鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

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ブリッジの話をする時は毎度用語の説明から。


オープンブリッジとは、オープンブリッジです。これは説明の必要がないはず。ここで食い違いが出ることは、、、、ないですよね?


初級者の頃に読んでいた教本には「Vブリッジとも呼ばれる」と書いてありましたが、Vブリッジって言っている人に会ったことがありません。


立てキューやジャンプショットをする時などに組むブリッジのことを「フィンガーチップブリッジ」と言うってのも教本で知ったわけですが、何回かは耳にしたことがあれど、これもあんまり聞くことは無いですね。



レールブリッジってのは、9ボールのブレイクをする際に見られるような、レールを支えにして手で蓋をするようなブリッジのことを私は指し、大半の方は同じだと思うんですが、多少見識の違いがありそうです。


「レールブリッジ」ってのは日々の会話の中で覚えた用語であり、初級者の頃に読んだ教本には書いていなかった気がします。


さて。スタンダードブリッジです。


私は元々はオープンブリッジとの比較として「スタンダードブリッジ」という用語を使っておりました。蓋が無いオープンブリッジと蓋のあるスタンダードブリッジ。


オープンが亜種で、スタンダードブリッジの方がスタンダードだからスタンダードブリッジって言うんだろうな、とか勝手に解釈しておりました。


(オープン多用派の私としては、オープンブリッジをスタンダードブリッジと言いたいですけどw)




しかしながら、歴を重ねる中で、「スタンダードブリッジ」という用語をフィリピンブリッジとの対比で使う人が結構多いということに気付きました。


人差し指を三角にして中指の上に乗っけるようなのがフィリピンブリッジで、人差し指と親指で輪っかを作るようなのがスタンダードブリッジであると。


フィリピンブリッジは亜種であり、輪っかをつくるのがスタンダードであるということでスタンダードブリッジ。そういう意味で使う人も多いようなのです。



そうなりますと「スタンダードブリッジ」という用語を使っていると、場合によって話が食い違うことになりそうだなと。


では、三角形だろうが輪っかだろうが関係なく、蓋をするタイプのブリッジを総じてなんと呼べば良いんだろう?


ってことで「クローズブリッジ」って言っています。ブログでは。オープンとの比較ですね。


「ブログでは」と限定したのは、困ったことにクローズブリッジという言い方を知らない人が結構多いから。


なので、普段の球談義の最中はクローズブリッジの意味で「スタンダードブリッジ」って言っちゃうことが多いです。面と向かっての談義なら、反応を見つつ補足の説明出来ますしね。


ブログ上ではスタンダードブリッジと書いて曲解されたら曲解されたまんまになっちゃいますが、クローズブリッジと書いておけば、たとえその用語を知らなかったとしても曲解には繋がらないだろう、と。知らないわけですから。


気になったら調べれば出てきますしね。


文脈的に伝わるかな、とも思いますし。



用語の説明は終わりにするとして。


あ。そうそう。


今日は三角形を作るタイプのクローズブリッジと、輪っかを作るタイプのクローズブリッジの話をします。「三角ブリッジ」「輪っかブリッジ」ってな表記が出てきますので、ご了承をw



私が球を始めたその日。


全くの初心者であった私に基礎を教えてくれたサークルの先輩は輪っかブリッジでしたので、私も輪っかブリッジからスタートしました。



しかし程なくして(2か月もしないくらいかな?)私はフィリピンブリッジというものを知ります。三角ブリッジです。


ブスタマンテのビデオでも見たのか、それともフィリピンブリッジを組む日本人プレイヤーの球を見たんだったか覚えていませんが「このブリッジを真似しよう!」と思いました。


何故かって、単に見た目を格好いいと感じたからです。そんだけです。深い意味はありません。


あ。Sプロの真似をしたんだったかもしれない。



今でこそ簡単に組めますが、最初は指が硬くて上手く組めませんでした。


なので、手番を待っている時、大学の講義中、遊びに行っている最中、食事中などなど、常にフィリピンブリッジを作る練習をしていました。



今はたぶんやっていないと思いますが、当時は球関係の人と食事に行った時など、無意識にテーブルの端っこに指を引っかけてフィリピンブリッジを組んでいたものですから笑われたものでした。



(球関係の人が一緒の時は笑ってツッコみを入れてもらえたわけですが、たぶん球関係以外の人と一緒にいる時もやってたんだろうな)


今でも券売機のボタンやエレベーターのボタンを押す時などに、フィリピンブリッジ型に指を組んで中指で押してしまうこと多いです。。。。


当時何故だか左右一緒にフィリピンブリッジを組む練習をしていたものですから、右手でもフィリピンブリッジの形は作れます。



昔から輪っかブリッジ派の人にしばしば言われるのが「フィリピンブリッジだとキューが通らない」というもの。


私は手が小さいですが、そのぶん指も細いので(指輪のサイズは9号なので、男性としてはだいぶ細目なんじゃないかな)フィリピンブリッジでもキューを通す隙間はいくらでもあります。


後輩M氏なんかは指がゴツくて、かつあまり手が大きくないがためにキューを通す隙間が出来ず、フィリピンブリッジを組もうにも組めないらしい。



繰り返しになりますが、私の場合はフィリピンブリッジを組んでもキューを通す隙間はいくらでもあります。


ありすぎるのです。スッカスカです。


何も意識をしないとオープンブリッジと大差ありません。クローズを組む意味がない。


オープン多用派の私ですので、クローズで組む時ってのは何かしらの意味がある時です。



「この球はクローズの方が良いな」と思ってクローズを組むのに、オープンと変わらないようなスッカスカのブリッジを組んでいてはいかんのであります。


初級者の頃からブリッジを絞ることの重要性は聞かされていた覚えがあるのですが、実感したのはAになってからな気がします。


ブリッジを絞る時、私は人差し指と親指で調整します。穴を小さくします。キューを摘まむようにする、と言うべきですかね。



近頃ブリッジを絞ることの重要性を最も感じたのが平撞きブレイクをする時です。


一時期オープンブリッジでブレイクをすることも試しましたが、やはり最終的にはクローズブリッジになりまして。


普段は三角ブリッジを組む私ですが、平撞きブレイクの時だけは輪っかブリッジになります。



というのも、三角のままだとブリッジの高さを稼ぎきれなかったからです。



普段は人差し指の指先を中指の指先に近い方に乗せているのですが、穴の位置を高くしたい時はグググッと人差し指の指先を中指の根元の方に向かって引き上げていきます。


とにかく高くしようとすると、段々と三角形を保てなくなってくるわけですな。


プレイではそこまで高くしようと思うことはないので三角形のままですが、平撞きブレイクの時は三角形が崩れて丸型になっていることが多いです。