鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

悪癖の矯正

 

1本目

 

「自分は体の使い方がおかしいらしい」「先端に近いほうの小さな関節や筋肉ばっかり使って、大きな関節(筋肉)を使えていない」って話を度々しておりまして、日常例の一つとして「歩き方がおかしい」を挙げております。膝から先の関節や筋肉ばかりを使った歩き方をしてしまう。

 

歩き方の矯正なんてのは、ビリヤードの悪癖矯正よりもチャンスはたくさんあります。「歩く」なんていう行為は毎日行いますからね。

 

矯正のチャンスが多い一方で、染み付いた悪癖も強烈。人生のほとんどずっと歩いてきている。悪癖を実行してしまっていた年数が、ほぼイコール年齢ですから。

 

かつ、日常的な動作なだけに、矯正のことを一々意識している余裕がないことが多い。仕事でセカセカ動き回っている時に一々歩き方なんて意識していられませんし、ビリヤードでテーブルの周りをグルグル歩いている時に歩き方なんて意識していたら球への意識がおろそかになってしまいますし。

 

そうして「無意識で行える慣れた歩き方」を実行してしまうことの方が圧倒的に多く、歩き方の矯正は全く進みません。



体の使い方ではないかもしれませんが、私は呼吸法も長らく改善中です。

 

呼吸が浅い。これもやはりイコール年齢で染み付いてしまっている悪癖。これを改めようとしているのですが、歩き方以上に矯正が難しい。常に意識しながら呼吸なんてしていたら、何も手につかなくなってしまいます。そして無意識になると元の呼吸法に戻ってしまう。嗚呼、、、、

 

何か特別なことが言いたいわけではなく、ただただ「悪癖を直すのって難しいよね」と言いたいだけのネタでした(;´∀`)



2本目

 

「今日は正しい歩き方を持続できてるぞ」と思った日があったのですが、その理由を考えてみたところ「とても簡単な歩行を長時間続けたから」だと思い至りました。

 

その日はルートを考えずとも歩ける勝手知ったる道を1時間半ほど歩いて帰宅しました。

 

普段の歩行ってルートを考えながら歩いたり、目的地に到着した後のことに思いを巡らせたりしないといけないので、歩くことだけに頭を使える状態ではない。

 

プチ旅行に行ったら行ったで、見知らぬ景色を見ることに頭を使うし。

 

山登りに行ったら、不慣れな歩き方をして体力が切れたら大変なので、慣れた歩き方しちゃうし。

 

ルートを考える必要もなく、目新しい景色でもなく、どれくらいの時間がかかってどれくらい体力を削られるのかも分かっている道であり、平坦なので特に注意すべきこともなく、家に帰るだけなので後のことを考える必要もない。単純作業のウォーキング。だから不慣れな歩き方をしっかり意識して歩けたんだろうなと思いました。



そう考えると、ビリヤードの悪癖矯正をしたい時も「他のことを一切気にしなくてもいいシチュエーションで、簡単なショットを長時間撞く」をやると良いのかもしれない。そう考えました。

 

たとえば私が直したい悪癖の一つに「ショットタイミングがズレまくり」があります。常時振り遅れ。

 

それを直そうとしての練習をした時も、なんやかんや10ボールを転がしたり、バラ球を撞いたりしてます。かつ、いくつかの異なった店に行く。

 

そうなるとショットタイミング以外にも

 

  • テーブルの高さなどへの対応
  • 入れるための厚みを見る
  • ある程度は出しも考えて、色んな撞点や力加減で撞く

 

こういったことへ頭を回さないといけない。簡単に思えるバラ球であっても、ショットタイミングだけ考えていられる状況ではない。

 

「もっとショットタイミングのことだけに集中できる練習をしたほうが良いのでは?」と思った私は、「ついに私もセンターショット練習をする時がきたか!!!」と考えました。

 

初心者の頃からセンターショット練習をまともにやったことがない私。ついにその時が来たのかと。

 

そうしてセンターショット配置にセッティングをし、最も慣れた力加減で最も慣れた撞点を撞くだけのショットをしてみました。細かいことは何も考えずに、タイミングを合わせることだけに集中。

 

5球くらい撞いて終了しました。




センターショットですら難しすぎる




センターショットですらショットタイミング以外にも意識しなきゃいけないことが多かった。難しい!

 

というわけで、さらに難易度を落として「そんなん初心者でも入れられる」っていう配置でのショット練習を何回か撞き、最終的に「先球要らないわ」と思って手球だけを撞く練習になりましたww

 

ショットタイミングの感覚を養うためには、手球だけを撞くのが良いですね。どんな簡単な配置であっても「先球を入れる」という作業が重荷になる。ショットタイミングを直したいなら、ショットタイミングだけのことを考えられる方がいい。

 

しばらくは、ウォームアップ練習に「手球だけを撞いて、タイミングの感覚を養う練習」を取り入れようと思います。前にも同じこと言った気がしますね、、、

 

 

前にも同じことを言ったといえば、長らく言い続けているくせに未だに進捗が見られないのが「ウォームアップ練習のルーティンを作る」ということです。

 

1人練習をしに行った時の序盤のルーティン。試合に行って1ラック練習(10ショット練習。2分間練習)をする時にどういった練習をするか。

 

20年球撞いてきて未だ明確に定まっていないのでそれを決めようと思っているのに、相変わらずダラダラしてしまっている。

 

みなさんがどういうルーティンをこなしているのか聞いてみたいな。