3本立て
1本目
その昔はほぼ毎回のようにプロツアー(グランプリイースト)を観に行っていたのですが、近年は滅多に行かなくなってしまいました。
昨年、突如再び観戦意欲が湧いてきて「観に行くぞー!」と思ったのに、結局1回しか行けませんでした。原因は「スケジュールに入れていなかったから」
ジャパンオープンなんかは毎年開催時期が決まっているし、結構前からジワジワと盛り上がって行って各種ビリヤード情報サイトで開催日を意識させられるし、プレイヤー達もジャパンオープンの話をし出すわけですけど、プロツアーはそれが無い。
意識的に情報を取り入れていないと「あ。次の週末グランプリなんだ」ってなっちゃうんですよね。そしてもうその時には予定が入ってしまっていて見に行けないっていう。
んなわけで、今年は昨年の反省をもとに、年間スケジュールが出た時点で全てをスケジュール帳に書き込んでおきました。それでもなお1回しか行けなかった件について。
週末は忙しいのですよ。。。
去年も今年も最終戦だけの観戦。グランプリ運営に携わっているサークルの先輩プロからは「最終戦だけ見に来ることにしてるの?」と言われました。私の返答は「いや、たまたまスケジュールが合うのが最終戦ってだけで、、、」
場所が六本木なんで私的に行きやすいってのもあるんですけど、例年なぜか最終戦の日は仕事や他の大事な予定が入らないんですよね。不思議不思議。
なんにせよ今年も最終戦観戦。例年も最終戦は高確率で観に行っているんですけど、今年は観客が少なかったなぁ。
例年だって少ないですけど、今年は特に少なかった。なんでなのか。
って、1年に1回しか観に行っていない私が偉そうなこと言える立場じゃないですけど。。。
お近くの方は観に行きましょ。
観客が少ない理由について色々推測を書いてみようかと思いましたが、ロクな話にならなそうだからやめておく。
2本目
私が大井プロを初めて知ったのがプロ入り直前でして、初めて球を見たのはプロ入り直後だったと思います。
私がプロツアーやジャパンオープンを頻繁に見に行っていた時期と重なっていたこともあって、頻繁に見ておりました。プロ入り1年目からぶっちぎっていた様子をよく覚えております。
その後ご結婚されて西に移籍されたわけですが、その間はただでさえ活動域が違うので生の球を見る機会はなく、加えて観戦熱が冷めていてジャパンオープンなどの全国大会を観に行くこともなく。
今年から東に戻ってこられたわけですが、復帰後に生で見るのは今回のグランプリ最終戦が初。
ってことで、約10年ぶりなのかな。まともに大井Pの球を見るのは。
私は日頃、球動画を滅多に見ないんですけど、たまーに大井Pの動画が目に入ることがあって、10年前のイメージと比べて「ずいぶん撞き方が変わったなぁ」って思ってたんです。
んで、今回10年ぶりくらいに拝見いたしまして「あれ。やっぱ大井Pだ」って思いました(笑)
動画で見た時は全然違う印象を受けたんですけど、私が見かけた動画ってのがカメラが上の方にあって俯瞰視点だったので違って見えたってだけなのかもしれない。
それにしても、プロ入り直後から化物じみたプレイヤーでしたが、10年ぶりに見た大井Pは本物の化物になってましたね。良い意味で。。。w
10ショット練習風景を見ていて「あれ?」って思ったのが、ブレイクの時にやたらと前を持つなーってことでした。「大井P、あんなに前を持ってたっけ?」と疑問に思った。
けどゲームが始まって、再びブレイクをした時に気づきました。エクステンションをつけてて、キューが長いから前を持っているように見えただけでした。
プロの試合なんぞ見に行くと「〇〇プロがこんなことを言っていた」「××プロがこんな球を撞いていた」「△△プロがこんなキューを使っていた」というだけでブログネタになるんだから、もうネタが大渋滞ですよ。
— 鈴木さんちの鈴木 球版 (@billiblo) 2018年12月9日
さて、このキューは誰のでしょう!? pic.twitter.com/TbR6b1Yf01
このツイートしたキューが大井Pのキューです。
なんでエクステンションをつけているのかと予想しておりました。「後ろバランスにしたいのかな?」「プレイを見ると、かなりキュー先を下げていく撞き方だから、ブレイクの時はそういうキュー先が下がるような撞き方にはしたくないのかな?」「10ボールだからであって9ボールだとまた別なのかな?」とかなんとか考えていた。
後に聞いたところによれば(他のプロから聞いたんですけども)ほぼほぼ予想した通りでして、「後ろバランスにしたい」「キュー先が下がらないようにしたい」という理由らしい。
ちょっと前までパワーブレイク2を使ってらしたらしく「なんで短いのから突如長くなったのか」と周りの人達から突っ込まれているとかなんとかw
そう。私の大井Pの道具に関する印象ってそんな感じなんです。
少々前に「大井Pが使っているキューなら間違いないですね!」って言われて、私は「大井Pの腕前は間違いないけれど、大井Pの道具に関するインプレッションはあまりあてにしていない」と返しましたw
というのも大井P、「こういう道具が良い」と言ってから程なくして全く別の道具を使っているってことが昔から多いから。
某プロ曰く「大井は守りに入らないというか、常に色々試してる」と。
自身がプロデュースした道具でさえ、ちょっと経ったら全くの別物にカスタマイズしてたりする。
そんなわけで、大井P自身はきっと色々試してみて最高の道具を探しているんでしょうけども、私からすると「大井Pは何を使っても上手い」という印象にしかならず「道具が良い」っていうイメージにはつながらないんですよね(;^ω^)
そうそう。今回の大井PのブレイクキューはパワーブレイクDIでした。DIプロでも魁でもなく、DI。プロが使っているのは久しぶりに見ました。
別のプロ曰く「(大井プロは技術的に)パワーに余裕があるから、道具に頼る必要が無い」とのこと。
私の予想としては、10ボールブレイクって手球を跳ねさせた方が良いと言われるから、手球の収まりが良いキューよりも、かえってちょっと暴れるキューの方が良いと判断したのかな?
とかなんとか考えたんですけど、どうなんでしょうね。大井P本人に尋ねてみたいところだけど、きっとしばらくしたらまた別のキューを使っているんだろうな(笑)
大井プロ繋がりで。
決勝日1回戦(ベスト16戦)は8台が同時進行。
私は組み合わせ抽選が終わる前に会場入りして「ここら辺が見やすいかなー」と席を決めていたので、どの選手がどのテーブルに入るのかは分かりませんでした。
組み合わせが決まり、目の前のテーブルには大井プロが。「久しぶりだなー」と思いながらカブりつき観戦です。
んで、大井Pがしょっぱなに撞いたのがこんな球でした。
少し離れた低い位置から見てたもんですから1番と3番の位置関係がハッキリしませんが、大体こんな感じだったと思います。
「1番の直接の入れはなさそうだし、コンビも難しそう。キャノンかなー?それともセーフティーするのかな?」と思ってたんですが、大井プロは1番ボールをコール。「1番?」と思っておりましたら
1番テケ。
久しぶりに見た大井Pの、その日の1球目がこれでしたから、中々の衝撃でw
でも、私のショットバリエーションにそういう狙い方がないというだけで、そんなに珍しいショットではないんでしょうかね?
今回観に行ったグランプリの中でも、私が目撃した範囲でももうお二方、同様のショットをしておりました。今回の会場が甘めのポケットだったことも関係してるのかなー?
私もキスショットはちょぃちょぃするんですけど、テケは手球をテケテケさせることはあっても先球をさせるって発想は無かったなぁ。
今度から選択肢に入れてみよっと。
3本目
オリーブさんとこのボールマーカー
「アルティメット ボールマーカー | ビリヤードの専門店【ニューアート Billiards】」
以前にこれの話をしたら「こんなの誰が使ってるんですかww」「どこで使われてんのw」「使ってるの見たことないw」とか言われたんですが、プロツアーで使われております。えぇ。ちゃんと使われておりますのよ。
まぁ、私自身、購入しておきながら何回かしか使ってないんで「使ってるの見たことない」っていう感想を抱くのも分かるんですが、プロツアーでは使われております。
グランプリイーストでしか見かけたことが無いというか、私がグランプリイーストくらいしか観に行っていないので分からんのですが、他のプロの試合でも使われているかな??
以前にもこのボールマーカーのことをネタにしましたよね。関東オープンの時だったかグランプリイーストの時だったか忘れましたが、審判が使い慣れていなくて、マーカーを使ったにもかかわらず配置を変えてしまうという失態を犯しておりましたのを記憶しております。
今回のグランプリ最終戦、マーカーの出番が多かったです。私が見ていた範囲でも4回。そしてそのうち1回はシート上にボールが3つ集まってしまう状態になっていて、マーカーを2つ使う事態に。
前にネタにした時にも書いたと思いますが、審判は予選で敗退したプロや新人のプロなわけですよ。
腕前が上でかつ先輩であるプロ選手を相手に、し慣れていないであろう審判をするだなんて大変だよなぁという感想を抱き、今回も同じ感想を(笑)
でも、そのマーカーを2個使わなきゃいけない時はベテランプロが担当してたな。やっぱ新人プロには荷が重いですよね。
私はなんせマーカーを所持しておりますので、何回か使っていますが、ちょっと難しい。使うのにコツがいる。
スヌーカーの動画を見ているとマーカーが使われている場面をちょくちょく見かけまして、スヌーカー式の下からサクッとハメられるマーカーの方が使い勝手が良いとは思うのですが、しかしながらポケットの場合はシート上に残ったボールをマーキングしつつシートを取り除くっていう場面で使われることが多いでしょうからねぇ。あぁいう形状にせざるを得ないんだろうな。
それにしても審判って大変ですよね。マーカーなんてもんも使い慣れないだろうし。講習会とかやってんのかな?
選手としてだけじゃなく、運営も審判もプロ選手がやらなきゃいけないんだから大変だ。あぁいうのを見ているとビリヤードがもっとメジャーになって、プロ選手が選手活動だけに専念出来ればいいのになって思います。