鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

誤用だ誤用だ

2本立て

 

 

1本目

 

今回のネタを書くにあたって「BOSSが昔ブログネタにしてたよなー」と検索してみたらすぐに出てきました。これこれ。


長い短い | 行け! 武蔵小山撞球隊

 

私、強い弱い、長い短いの用語の使い分けは元から分かっておりました。


ただ、つい「強かった」の意味で「(手球の転がる距離が)長かった!」などと口にしてしまうことは度々ありました。今でもたぶんあります。


この件に関しては恨みがありましてな。


その昔、私が強いだったか弱いだったか忘れましたけど仮に弱いだとして、弱かったという意味で「短かったー」と口にしたことがありました。


うん。誤用ですね。それは認めます。


そうしましたら対戦相手のH氏が「それは短いじゃなくて弱いです」と超真剣な顔で言ってくる。


私が「(んなことは分かってるよ。なんだこいつ)」って顔しながら「は?」って言ったら「そういうのは弱いっていうんです。知らないんですか?」と呆れた表情のH氏。


当時のH氏は大学生。私は7つ離れた大学及びサークルの先輩であるし、H氏は店のスタッフ、私は客という立場でもある。


いや、別に先輩や客という立場だから偉ぶりたいというわけでは全くないんですけど、よくもまぁH氏はあの立場からあれだけの上から目線でものを言えるな、と。


この間書きましたけど、私なんぞ思いっきり年下の子にすら間違いを指摘するのに躊躇するんですよ。H氏のあのためらいの無さはなんなんだろう。


百歩譲って、ものをハッキリ言える姿勢は良しとしましょう。


けど、言い方ってものがありますでしょう?


H氏、歳が20近く離れたSA様にまで同じような態度で接するもんだから思いっきり嫌われています。ってか、私やSA様からだけの話じゃないな。


彼ばかりは「ゆとり」と揶揄されて仕方のない人間だなぁと思いますねぇ。


このH氏の話、I氏までドン引きしてました。そういう点ではI氏は常識人だからなぁ。


I氏にそんな話をしたのも、強いと長い、弱いと短いの話をしていたからでした。そしてそのキッカケはI氏が間違った使い方をしていたから。


I氏は完全に「長い」は「手球の転がる距離が長い」だと思っていた様子。「強い」と同義だと思っていたわけです。


長いとか短いとかは元はスリーの用語ですよね。ポケットだとどうでしょう。あんまり使わないんじゃないですかね??


少なくとも私は、正しい意味での長い短いは滅多に使わないです。誤用の方の長い短いは度々使っちゃいますが。


そして私と同じように誤用の方ばっかり使っちゃう人が多くて、それを聞いた下級者も誤用、、、、っていう流れはあるような気がする。まずいですね。すんません。以後気を付けます。


ちなみに、誤用の方の「長い短い」を使ってしまう時って「俺が悪いんじゃない。コンディションのせいだ」みたいな気持ちが混じっている気がしますw


たとえば手球が転がりすぎてしまった時、正しくは「強かった」ですが「長かった」と言ってしまう。そこには「自分はイメージ通りに撞けた。力加減を間違ったわけではない。しかしコンディションのせいで転がりすぎたのだ」という気持ちが入ってる気がする。


結局は、コンディションに対応出来ていない自分が悪いだろっていう話なんですけどね(;^ω^)


そうそう。I氏と長い短いの話をしていたのが公式戦観戦中でした。


I氏が観戦している選手の球を指しながら「今のは長かったんですよね?」などと質問をしてきたことに端を発したやりとりでした。


そんなもんだから、テーブルを使っての説明が出来ないんですよ。テーブルを使って実際にボールを置いて撞いてみせれば説明しやすいけど、会話だけで伝えるのがえらく難しかった。ってか、I氏にちゃんと伝わったんだろうか???心配になってきた、、、

 

さて。こっちもネタにしてしまいます。こっちは既出のネタですが捻りの順と逆についてです。

 

 

f:id:YIU24564:20181207121225g:plain

 

 

たとえばこんな2球で白線のような出しをするとしましょう。出しのパターンが色々あって、長クッションに入れないって人も多いだろうし、そもそも引きで出すよって人も多いと思いますが、とりあえず白線のように出すものとしてくださいまし。


んで、この際の撞点は右上です。上も右も少なめの右上。


この際の「右上」という撞点は、別の言い方をすれば「逆上」であります。


「えっ?」「順上でしょ?」って思われる方が、もしかしたらいらっしゃるかもしれない。


かくいう私も、A級の途中までは順上だと思っていました。


ポケットビリヤードでの順と逆は、先球のフリに対してであります。上図のように8番の左側に手球を当て、左の方に手球が転がっていく場合は左が順、右が逆です。


一方、これを「順上だ」と考えるのは「クッションに対して捻りがどう入るか」で考えている人でありましょう。上図は右回転がクッションに入った後の手球を伸ばすような捻りですので順。なので順捻りということになる。


私は初期は「クッションに対してどうか」で考えていました。誤用です。そしてまた、私はそれが誤用だと気づいてからは度々話のタネにしているのですが、Aクラスプレイヤーでも「えっ!ホントに?」「間違ってた」「どうりで話が噛み合わないことがあるわけだ」って人が一定数います。


そう。たとえば下図のような場合

 

f:id:YIU24564:20181207120854g:plain

 

 

撞点は左下。これは、フリの面でもクッションに対しての面でも「順」なので順下ということで一致します。


たまに話が噛み合ってしまうだけに、順と逆を誤用していても勘違いに気づきづらいんじゃないですかね。


恐らく誤用している人は一定数いるでしょうし、初級者だと順だ逆だと言われてもイメージしづらいかもしれません。なので私は勘違いが起きないように順と逆という言葉はあんまり使わないようにしています。右か左かで表現することがほとんど。


ちなみに、私は誤用であると気づいた時に「じゃぁ、クッションに対してどう噛むかはなんと表現すれば?」と質問してみたのですが(←誰に質問したんだったか忘れた)「そういう時は『クッションに対して』とつけるんだよ」と言われました。単純な話だったww


ポケットでは誤用とされる順と逆の言い回し。スリーではそっちが正しい使い方だと聞きました(となると、ポケット出身でスリーをやり始めた人の中には、スリーの世界で「それは誤用だよ」と言われてしまったりするのかな?)


ポケットだと、先球の転がりが重要だから先球基準で順と逆を決めて、スリーだと手球の方が重要だから手球基準で順と逆が決まってる、、、、とかですかね?知らんけど。


今回、この順と逆の話を久しぶりに取り上げたキッカケはといえば、キッカケはキッケー。

 


き「今みたいなの(クッションに対しては順で入る逆捻り)逆捻りって言うんでしょ」

私「そうだね」

き「おかしいよね。スリーでは今の順捻りなんでしょ」

私「そうだね。昔ブログで書いたじゃん」

き「知ってるよ。読んだ。じゃぁポケットではクッションにどう入るかはなんて言うのさ」

私「『クッションに対して』順か逆かっていうんだよ。ブログに書いたじゃん」

 

 

ほんとこの人、中途半端にしか読んでない!!


しょっちゅういってますけど、良いんですよ。全部に目を通して、全部を記憶しているなんて不可能ですから、読んでなくたって覚えて無くたっていいんです。


けど、きっけー氏は頻繁に「全部読んでる」「しっかり覚えてる」ってアピールしてくるからツッコミたくなるの!

 


2本目


きっけー氏とのやり取りで、一時期流行っていたのが「0.1」です。


きっけー氏がですね。自分に甘いんだかポジティブなんだか良く分かりませんが(きっと本人は「事実を口にしているだけ」とか言うんでしょうけど)すんごい頻繁に「上手くなった」って言うんです。


きっけー氏と初めて会ってからもう7年くらいだと思いますが、今までに数百回「上手くなった」って言われてんです。耳にタコです。聞き飽きてます。

 

そんだけ上手くなってたらA級になってるだろ!

 

ってのが私の言い分です。「A級になるまで『上手くなった』発言は禁止!」って何度か言ってます。


しかしキッケー氏は食い下がります。


「A級が100だとして、今70だったのが75になったら、上手くなったと言って良いでしょ?昨日より上達したという意味で!」と言ってきました。


なので私はこう返したのです。


「初めて会った時のきっけー氏が50だとして今が75だとしたら、25上がる間に数百回も『上手くなった』と言っている。1回あたり0.1とかだよ。聞き飽きた」


そんなわけで「0.1上手くなった」が流行り言葉になったのであります。


私の0.1発言といえば、今はもうさすがに反省しまくったので滅多に口にしませんが、やはりブレイクですねw


散々に「ブレイクを極めた!」と言っては壊れ、極めたと言っては壊れを繰り返し、そもそも0.1も進展してないや!