4本立て
1本目
撞点がズレてカシュッとやってしまうあのミス。
— 鈴木さんちの鈴木 球版 (@billiblo) 2018年11月22日
なんて呼ぶ?
こんなアンケートをやってました。
6:4くらいでミスキューなんじゃないかと予想してたんですが、ほぼほぼ予想通りでした。
えっと、特に感想はないですw こうだったってだけでww
それにしても「その他」に投票した人はなんなんだろ?コメントを入れてくれてもいないので、何なのか分からん。
2本目
試合に出る時に所属店(ホーム)を尋ねられますよね。
なんで?という疑問は前に書いた覚えがあります。
ハウストーナメントくらいだと「無所属」とか「フリー」とか言う人がいますけど、公式戦は今は無所属だと出られないんですよね。
さて、I氏。彼は所属店が「自遊空間」です。
実際、彼はいつも自遊空間で練習をしているようですが、しかしその店に常連はほとんどいなさそうだし店員との絡みもありそうもないし、1人練習をしているだけ。
なので私は「所属店にするにあたって、ちゃんと店の許可とったの?」とオチョくってみました。答えはもちろんNOでした。
かくいう私も、所属店の許可なんて過去に取ったことがないw
最近の私が度々I氏に言ってるのが「今度はグランサイバーカフェバグース新宿店から出ようかなw」です。
バグースの漫画喫茶。テーブル台数は1台です(笑)
「ビリヤードテーブルがないグランサイバーカフェとか自遊空間とかから出てみようかな」とも。
たぶんそれでも出られる。公式戦の運営の方、いちいちチェックなんてしてませんでしょ?何かあった時に問い合わせようとするくらいで。
一度も行ったことがないビリヤード場を所属店として申告することだってできちゃうはずです。
もっとちゃんと、お店の許可を得ないと所属店として登録できないようなシステムにしないとダメなんじゃないか、ってのが本日のネタです。
I氏は神保町ブラザーの元スタッフなわけですが、どこでもブラザーの名前は使わない。
最初は「(大学を卒業してからは)もう年に1回とかしか行かないので、名を出すのが申し訳ない」とか言ってたんですが、その話を現役スタッフにしてみたら「そんなん気にしないのに」「全然良いのに」「元スタッフなんだからいいでしょうw」っていう返事。
それをI氏に伝えて以降、I氏の言い分が変わりました。「『あんな下手な奴が所属する店』と店の名前を汚すのが申し訳ない」ですって。
I氏はドB級です。B級ドストライク。
A級っぽい球も撞かないし「C級じゃないの?」って言われてしまうような球も撞きません。思いっきりB級です。
BC戦に出てドB級な球を撞いても、当たり前の話なんだから誰も馬鹿になんかしませんよね。
また、I氏が出るABC公式戦はクラスハンデがある試合ばかりなので、予めB級であることは周りも分かっています。なのでB級がB級らしい球を撞いても、やはり馬鹿にされる対象ではない。むしろ「B級なのに出てくるなんてやる気があるな」という高評価につながるかもしれない。
店の名を汚すようなことは、何1つとしてないと思うんです。
ってか、下手すぎて店の名を傷つけるってことは、そうそうないんじゃないですかねぇ?
どっちかっていうと、たとえばSBなんかだと「あの店は、あんなクラス詐称プレイヤーをBとして認めているのか」という悪評に繋がるでしょうし。
また、マナーの悪いプレイヤーも「あんなプレイヤーを常連として認めているなんて。。。」と、店の名を傷つけることになると思います。
マナー良く、クラス相当の球を撞いている限りは、店の名折れになんかなりませんよねぇ?
それでですね。もうちょっと「所属店」というものを厳しくしてはどうかなっていう話なんですけど、現状は店の許可がなくても勝手に店の名を名乗れるわけじゃないですか。
もっと厳しくして、しっかりとした許可制にすべきなんじゃないかなと思ったんです。
そんなことを考えたキッカケが遅撞きやクラス分け、ソフトブレイクなどに関してです。今回は遅撞きを例にします。
ショットクロックには欠点がある。チェスクロックにだってやはり欠点がある。ルールとして明文化するのが非常に難しい。
もういっそのこと審判が独断と偏見で「はい。あなた撞くの遅いから警告1。2回目で失格でーす」とか判断しちゃって良いんじゃないかとか考えてたんです(笑)
でもまぁ当然それも無理がある。発想としてはホント悪くないと思うんですけど、審判を育てなきゃいけないし、審判を立てるだけの予算が無いですしね。
普段から撞くペースを意識させるってことで、そうなると日頃から各プレイヤーが所属する店が指導するしかないでしょう。
店がOKを出さない限りは所属店にすることはできないようにしたら。
もし試合で極端な遅撞きや極端なマナー違反をしようものなら、一定期間その所属店からの選手を出場禁止にする。となれば、所属店も本気で常連の振る舞いを改善しようとするでしょう。
ものすっごく体育会系な話ですけど、こんくらいやらないとダメだと思うんですよねぇ。
問題は、今のご時世そういうことが出来そうな道場系の球屋が少ないですし、漫画喫茶をホームにしている人たちもいますし、球屋らしい球屋が近隣に無いって人もいますしねぇ。
もっと、お店のスタッフでもお店の主的な人でも良いんですけど、ちゃんとした人格者がいて、その人たちが常連を教育するっていう流れが出来上がっていれば、各種の問題はわざわざルール化しなくても解決する気がするんですよねー。
今のご時世、それも難しいか。
3本目
I氏のセンスについてです。
16年やっていてB級ド真ん中のI氏。
なぜ成長しないのか。I氏の欠点は何なのかを考えてみますと
・練習しなさすぎ
・頭が悪い
・社交性が無さ過ぎる
この3点に尽きると思います。
今は社会人ですので練習時間を取ろうと思っても取れないのは仕方がないですが、学生の頃もほぼ全く練習しませんでした。
今と比べたらずっと時間はあっただろうし、スタッフは無料で練習できる球屋でアルバイトをしていたので場代の心配も必要なかったのにです。
きっけー氏とI氏の共通点として、2人とも「努力よりもセンスで結果を出してしまうのが格好いい」と思っているのだと前に書きましたけど、2人とも少なくとも球を見ている限りは努力知らずです。全然練習しない。練習しなけりゃ、そりゃ上手くなれるはずがありません。
頭が悪いってのはおいといてw I氏の社交性の無さは本当に異常です。
I氏にはですね。たぶん球友が私しかいません。
地理的な問題として「日頃通える範囲に球屋らしい球屋がなく、球友がいない」って人は仕方がないですけど、I氏はそこまでの球屋過疎地に住んでいるわけじゃない。近所と言えるほどの近所にはなくとも、ちょっと行けばちゃんとした球屋はあるし、学生時代は都心の大学に通っていたわけですし、実際に都心の球屋でアルバイトもしていた。
にもかかわらず球友がいないのです。
「どっかの試合に一緒に出よー」と誘う相手が私しかいないし、今度相撞きしようって言える相手も私しかいないし、ノープランで足を運んで相撞き相手を探せる店もない。
元々働いていた店ですら「会えば挨拶をする程度の知り合い」しかいないんですって。
そして当然、行ったこともない店を新規開拓してみる勇気もない。
んなもんだから、私を除いたら教わる相手も相撞きする相手も見て学ぶ相手もいない。私にしたって居住地が離れているので、そうそう見てあげることも出来ない。
なのでI氏は球動画や教則本から知識を得、それを一人練習で身に着けるという日々を過ごしており、おかげさまで独自の方向性に進んでおります。
皆々様も、多くの方が独学だと思いますが、とはいえ球屋での他のプレイヤーとの絡みはあるし、直接的に教わる事は無くても色んな人を見て学びましたでしょう?I氏はそれすら無いから、限りなく独学に近い。なので色々おかしいです。
そんなI氏ですけど、センスは私なんかよりずっとあると思うんです。
なんせ教わる相手も私しかいないですから、しばしば自撮りした動画を私に送り付けてきて感想を聞いてくるんですよ。
んで私が「ここはこうした方が良いと思うよ」とアドバイスをします。
すると、一発で直るんですよ。
「えっ。それ私が習得するのにどんだけかかったと思ってんの」「私は未だ直せてないんだけど」ってことを、I氏は一発で直す。天才なのかもしれない。
I氏は自分で考える能力は恐ろしく低いです。頭は悪い。しかし、言われたことを体現する能力は恐ろしく高い。
なので、もっとちゃんと社交性があって、ちゃんとした人に習えれば結構上手くなりそうなんですけどねー。
I氏のセンスの一端に、精神的な痛覚の麻痺、および無知さがあるような気がしています。
直近でI氏にアドバイスをし、I氏が即対応してきたストロークに関することがあるんですけど、そのストロークのコツって慣れない間はミスキューのイメージが湧いてしまって怖いし、実際にミスキューをしてしまうこともあるようなものなんです。
けれどもI氏は、恐らく「ミスキューしそう」とは思わないんでしょう。何故ならビリヤードの経験値が低いから恐怖心も無いのです。良いイメージもないが悪いイメージもない。事前に「これは成功しそう」とか「これは失敗しそう」とかいうイメージが何もない。だから何も考えずに実行出来る。
大人になると下手に知識がある分、事前にチビってばっかりですもんねぇ。
また、いざ実際にミスキューしてしまったとしても、I氏はあまり気にしません。
I氏っていう人間は凄くて、学生の頃からつい最近まで「その日の一発目のブレイクは空振りをし、仕切り直したブレイクは大場外」ってのをかなりの高確率でやらかしておりました。
普通、そんだけ同じ恥ずかしいミスを繰り返したら「同じミスをしたくない」とチビるじゃないですか。けどI氏は同じことをいつまでも繰り返す。
プレイ中の先球場外なんかもそうで、強めの引き球をしようとするも撞点がズレまくってほぼほぼ真ん中のフルショットになり先球が場外へ吹っ飛んでいき、危うく人身事故!!なんてことをやっても、懲りずに同じようなことを繰り返すんです。
反省をしないという欠点でもありますが、チビることを知らない思い切りの良さという長所でもある。
普通は新しいことをやろうとしたら恐怖心が湧いてくると思うんですけど、I氏はそれが薄いらしい。どんどん思い切って試せるから身に付きやすいんじゃないかなぁ。
ゆーたら、精神が子供なんでしょうね。I氏も今やミソジーズなんですけど(;^ω^)
4本目
とある共通の知人の名前を挙げつつ、I氏に「勝てる器」の話をしておりました。私の頭にはもう1人同じタイプの人が頭に浮かんでいました。
2人とも成長が早い。そして強い。
共通するのは「無駄なことを全くやらない」ことと、「周りの評価など気にしない」という我の強さ(メンタルの強さ)であります。
2人とも本当に無駄なことをやらない。
たとえばブレイク。基本的に必要最低限の強さでしかブレイクしません。
ソフトブレイク派なのかといえばそうではなく、必要とあらば強くも撞くのです。
まさに「その場で必要なことをやる」のであって「こういうブレイクをしたい!」という欲は無いらしい。必要なことをやる。
ソフトブレイク派かハードブレイク派かなんていう問答も、彼らにとってはバカバカしいものでしかないんでしょうね。どちらでもない。必要なことをやるだけっていう。
ソフトブレイクをしている時に「つまらない」「面白みがない」「もっと強く撞け」「卑怯だ」などと言われても、全く意に介さないメンタルの強さもあります。
プレイにしても無駄がない。「こんな球を撞いてみたい!!」なんていう欲が無いらしく、本当にその場に必要なことだけをやる。ただひたすらに得点をするために必要なことだけをシンプルに追い求めていく。
無駄なことをやらない。本当に強いです。
一刻も早く上手くなりたいとか、限られた時間の中で出来る限り上達したいとか考えるのであれば、あの2人のような球を撞くべきなんだろうなぁと思わされ、I氏にもそう言いました。
反面、2人とも、妙なことが抜け落ちているのであります。
2人とも本当に強い。勝負をしたら全く適いません。
ところが、私と球を撞いている時に「今のどうやったんですか?」「そんな発想なかった」と言われることが度々あるんです。私が「こんな球知らんだろー」とドヤって撞いたような球ならまだしも、普通に実戦の中で使うようなショットで驚かれると、こっちが驚いてしまう。
また、彼らの球を見ていても、たまに妙なミスをする。「何がしたかったんだろ?」っていうミスをする。たぶん知識が足りなかったんでしょう。
それであっても、2人ともA級上位です。歴も私と比べてグッと短い。
今後、彼らがもっと上を目指すのであればどっかで「上手さ」も身に着ける必要が出てくるんだと思いますが、現状はシンプルなことを突き詰めたプレイスタイルで充分過ぎるほどに結果を出している。
まさに、勝ちへの最短ルートを進んでいるような感じです。
あればかりは性格的なセンスだよなぁと2人を見ていていつも思っています。
きっと「上手くない」「そんなんで面白いのか?」などと批判する人もいるんでしょうけど、2人ともまだ若い。
上手さや楽しみなんて、今後いくらでも求めていけますからねぇ。