鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

東日本千葉に出た その4

出場からそろそろ1か月が経とうとしておりますが、東日本千葉話の続き。

 

通し番号なんてもう誰も覚えていないでしょうが、一応は13本目からの4本立てです。

 

 

13本目


練習したことは上手くいく編。


今回の試合に限った話ではなく、常々感じるのがこれです。


この歴になりますと、9ボールをやっている限りは「過去に一度もこんな球は撞いたことがない!」「類似の配置も見たことが無い、全くの初めてな配置!」ってショット選択に迫られる場面は滅多にないです。一切練習したことがない球にはまず出くわさない。


ただ、あまり真剣に取り組んだことがない球はたくさんありますし、「ここんとこしばらく練習してなかった」っていう球は数えきれないほどあります。


なので「練習したことは上手くいく」ってのを細かく言うと「最近練習していて、しっかり練習時のイメージが残っていることは上手くいく」ですね。


1か月前に練習したっきりのことなんて、まずもって忘れてますわ。。。


最近練習していてイメージが残っていることは上手くいくし、最近練習していなくてイメージが消えかかっていることや完全に消えてしまっていることは上手くいかないし。


どんなショットも日頃からしっかり練習しとかなきゃならんです。


あまりに分かりやすい話ではありますが、普段からありとあらゆるショットを練習しとけっていうのは、やはり時間の関係上無理がありますからねぇ。。。

 

 

14本目

 

センサーの感度が高い編。


2回戦では捻りを入れようものなら全然入る気がしなかったので、ほとんど捻りを撞くことなく我慢出しで入れ繋ぎました。


対して4回戦では捻りのイメージが悪くなかったので、ほぼほぼ普段通りの出しをしました。


細かい検証をする余裕はなかったので2回戦と4回戦でイメージが変わった理由は分からないのですが、ちょっとした景色の違いやテーブルの高さの違いで、フォームが変わっていたんじゃないかなーと推測します。


んで、我慢すべきか普段通りに撞くかのジャッジは「構えてみての雰囲気」で決めております。


歴のある方々は皆様同じだと思いますが、パッと構えた時のイメージの良し悪しって、中々に感度が高いですよね(笑)


「これ、ダメじゃね?」って思った時に撞いてみたら本当にミスするし、「お。大丈夫そう」って思った時は本当に成功するし。


2回戦の時は捻りに構えようものなら「こりゃダメだ!」とばっかり思っていたので捻りを選択せず。


4回戦の時は普段通りに構えてみても「お。行ける!」と感じたので、そのまんま普段通りの組み立てをしました。


その判断がしっかり功を奏しておりますので(4回戦は負けましたけど、判断ミスはなかったと思う)センサーの感度が高いなぁと改めて思っておりました。


皆様も日頃思うんじゃないでしょうか。「構えた時点で、ほぼほぼショットの成否が決まっている」って。


ミスする時って、構えてプラクティスストロークをしている時点で違和感を覚えていることがほとんどですからねぇ。


だったら構えなおせっていう話なんですけど、平場くらいだと「まぁいいや」で撞いちゃって、案の定ミスってことが多いです。


試合となりますと構えなおそうという気持ちはあれど、1回の構え直しで正しく構えられそうなら構え直しますが、何度構えなおしても正しく構えられなさそうな時ってあるじゃないですか。それこそ1球撞くのに試行錯誤しながら5分くらいかけなきゃならなそうな。


1球にそんだけ時間かけたらさすがにヤバい。一定の時間の中で撞くことを考えると「構えなおしても無駄だろうからなぁ」と思って妥協して撞いてしまいます。


存分に時間をかけられる1人練習の時、序盤は「違和感を覚えたら、何度でも構えなおす」を実行しています。本当に1球撞くのに何分もかけていることがあります。


でも、練習時間が長くなってきて集中力が低下してくると、どんどん適当になってくるんですよね。。。。


違和感があるまんま撞いてしまうとそれが癖になってきてしまいますから良くないんですけどねぇ。


度々話に出してますけど、大井Pが昔インタビューで「違和感を覚えたままでは絶対に撞かない」と仰っておりました。それでいてあのテンポです。


恐らく、昔っから今のような速さだったわけではなく、もっとずっと遅い時期もあったんでしょう。けどその頃から「違和感を覚えたら構えなおす」を徹底したため、フォームが安定し、構えるまでが早くなり、構えなおしのルーティンも早くなり、今のあの速度に繋がっているんじゃないですかね。

 

 

15本目

 

「一球のシュート力」編。

 


これは今回の反省でもあり、最近の課題であり、かつ大昔からの課題でもあるのですが「一球のシュート力が無い」という欠点があります。


私は日頃「イレポンプレイヤー」「シュート力はそこそこある」などと言ってますけど、我慢出しをしながらも入れては我慢し入れては我慢し、、、、という時にはそこそこのシュート力を発揮できるという話です。


我慢出し。良いところには出ていませんが、一応は自分の想定の範囲内の位置でもあります。想定の範囲内の難しい位置です。


一方、ハードブレイクをした後や相手の残り球を撞く場合。意図していない難球を撞く場合のシュート率が低い。


たまに9番の飛ばしあいなんぞをしてしまうことがあるわけですが、あぁいう時も分が悪いんですよねぇ。入れれば良いだけのちょっと難しい9番が入らない。


同じような意見はしばしば耳にしまして「気分の問題だ」と言う人がいます。


「あんなにブレイク当たったのにこんな取り出しだなんて運がない」と思ったり「相手の残り球がこんなに渋い。アンラッキーだ」などと思ってしまいながら撞くからいけないんだと。


まぁそういう人もいるでしょうけど、私にはそれは当てはまらないと思います。いや「今の私には」かな。昔散々に運不運を気にしてた頃なら当てはまったと思いますw(ってか、昔ネタにしたような気もするなw)


今の私が一球のシュート力に欠ける原因として推測できるのは、単純な理由ですけど、ブレイク後の取り出しだったら「直前までブレイクを撞いていたから」、相手の残り球だったら「直前まで撞いていなかったから」が原因なんじゃないかなぁ。


自分で取り切っている最中ってのは、ずーっと球を入れ続けているわけですので、ストロークをし続けている。ストロークのイメージがある。球を入れるためのイメージ作りが出来ている。だから多少の難球でも入れられる。


反面、ブレイク後はブレイクのストロークのイメージが頭にあって、そこからプレイのストロークへと意識を変えなくてはいけない(この点でも、プレイと同じに撞けるソフトブレイクは有利ですねぇ)


相手の残り球は、直前まで椅子に座って待っていたわけですので、ストロークのイメージを再起動しなきゃいけない。


流れの中での一球ではなく、単体の1球。そこでもしっかりストロークのイメージ作りをするってのが苦手なんだろうなぁ。


ずっと思い続けている苦手科目なので、いい加減なんとかしなきゃいけない。

 

 

16本目


グレー編。



東日本冠の群馬、千葉、埼玉と出まして、千葉が一番ドレスコードが厳しかったです。襟付きシャツ、ネクタイ着用、ジーパン不可。


んで私は、群馬に出る直前に買いましたユニクロのスラックス(グレー)と、千葉の直前に「このYシャツなら球撞けるな」と判断した阪神タイガースのような縦縞のYシャツに、黒いクロスタイというコーディネートで出場。会場内最安値のコーディネートであっただろうって話は前にした通りです。


そうしましたら、会場にてお会いした女性A級様(Hさん)とこんな不思議会話をすることになりました。

 

 

Hさん「白いですね」

 

私「(Yシャツは確かに白めだけど)スラックスはグレーですね」

 

Hさん「黒くはないけど白くもない。限りなく黒に近い白ってことですね」

 

私「会場、他の皆様黒い人がほとんどですよ」

 

Hさん「そうですよ。みんな真っ黒ですよ」

 

 

やはり公式戦の服装となると、黒系の方が多いですね。無難ですもんね。


うん。上の会話は服装の話ですよ。人柄の話じゃないですからね?