鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

撞点とキュースピードの問題

 

2309文字

 

1本目

 

入れとか出しとかの話をしようとした時、横撞点(捻り)が混ざってくると途端に表現が面倒くさくなるんですよね。

 

ノー(捻り無し)で撞く時の縦撞点のズレやショットスピードのズレは縦回転が変わるだけ。厚みは変わらん(厳密に言えばスロウの問題で当てるべき厚みは変わってきますが、当たる厚みは変わらないということで)

 

が、捻る時の撞点やショットスピードのズレは、手球の回転だけじゃなくて厚みも変わってくる。私の脳内イメージを言葉にするのが面倒くさいww



ノーであれば、撞点ミスが影響するのは出しの方。入れには関係しない。

 

捻りだと、撞点のミスが出しだけじゃなくて入れにも影響してくる。



そういった場合分けをしようとすると、簡潔に終わらせたい話が全然簡潔にならん。

 

プレイヤーとしてもブロガーとしても捻りは面倒くせぇ!と改めて思わされた今日&明日のネタです。

 



2本目

 

撞こうとした瞬間に急に自信がなくなって体が動きまくり、「入れに行ってしまった」「イレイチになってしまった」と思う。そんなことはあるんじゃないでしょうか。

 

私は漠然と「良くあること」と感じていて、「入れに行ってしまった」というのが一体どういう状態なのかを頭で理解していませんでした。その事実に明日のネタを下書きしている最中に気づきました。

 

入れに行ってしまったということは「入れるだけならできたが、入れと出しを伴わせる自信がなかった」ということですよね。

 

「入れるだけなら自信がある」という前提があり、当初は入れと出しを両立させようとしていたのだけれど、急遽入れるだけの撞き方に切り替えてしまったというのが「入れに行ってしまった」という状態だと思います。



なぜ両立させる自信がなくなってしまったのかを掘り下げて考えてみますと、大きく分けて3パターンが私にはあるようです。

 

  1. イメージした通りのストロークをする自信が無い
  2. そもそも、撞点と力加減のイメージが曖昧
  3. そもそも、撞点と力加減のイメージが曖昧(見越し編)

 

この3種類です。

 

1はショットスピードが速めな時にありがち。ショットスピードを上げるとストロークがブレてコジッてしまい、厚みがズレてシュートミスに繋がりそう。

 

そういう時に、高い再現率を出す自信のあるショットスピードまで落としてしまって「入れたは良いが全然出ていない」になってしまうというのがパターンその1。これは、入れにチビっての出しミスです。



2は、出し方のイメージがハッキリしていない場合です。ラインのイメージはできるのだが、どの撞点をどういう力加減で撞けば良いのかが正確には分かっていない時。「こんな感じかなー」で撞こうとするのだけれど、撞く瞬間に「やっぱ違うんじゃ?」と思ってしまい、今更止まる事もできなくて「とりあえず入れとけー」という動作になってしまうという。

 

これは出し方が分かっていないがゆえの出しミス。



3。捻りを入れる場合、当然のことながら撞点や力加減によって見越しが変わってくるわけであります。

 

たとえば右下を撞くとして、ひとえに「右下」と言っても撞点はたくさんある。しかし、入れる自信があるのが、特定の右下を特定の力加減で撞く1パターンだけだったりする。それ以外の右下やスピードだと見越しが分からない。手球がどこに向かうのかイメージできない。特定の撞点、特定のスピードでしか見越す自信がない(入れる自信がない)

 

けど、入れる自信のある撞き方では出ないのは確実。だから出る撞き方をしようとするのだけれど、撞こうとした瞬間に「やっぱ入れる自信がねぇーー!」となる。そして入れる自信がある撞点とスピードに切り替えてしまい、入ったし手球の転がりもなんとなくの雰囲気は出ているのだけれど出てない。そんなショットになる。

 

これは入れにチビっての出しミスと言えるでしょう。



「入れに行ってしまった」って時には以上の3パターン、及び、これらの合わせ技があるようです。

 

深く考えたことが無かったけど、書いてみれば当たり前のことかな。




3本目

 

2本目のネタを書くキッカケになったのは、出しミスについてのネタを書き始めたことでした。

 

出しミスにも色んなパターンがありますよね。パターンの1つとして「どういう撞点を、どういうキュースピードで撞けば良いのか分からなかった」を挙げようとしたんです。

 

そういった出しミスについて考えている時に、捻るショットのことを無意識に除外している自分がいることに気づきました。捻りを使うショットでのミスは、主に見越しのミスであり、撞点やキュースピードへの無知さからくるものではないと無意識に思っていた。

 

そのことに気付いた瞬間に「と言っても、捻りだって(同じコンディションであれば)同じ撞点・同じキュースピードで撞けば同じように手球は転がるわけだから、結局は『撞点とキュースピードの問題』と表現すべきか??」と疑問に思ったのであります。



皆様はどうでしょうか。難しい捻りを撞こうとしている時

 

  • 正確に見越す自信がない
  • このショットを成功させるための撞点やキュースピードが分からない

 

この2つを同じ意味合いだと考えますか??

 

私は別物だと考えてしまいます。

 

捻りの見越しだって結局は「撞点とキュースピードの問題」と言えるんですけど、ノーで撞く時の撞点と捻りを撞く時の撞点って、感覚違いません?

 

捻ってミスした時って「撞点をミスった」というより「見越し方を間違えた」という意識になる。

 

ただの感覚と表現の話ですし、そもそも私が何に対してモヤッているのかが皆様に伝わらなそうなので、そろそろお開きにさせていただいますw