に無茶ぶりをw


あるわけないですよね。読者様の中にもしいたら尊敬しますわ。


当然I氏の答えはNOだったわけですが、その後になんて言ったんだったかな。細かい表現は忘れてしまったんですが、ビリヤードで世界一になれば呼べるとかなんとか言ったんだっけかな。


I氏に対して私が返した言葉はよく覚えていて「ビリヤードじゃ1000人は呼べない」ってことでした。


ジャパンオープンでも、観客は1000人もいませんよね。


「(1000人を集めるのであれば)マイナーな競技で1位を目指すより、メジャーな何かでそこそこの人気を得る方が良い」みたいな。


そういうifの不毛な話をする私達でありました。



ifの話を色々しすぎて、どういう順序でどういう話をしたんだったか覚えてないんですけど、もしビリヤードがオリンピック種目になったら「頑張って代表になる!」とかI氏が言い出したのは覚えている。


もしビリヤードがオリンピック種目になったら、プロ選手、、、、出ますよね?


マチュアスポーツの祭典ってのは、今はもうお飾りですよね?


野球もテニスもプロ出てるし。


「プロも出るんだよ?」って言ったらI氏は諦めてたんですが、プロが出なけりゃ出られると思ってたんかい。


具体的なSA様の人名まで挙げてシミュレーションし出すI氏。おいおい。恐れ多いから、それ以上はやめておけ。




そのI氏と行ったコンサートにて、ほんとしょーもないバーさんがいたんです。


登場からして、劇場スタッフを召使いかのように従えて現れ、スタッフを顎で使うわ、罵詈雑言を吐くわ、無茶な命令をしまくるわ。


開演してからも動くわガサゴソうるさいわ、挙句には「なんだあのピアニスト、うるせぇ」とかデカイ声で言い出すわ。


究極の「こういう人間にはなりたくない」という反面教師だったわけです。



私はI氏に「ワンパンKOしてこい」と無茶ぶりしたんですが、その時のI氏の返事が「目上の方は敬わなきゃいけないので」というぶりっ子っぷり。


(「ぶりっ子」などと言いましたのには理由があるのですが、そこはI氏の人間性評価に関係してくるので、控えておきます)



その出来事から思い出した下書きネタが2本。当然、こんな出来事から思い出すようなネタなので、ブラックネタです。





2本目



球を撞くわけでもなく球屋にいる人っていますでしょう。


色んなパターンの人がいて、納得できる理由の人もいます。列挙すると長くなるんで割愛します。


今回書きますのはなんせこのブログですから、当然毒ネタです。駄目な人の話です。


ほぼ毎日、ほとんどの時間球屋にいる。


それでずっと球を撞いてるってんなら「あの人、何の仕事してるんだろ」とは思えど「球に熱い」ってところは認められますよね。


けど、ほぼ毎日ずっと球屋にいるのに、球を撞いている姿を滅多に見ない人ってのはなんなんだろう。


まぁまぁまぁ、仮にそこまでならまだ、私の理解の範疇を越えた、何か特別な理由があるのかもしれません。


けども、いま頭に浮かべている人の問題点は、物凄くスタッフに絡むわけですよ。


いつも店にいるが、球を撞くわけでもなくスタッフに絡む。



独居老人には多いですよね。話し相手がいないからって、色んな店の店員さんに話しかけまくって迷惑がられる人。まるでそんな感じです。その人はまだそんなに歳でもないのに、、、



店員に話しかけまくる。スタッフしか入っちゃいけないエリアにも平気で立ち入る。


お店にとっては迷惑でしょうねぇ。邪魔でしょうねぇ。



そしてですね。その人が店員に話かけまくるもんだから、店員さんの気が散ってしまったんでしょう。私の注文を忘れられること多々。常連さん達によれば、被害者は私だけではないらしい。


店も迷惑、客も迷惑。そんな常連客。


しかし、決定的な問題行為をしているわけじゃない。「面倒くさい」「邪魔」という程度。だから店も強く言えない。


あぁいう人は、客の側から注意した方が良いんだとは思うんですけどねぇ。





3本目



この間唐突に「鈴木さんって、若い子に優しいんですか?」とか、わけのわからん質問をされました。


脈絡もなく本当に唐突だったもんだから、試合や相撞きで若い子に良く負けているイメージでもあるのかと思ったら、そうじゃなかった。


なにやら、ブログで良く球屋の運営やら店員のあり方やらに関して厳しく書いているのに、球屋店員の若い子達のミスに対して寛容なもんだから、そういう疑問を持ったらしい。


私が厳しいこと書くのは、度を越えて酷い場合だけですからね?


特定のね。嫌いな店員にされたことだと、ちょっとしたことでも書きますけどw


普通の店員さんにだったら、よっぽど酷いことされない限りは、文句言おうとは思いませんよ。


でも確かに、若い子には特に寛容かもしれん。


ノビシロがあると思っているし、若い店員の大半がアルバイトだからってのもあるからだと思います。


若い子。特に学生ともなると卒業し社会に出て行くなど、今後人生の転機が幾度となく訪れ、その中で成長していく可能性が大いにある。今は至らない箇所があって当たり前だし、あったって大丈夫。


他方で、もう成長のキッカケが訪れるかどうか分からないような年齢の人となると、、、、ねぇ?「良い年して、、、」って思っちゃう。


でもこう書いてみて気付きましたけど、今後変わる可能性のあるノビシロがある人にこそ激励の意味もこめて厳しいことを言う価値はあるし。


一方で、ノビシロなんてなさそうな人に対して厳しいこと言っても意味が無いとも言えますねぇ。


結局は、単なる私の愚痴にしかならんってことかな。



まぁ、私が書いたことで反省するなりムカつくなりして、少しでも意識してくりゃ良いってことかな?あんま深く考えてない私。






3.5本目


「人に優しく」ってのは納得しやすい道義です。


「なんで他人になんぞ気を遣わなきゃいけないのか」として横暴な振る舞いをする人はいますし。


人に優しくはするのだけれど、その行動原理がキッチリと決まっている人もいるんでありましょう。何かしらの理由があって人に優しくする人。



「なぜ人に優しくする必要があるのか」という理由は、聞き分けの悪い子供を教育する時にはしっかり考えておかなきゃいけないかもしれませんが、自分自身の話であれば掘り下げて理由を探さなくても「なんとなく」「自然に」で良いんじゃないでしょうかね。



さて。「人に優しく」という大きな括りの中に「年長者を敬うべし」というものがあります。


親や先祖を敬うだとか、お世話になった恩師や近所のおじさんおばさんに感謝するだとか、敬老の精神を持てというのならば分かるのですが、年が上というだけの赤の他人を敬うべき理由ってのはなんなんでしょうか。「人に優しく」という枠以上に、何か特別な理由はあるのでしょうか。



現実的にはですね。赤の他人であっても、年長者には何かしら尊敬の対象になるものがあるのですよ。


経験、スキル、収入、社会的地位その他諸々、自分には無いものを持っているから尊敬できる。自分よりも長く生きている分、自分には持っていない物を持っている。



けどもし、ステータスが全く同じな年上と年下がいたとしたら、年上は敬うけど、年下は敬わない?年齢が大前提?


職場に40歳の部長と30歳の部長がいたとしたら、ある意味後者の方がステータス高くないですか?



1本目で書いた、コンサートホールに現れた老害バーさんみたいな人を敬う理由ってなんだ?年長者だからってだけで無条件に敬わなきゃ駄目?




何の話をしようとしてたんだっけか。


あぁそうそう。思い出した。



とあるB級のオジさんがですね。良く聞くセリフですけど「ビリヤードが上手いと偉いのか?」みたいなことを言っていたんです。


何回か後に会った時には、そのオジさんが今度は「目上を敬え」みたいなことを言っていたんです。


もしね。「年長者を敬うべき」という理論が通るなら「上級者を敬うべき」も一緒なんじゃない?って。そう思ったわけですよ。


年が上というだけでは「先に産まれた」ってだけ。


長く生きた分だけのステータスが付随するというのであれば良いのですが、長く生きているだけというんじゃね。


それよりかは「自分よりもビリヤードが上手い」という人の方が、よっぽどはっきりとしたステータスがあるじゃんか。


もし「初級者〜上級者までフラットな関係でいるべき」と言いたいなら、年齢に関してもフラットであるべきだと唱えるのが筋じゃない?


自分に都合の良い主張をしてるだけじゃない?



あぁいう人を見ると、結局は「俺が一番偉いんだ」って言いたいだけなんだよなーって思っちゃいます。



本当はここからクラス分けの方に話を持って行きたかったのだけれど、この流れだとどう考えてもロクな話にならんのでやめておく。。。