鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

絶対相対

3本立て

 

1本目

 


この間、とあるA級さんの話を聞いていて「この人とは意見が合わなそうだなぁ」と思いました。

 


A級さん「某SA様は、今でもいらっしゃってますか?」

 

私「いや、月に数回程度しか撞いてないみたいです」

 

A級さん「まぁ、あのレベルになると、それくらいでも現状維持は出来るんでしょうね!」

 


そのA級さんがそんな話を振ってくる直前に、私は真逆のことを考えておりました。


レベルが上になればなるほど、現状を維持するのですら莫大な練習時間が必要だろうなぁと。


そんなことを考えていた直後にA級さんから話を振られたもんだから「なんてタイムリーに真逆のことを言ってくるんだろうかw」と思っていました(笑)


SAだとかプロだとかは物凄く上手いですから、多少下手になっても私たちからすれば上手い。相対的に。絶不調だったとしても私たちには勝てる。


だから超上級者から「全然撞いていない」と言われても下級者は「現状維持は出来ている」とか思ってしまうんでしょうけど、本人たちからしたら全く納得がいく球は撞けていないんじゃないでしょうか。


私が「上の人ほど現状維持をするのも大変」と思っていたのはトッププロ達の球を見ていたからでありました。


物凄くショットバリエーションが豊か。そしてそのどれも物凄く高精度。


多くのショットを高い精度で保つってことは、多くのショットをメンテナンスし続けなきゃいけないってこと。当たり前ですが、数が多ければ多いほど、質が高ければ高いほど、現状維持のためのメンテナンスは時間がかかりますでしょう。


ちょっと考えればすぐに分かる話だと思うんですけどねぇ。


「上手い人は練習しなくたって上手い」ってのは事実ですが、それは彼我の実力差がありすぎて勝負になっていないというだけの話。


「上手い人は練習しなくたって安定している」「上手い人は練習せずとも現状維持は出来る」ってのは真っ赤な嘘でありましょう。神話ですよ。


練習しなくても現状維持できるなんて人がもしいたとしたのなら、それは神がかったセンスを持っているか、またはその程度のレベルでしかないってことだと思うのだ。

 

 

2本目

 

この間I氏ネタとして少し書きました。A級は一定の腕前以上になれば誰でもなれるクラスだけれども、SAは相対評価なので、並み居る猛者の中で1位にならなければいけないのだと。


体育会系の話で度々耳にするのが「1日練習を怠ると、それを取り戻すのに〇か月かかる」みたいなやつ。


これは脅し文句であって、さすがにそこまでではないんじゃないかなと思うんですけど、それは絶対評価で見た時の話。


全く同じセンスを持った人たちが、1日あたり全く同じ時間、同じ質で練習し続けたとして。週に6回練習している人と、週に7回(ようするに毎日)練習している人とでは、当然どんどん差が開いていくと思います。


1日練習を怠ったからといって、昨日の自分に追いつくためにはそんな何か月も必要とはしないでしょう。


ただ、1日練習を怠った人が、怠らなかった同じセンスを持ったライバルたちに追いつこうとしたら、何か月もかかるってのはあながち間違いではないんじゃなかろうかと思うのです。特に伸び盛りのティーンエージャー達だったりするとね。


私達はそもそも球のことだけを考えていられる生活じゃないですから頻度とか時間とかは置いとくとして、私が今回のことを考えるキッカケになったのが「質」です。


センスも撞く頻度も時間も同じくらいの人同士で、片や常に真剣に球を撞いていて、片やボケーっと球を撞いていたら、差が広がるのは当たり前だよなぁと。


絶対評価として「前回の自分より上手くなる」でしたらボケーっと撞いてても少しずつは上手くなれるかもしれません。


けど、相対的に見るとね。真面目に撞いている人たちにドンドン置いて行かれるよなーと。


周りと張り合うつもりはなく、自分のペースで上手くなれれば良いと割り切っている人なら良いのかもしれませんけどねー。

 

 

3本目


東日本千葉に出た週のことです(日曜日を週始めとして)その週は、日曜・火曜・木曜・金曜と球を撞きました。


まず日曜日。千葉に出た日です。


2回戦は比較的ブレイクが当たっていましたが、それ以外の3試合はビギナーみたいなブレイクをしていました。


全部当たっていなかったのではなく2回戦だけは当たっていたので「当たらなかった時は、テーブルに対応出来ていなかったのかなー?」なんて思いました。


続いて火曜日。慣れたテーブルで9ボールブレイクをしておりましたら、普通に当たりました。「日曜日に当たらなかったのは、やっぱコンディションの違いかなー?」と思っていました。


その後は、平撞きブレイクばっかり練習してました。しかも、今までとは違う撞き方で。


そうしましたら、相撞きで9ボールをやることになってブレイクを撞きましたら、日曜日の試合の時以上にブレイクが当たらず自分で驚いてしまいましたww


新しい撞き方で平撞きブレイクばっかりやった影響でしょうか。


相撞き終了後に平撞きブレイクをしてみたら、そっちは普通に当たる。やっぱ撞き方を変えたのがレールブレイクにまで波及しちゃったのかな?

 

木曜日。1時間の1人練習。


キューケースは持って行けずサブキュー(置きキュー)での球撞き。


グローブを店に置いていないことが分かっていたので「グローブだけは持っていこう」と思っていたのに結局忘れるというボケをかます


んで、ここは当日にツイートした通りなのですが、私はなぜだか「素手で平撞きブレイクをしたい」という夢があるのです。何ででしょうかね。自分でも良く分かりません。


スムーサーやグローブを使えばいいだけなので、素手で撞ける必要など全くないんですけどね。。。


まだBC級だった頃、レールブレイクも「グローブをしないと火傷をしちゃう(実際に何度もしていた)」という理由でグローブをしておりました。しかし、ブリッジを工夫するなどして素手で撞けるようになったという経緯があります。


そのこともあって「平撞きも工夫すれば素手で撞けるんじゃないだろうか」っていう思いがあるんでしょうね。


そんなわけで木曜日は「スムーサーもグローブもない今、素手でのブレイク練習をする絶好の機会ではないか!」と思って、さっそく素手で平撞きブレイクを1発撞いてみるも

 


無理

 

 

・火傷が怖くてチビって振ってしまう

・手汗の影響で滑らない

・メンテナンスを怠っているからなおのことシャフトが滑らない。せめてメンテナンスしてからやらないと。


ってことで、1回で諦めました。


そして、最近の私は困ったことに、レールブレイクもグローブなしには撞けなくなってしまったのです。


レールに関しては「火傷が怖い」という理由はなく、滑りに違和感があるってのが大きいです。


手汗なのかメンテナンスを怠っているからなのかは良く分かりませんが(普段はグローブしてるから、あまり考える必要がない)素手だと平撞きもレールも出来ない。


となると、スムーサーもグローブもない時は、9ボールも10ボールもブレイクを撞けない。


そんなわけで、木曜日は大人しくボウラードをやっておりました。レールブレイクは撞かず。


で、金曜日。若者たちと5-9をやったんですが、何、このレールブレイクの当たらなさwww

 

 

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あまりに当たらな過ぎてこれです。

 

 

(こんな写真を撮られ、グループLINEのアイコンにされる始末w)

 


ちょっとね。日頃「ブレイクは好きだけど下手です」「練習してもちっとも強くならん」と言っている私。実際それは事実なのですけど、この1週間の当たらなさはさすがに自分としてもひどすぎた。さすがにここまで下手ではないぞw

 

 

写真の1番ボールの位置を見てくださいよ。左サイドからブレイクして、結構強めに撞きに行ったのに1番ボールがあの位置ですよ。角や他の的球に蹴られたわけでもなく、ダイレクトにあそこですよ。どんだけ当たってないの。

 


ちょっとしたことであそこまで当たらなくなるってのは、やっぱ基礎が出来ていないんだろうなぁ。


で、皆様。皆様は試合に出た時などに、アベレージを大きく下回る、当たらないブレイクをしてしまっていたらどうしますか??


その昔JPAをやっていた時、やはりブレイクは大事ですので事前にしっかり練習をして臨んでいたのですが、しかし本番では当たらないっていうことが何度もありました。


そんな中で私は「たとえ当たっていなくても結果が良ければ、そのまま当たらないブレイクを続けていく」ということにしていました。


全く当たっていなくてパワーは無いし、手球コントロールも悪いっていうブレイクは「格好悪い」じゃないですか。


けど、そんな格好悪いブレイクでもラッキーで配置が良くなることってのは少なからずあります。


そして、私のブレイクの当たらなさって、毎回同じ当たらなさなんです。毎回毎回同じダメな撞き方をしてしまうので、結果は同じっていう。反復性だけは高いw


なので「全然当たっていなくて、全くイメージ通りの残し方ではないのだけれどラッキーでいい配置になる」ってのが続くことになります。


イメージ通りに撞けていて、ドカーンとブレイク出来ているのだけれども配置が悪いっていうことも普通にありますよね。


「当たっていなくて格好は悪いが結果は良いブレイク」から修正をして「当たってはいるが、結果は悪い」になってしまうのはバカバカしい。


しかもそもそも、修正できるとも限らない。修正しようとした挙句に「当たらなくて格好悪いし結果も悪い」になる可能性だって充分にある。ミスキューや場外をする可能性だってある。だったら「格好は悪いが結果はよいブレイク」を続けた方が良いんじゃなかろうか。


大事なのは結果。勝てないプライドなど捨ててしまえ!!


ってことで、JPAの時はそのまんま「格好は悪いが結果は良いブレイク」を続けることにしていたのです。


しかし、それは場がJPAだから、まだ割り切りやすい。というのも、JPAは1時間かそこらの1試合で終わりだからです。


もしトーナメントやラウンドロビンの試合だったとしたら、その対戦はそれでも良いかもしれないが、勝ち進んだ先でいつまでも当たらないブレイクが功を奏すとは思えない。修正の必要性に迫られるはず。


だったら、今から修正し始めた方が良いんじゃないか?などと考え始めてしまい、中々に難しいのであります。

 

金曜日の5-9の時もそうでした。


ジャンケンで勝って1マス目からブレイクしたんですが、全く当たりません。


全く当たらないわりに結果は悪くなく、そして球が良く入ったこともあって序盤で点数が取れました。


流れが良かったから「格好は悪いが結果は良いブレイク」を続けていたのですが、30マスやる予定だったので、さすがに最後まで同じ流れが続くとは思えない。


途中で修正をし始めまして、まずはレール近くからの平撞きブレイクをしてみました。当たりは結構よかったですが、ノーインww


「これもダメか。じゃぁ次は思い切って左サイドから右サイドにスイッチしよう」と思った後、全くブレイク権回ってこず。


やっと回ってきたときに右サイドからブレイクして見たら、しっかり当たりました。「よし。次からは右サイドだ!!」って思ったのに、それが最後のブレイクだってっていうね!!


長々と書いてみましたけど、ようはブレイク難しいって話でした。