1本目
バットエンドを持つとフォームがしっくり来るがゆえにバットエンドを持ち。背が低いがゆえに必然的に前が長くなり、レストがやたらと長かった昔の私。「レストの長さがシャフト1本分ある」と度々言われておりました。プレイで普通のショットを撞いているだけなのに、ジョイントを越えてキューが出る。
たっぷりとした練習時間があればそんなフォームでもなんとかなっていたのですが、練習量が減ってくるとそのフォームで安定感を出すのが難しい。
というわけで何年か前からレストを短くし始めました。しかしながら、元が長すぎたので、短くしてもなお長い。元がシャフト1本分。短くしてシャフト1/2本分。
かつての半分ですから本人としてはメッチャ短いという感覚ですが、しかしシャフト1/2本分のレストって全然短くないw
なのでもっと短くしようとしています。シャフト1/3本分(ボール3〜4個分)くらいにしたいなと思っているんですけど、そう思いながら撞いていても気づいたらシャフト1/2本分くらいに戻ってしまっている。気を抜くとシャフト1本分まで戻っているw
シャフト1/3本分の長さが定着しない原因の1つに「構えてみると、あまりにも短いように感じてしまう」「実際にはボール3〜4個分の長さはあるのに、ボール1個分、なんならチョーク1個分くらいしかないように感じてしまう」という感覚のズレが挙げられます。
なぜ実際よりも短く感じてしまうのかと考えると
- 元々があまりに長かったために、その比較で
- 頭の位置が低い(顎とシャフトがつくくらい)ため、距離を把握しづらい
この2つがまず浮かんできます。「まず」というか、今までこの2つしか浮かんでいませんでした。
この間の練習中に真面目に「なぜ実際以上に近く感じてしまうのか」を真面目に考えていたら、新たに気づいたことがありました。
私はこんな感じのブリッジを組みます。ブリッジを組む際に手が横向きになる人も多いと思うんですけど、私は正面を向く。中指~小指が前を指す形になります(真正面ではなく、ちょっと斜めってますけども)
そうしますと、キューを乗せる所と手の先端(写真では薬指の方が前にあるように見えますが、実際は中指の方が前にあります)とで中指1本分の距離が開くことになる。
この中指の長さの分だったんですよ。私が錯覚していたのはww
「レストの長さ」ってのは赤線を指すのに、私は黄線を見てしまっていた。だからレストが短すぎるように錯覚してしまい、「近い」「手球に触りそう」と無意識に感じてしまってブリッジの位置を下げてしまっていたらしい。
気づいてみれば当たり前なんだけど中々気付けないことって色々あるよね!
という反省です(;^ω^)
「(中指が手球に)触ってしまいそう!」っていうくらいが、私には丁度いいのかもしれない。
数十人に1人くらいは私と同じ錯覚をしている人もいるか、、、も??
とりあえずレストを置く位置の錯覚はなんとかなりそう。レストの長さが変わればそのぶん体は前に出さなきゃいけないわけでして立ち位置も前になるわけですが、これも全く不慣れです。ジタバタしちゃう。
そりゃぁ今までレストの長さがビシッと決まっていなかったのだから、スタンスも決まらんわな。。。
2本目
某プロが練習している風景を度々見かけます。
面白いなーと思うのが、練習開始直後は周りのテーブルの人に物凄く気をつかっている。極端と言えるほどに周りを見渡している。
ところが練習が進んで集中してくると、全く周りを見なくなってくる(笑)
ある日、御本人にその件を話してみたら、頭をポリポリかきながら「そうなんだよねぇ」とな。
過去に散々に身近な人から「周りを見なさすぎ」「視野が狭すぎ」と言われまくってきたから、ご本人様は気にしてるらしい。気にしているから、意識のあるうちは極端なほどに周りを見る。
けど、いったん自分の球撞きに集中し始めると、結局は全く周りが見えなくなってしまうそうな。
私はそのプロに全く悪い印象は持っていません。
- 人柄がいい
- 周りが見えていないということを自覚していて、恥ずかしいと思っている
- 球が上手い
こういう条件があるからでしょうね。
他方で、アマチュアでよくいるのが
- 人柄悪し
- 周りが見えていない自覚がなかったり、開き直っていたりする
- 下手
こんな感じ。
某プロのような人にはこちらの方から「集中力があるってことですから!」「だからそれだけ良い球が撞けるんですね!」と言いたくなるが、後者のようなアマチュアは自ら「俺には集中力があるんだよ」「お前らは集中力がないんだろw」とか言ってきますからね。
「周りが見えていない人」とひとえに言っても、どういう具体的人物を頭に浮かべるか次第で、印象が全然違うんだよなぁ。