鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

ビリヤードにハマる その2

昨日からの続き。


1度は球屋に足を運んでくれた一般の人を、どうやって定着させるか。



たとえ話で私のサークルの話を少々。


ビリヤード界って圧倒的に男性が多いですよね。ビリヤードサークルもその例に漏れず、男が多いです。


しかし私のサークルは、私が現役だった頃は男女比が3:7でした。当時の新歓チラシがまだ残ってるんですけど、そこにもしっかり書いてあります。3:7って。



「女性が3割もいたの!」って驚きます?



いえいえ違うんです。






女性が7割です









なぜ女性が7割もいたのか。その理由はですね。恐らくとっても簡単に説明できるんですよ。






創設代の先輩方がイケメン揃いだった






それが100%ではないでしょうが、理由として大きいと思う。


同期の女性メンバーたちには聞きづらいけど、たぶん関係していると思うw


女性の場合、大体グループで行動しますよね。グループの1人が興味を持ってくれると「じゃぁ私も」と他の人もついてきます。


最初に興味を持ったのは別の人だったのに、付和雷同でくっついてきた女子グループの1人が後々めっちゃビリヤードにハマったっていう例も知っています(笑)


イケメンにつられて女性がくる。その女性の仲間も一緒に来る。女性が多いことに安心して女性がくる。好循環。



そんなもんだから「女性がいない」と嘆いている球屋やサークルの人たちには「まずは男から」「イケメンがいれば女は来る」って良く言ってます。


イケメン目当てでの女性客が増えれば、女性客がいることに安心して女性客が増えるっていう流れもあるでしょうし。


まぁなんつーか、卵が先かニワトリが先かみたいなところがあって、美女が先でも良いとは思いますけどね。美女目当てで男が来て、その中にイケメンがいれば女性が来て、女性が多ければ男が、、、、


っていう永遠のサイクル。



と、美男美女を揃えるってのは分かりやすい例の1つでありますが、サークルにせよ球屋にせよ、ビリヤード以外の何か魅力を作り出す。「参加したい」「行きたい」と思わせる何かを作る。


「ついで」でビリヤードをやる。ついでであっても続けているうちに徐々に上手くなりますでしょう。そうすればそのうち楽しくなってくる。ビリヤードの魅力に自分で気付くようになる。


そういう流れが良いんじゃないですかね?最初っから経験者にしか分からないような魅力を前面に押し出してゴリ押ししても、あんまり良いことはない気がする。


「一般の人」と言っても色んな人がいますから、ゴリ押しも戦略の1つに入れておくべきかとは思いますけどね。



めっきりご無沙汰ですが、昔は月一で練習会を開催しておりました。


ありがたいことに、私と撞いてみたい、私と会ってみたいっていう方が来てくださって、徐々に人数が増えました。


たとえばそこに「ゲストで土方プロが来ます!」「タダでチャレマ出来ます!」とかになったら、どっと参加人数が増えると思うんです。


が、言っては悪いけれど、あまり知名度や人気が高くないプロとなると、そんなに影響がないだろうし。


悪名高いプロとなったら、参加人数が減るまであるでしょう。




一般の人を相手にした時も似たようなもんで、たとえば会社の人とビリヤードをしに行くとなって。



マドンナ的な存在の人(表現古い?w)が参加してくれるとなったら、どっと参加者が増えることでしょう(男の)


嫌われている人が参加するとなったら、参加人数減るだろうし、1回は来てくれたけど2度目は無いって人も増えるだろうし。


いいメンツが揃ってその会が盛り上がれば、「またやりましょう」ってことになるだろうし。


幹事自身の魅力が問われるし、いいメンツを揃えられるか、場を盛り上げられるかという幹事としての能力も問われるし。


第1回って、すんごく大事だと思うんです。


「とりあえずキッカケづくりのために、一般の人を誘ってみよう」くらいの感じで、気軽なノープランで臨むとろくなこと無いと思います。



どう楽しませるかを、しっかり考えて臨んだ方が良いだろうなぁ。ビリヤードゴリ押しは控えつつ、ね。



相変わらず、まとまりのない話になってしまった。



まとめれば、ビリヤードならではの魅力を押し出すのは追々にして、最初のうちは別のところで「また来たい」「また参加したい」っていう魅力を作り出す方が良いんじゃないかいっていう話でした。





関連しつつ、話題は変わりまして。


大学2年生の時のこと。


新入生歓迎練習会に来たビリヤードは初体験っていう子を、先輩(現プロ)が連マスを含めつつ全く撞かせずフルボッコにしておりました。


当時の私の中では「そんなことしたら新入生は『つまらない』って思ってしまうんじゃないか」と思っていたんですが、ボコられた新入生は「凄い」「こんな風に出来たら」と思ってくれたらしく、サークルに入会してくれたし、ガッツリってほどではないけれどBクラスになるくらいには球を撞いてくれたのでありました。


「ボコられることでハマる人もいるんだな」と気付かされた出来事です。


ボコられることで憧れる人、つまらないと思ってしまう人、ガチさに引いてしまう人などなど色々いますよね。


憧れる人がいると分かった後も、一般の人や初心者をボコるってのはどうもリスキーだなと考えてしまう私です。


さて。これは数年前の事。


JPAルールのハウストーナメントに出て、2回戦だったか3回戦だったかで学生サークル所属の学生プレイヤーと当たりました(ってか、その日当たったのは全員学生プレイヤーだったけど)


ルックスや立ち居振る舞いから勝手に「サークルには仲間と会うために来ているような、ビリヤードにはそこまでガチじゃない子だろうな」と思っていました。


その子を3連マス崩れを出しつつ、ボコした私(その子は私が3連マスをしたと記憶しているみたいですが、未遂で終わったはず)


学生サークル出身で、幹事長も務めた私。ちょっとしたことがキッカケでサークルを辞めてしまう人を数多く見てきたので、どうも学生プレイヤーを相手にする時はビクビクしてしまいます。


けれどその時はなんせ試合だし、私のブログを読んでくれていている学生さんも現場にいたもんだから、下手な球を撞くわけにもいかん。


ってことで気を緩めずに撞いて勝利。


「これで良かったんかな」「ビリヤードが嫌いになっちゃわないかな?」とか思いながらの球撞きだったもんだから、対戦相手のことは良く覚えておりました。


昨年、居酒屋でたまたまその対戦相手だったT君に会ったら挨拶をされました。


この間書いた通り、忘れられてしまう属性が高い私なので、まず顔を覚えられてたってのが嬉しかったしw


その時の試合のことを話をされて「お。覚えてるんだ」「球辞めてなくて良かった」と思っておりました。


そしてついこの間、またT君に会って挨拶をされて、再びその時の試合をされて。「おかげさまでSL9になれました」って言われて。





SL9だとぉ!?






「そこまでガチじゃない」とか勝手に思ってすみませんでしたーーー!!


私がその時の試合でボコしたからビリヤードに本気になったってことらしいんですが、お世辞なのか本当なのか。


本当だとしたら「ボコられてハマる」のパターンだなーと。


私との対戦が本気で球にのめり込むキッカケの1つになったなら、それは大変に嬉しいことです。



T君がSL9になったって話を共通の知り合いに話したら「学ディビ(JPAの学生ディビジョン)はみんな本気で撞くんで、すぐにSL9になる」って言われました。


いやいや、その言いようは中々SLが上がらない方々に対して失礼だぞw


ま、彼が言いたかったのは「社会人のディビジョンはイニング調整など、手を抜くのが普通」ってことなんでしょう。


チーム編成のためや勝利のために、故意にSLを上げないようにする行為。全てのチームがやっているわけではないけれど、確かに一般的と言えるくらいには行われてますからねぇ。


上達(SLアップ)を素直に喜べないというのが、JPA(APA)のシステムの欠点であります。


SLが上がると持ち点が増えて勝ちづらくなる、、、、、ってのは何をどうしても仕方のないことなので、これはシステムの欠点とかじゃなく、チームの雰囲気でカバーして欲しいところでありますが。


出場5人のSL合計を23以内にしなきゃいけないってのは、いただけないですなぁ。


イニング調整を助長させるし、ねずみ講みたいなシステムでもあるし。


私がJPAをやめた後に始まったので良く知らないんですけど、上限の無いマスターズってのを今はやってんですかね。


それはそれで、今度はどれだけ上手いSL9を引っ張ってこられるか勝負みたいになっちゃうから。。。


真に上手いチームはどこだ!?っていう戦いならそれで良いんですけどね。



全クラスのプレイヤーが楽しめつつ、低SLの人たちが上達を楽しめるようなフォーマットとなると、SLのマックスを9じゃなくてSL13くらいまで拡張して、かつSL合計の上限撤廃するってのが一番だと思うんですけども。


(それこそ、プロも参加して良いとなったら、SL上限どんくらいでしょうかね?17くらいまで?w)


それをやらないのは金の問題かな。


アメリカ人なんてね(以下、大いに偏見が混じるので割愛)