1本目
50:50の真っ二つに意見が割れるなら正しく「賛否両論」だけれども、90:10なんてのでも賛否両論って言うの?
そんな話をしばしばしております。たった1人でも反対者がいればそれは賛否両論??
もし「差が大きいのならば、それは賛否両論とは言わない」という話になるのだとしたら、境目はどこ??
最近、こんな事例も見かけました。あたかも反対意見が圧倒的多数であるかのような取り上げられ方ばかりするのだけれど、いざアンケートを取ってみたら反対は5%にも満たず、残りの95%以上が賛成であったとか。
5%の反対意見論者の声が馬鹿デカいのと、それをセンセーショナルに取り上げるマスコミの問題。たった5%の人の意見に全員が振り回される。そんなこともありがちであり、当ブログのネタにもなりがち(;'∀')
YouTubeの高評価と低評価を見ていて、「一体何に対して低評価をしているのかが分からない」ってな話も何度もしております。
最近見かけた中での最たるものがこれでした。
凄いですよね。48万:3510。低評価した人は全体のわずか0.7%です。
さすがに993:7となってしまうと「賛否両論」とは言えなくないですか?
この動画に関しては私は高評価側に賛同。「低評価をする意味が分からない」「どこに低評価ポイントがあったのか」と感じました。
そのため「993:7なんていう大差がついていても、0.7%側の人は『自分がおかしいのかも』とは思わないんだろうな」「たったの0.7%であっても、分母が大きいと3510人なんていう少なくない数になっちゃうんだよな、、、」「たとえ1万人に1人レベルの変人であっても、全世界には77万人もいるってことだもんなぁ」「そういう人に限って、声がやたらとデカイんだよなぁ」とか思ってました(;^_^A
(この動画は43万の高評価がついているくらいですから、当然ビリヤードの動画ではない、、、、
と言おうと思ってふと気になって調べてみたら、フロリアンコーラーの動画はそれくらいの高評価がつくことは普通にあるみたいだ(笑) 凄いな。
「ビリヤード動画に何十万もの高評価がつくわけがない」というのは偏見でしたが、なんにせよ上で槍玉に挙げたのはビリヤード動画ではありませんでした)
「どこに低評価ポイントがあったのか分からない」と思うことが多い一方で、とあるビリヤード動画を見たら「どこに高評価しているのかが分からん」と感じました。
とあるプロのブレイク動画だったのですが
- ハードブレイクではないので「強くて凄い」ということはない
- 手球コントロールも悪く、厚みが外れ、手球が暴れている
- ブレイク後の残りも別段良いわけではないし、そもそも取り出しが無い
- ブレイクの撞き方が格好いいというタイプの人でもない
決してブレイクが下手なプロではないので、その動画の時がたまたま当たりが悪かったんでしょうけど、とにもかくにも、その動画を見る限りは高評価ポイントが見当たらなかった。
そんな動画に対して、高評価が約20。対する低評価は0でした。
「うーむ。この20人の人達は、どこを高評価したんだ?」「単にこのプロのファンってだけかな?」とか思っていました。人気のあるプロなので、やることなすこと何にでも高評価をするファンはいそうだ。
私はなんでもかんでも低評価する人は嫌いですが、なんでもかんでも高評価する人も好きじゃない(;^_^A
「高評価の多さに首を傾げたくなるるパターンもあるもんだなぁ」と思うとともに、「この動画になら低評価がついてもおかしくないと思ったけど、誰もつけてないってのも珍しいなw」と思ったりもしました(笑)
2本目
Twitterの相互さんが、この間こんなボヤきをしておりました。amazonを見ていたら、商品への質問に対して「使ったことが無いので分かりません」という返信がついていて「この人は何がしたいんだ?」と思ったとか。
ようは、ネット上で質問をしたら、どこの誰とも知らない人から「分かりません」という返答をされたってこと。
私もそういうわけ分からん返答をしょっちゅう見かけるので、相互さんに激しく共感しました(笑)
いや、ほんと、何がしたいんでしょうね?
直接問いかけられたのなら「分からない」と答えるのは分かるし、不特定多数の人に対しての問いかけに対して、親しい間柄の人が「自分は分からないなぁ」と返答をするのも分かる。
けど、不特定多数の人への質問に対して、全くの見ず知らずの人がわざわざ「分かりません」と返答する意味ってなんなの??
似たような話であり、これはGoogleマップを日頃から使っている人にしか通じない話ですけども、とある場所のレビューを見ていたら、まず目に入ったのは「以前にもお書きしました」という口コミ。
Googleマップは、位置情報をオンにしていると訪ねた場所の評価を勝手に尋ねてきます。こちらから書こうと思わずとも、尋ねられる。
どうやらその人は一度レビューをしたのに再び聞かれたので「以前にもお書きしました」と書いたのでしょう。
気持ちは分からんでもないのですが、そんなのはgoogleに言ってくれ。レビュー欄に書き込むんじゃないよって思いましたね(;'∀')
でも、次に目に入ったのはもっと酷かった。
「知らん。通過したかどうかも分からない」で☆1つの評価(最低評価)をしてたんですよ。。。
しばしばGoogleマップから行ってもいない場所の評価を尋ねられることはあります。滞在したわけではなく通過しただけとか、同じ建物内の別の店舗だったとか、位置情報が荒ぶって全く関係のない場所に行ったことになっていたとか。色々パターンはありますが、答えようのない場所の評価を尋ねられることはある。
でも、そんな時に私がとる行動は「本当に行った場所に修正する」か「答えない」かのどちらかです。
なんでわざわざ「知らん」と答える手間をかけた上に最低評価をする??
そんな理由で口コミ評価を下げられる店は、たまったもんじゃないですよね。
ほんと、世の中何がしたいのか分からない人がいっぱいいるのだ。
3本目
とある家電を買おうと思って、口コミを見ておりました。
私はその家電を買うのが初めてで、全く何の知識もない。そして当然こだわりもない。拘るような知識が無いからです。
その家電に対する知識がなくとも、口コミを見るのには慣れておりますゆえ、多くの口コミを見つつ「この人は相当にウンチクのある、家電のプロだな」「この人は全くの素人だな」「この人はビリヤードで言うA級くらいだな」とか何とか、大体の判別がつきます。
私はその時「自分にはなんの知識もこだわりもないし、差を判別できもしないだろうから、良いものに高い金を出すのも勿体ない」「かといって、素人が推す安物を買うのもちょっとな」「C級の人の意見を参考にしよう」と思って買ったんです。
そうしたら、自分は自分が思っていたよりかは差が分かる人だったらしく、C級推しの製品は「ちょっと質が、、、」と思ってしまいまして、結局買い直し。B級の人の意見が合うということが分かりました。
たまにこういうことあるんですよね。他人のレベルを判別することは出来ても、自分がどれくらいなのか、自分のことが分かっていないっていう。
自己評価を誤るっていう話はさておき、参考にするのは自分と同じか少し上くらいの人の意見が良いと思っております。
プロが「初級者には、こういうのがお勧めです」と言うのと、プロが「自分はこういうものを愛用しています」というのは全く別の話じゃないですか。前者は初級者向け。後者は上級者向け。
初級者が前者を取り入れるのは良くとも、後者を取り入れても価値は分からないはず。
道具に関してでしたら、初級者が後者を取り入れても「高い金を払った割には、価値を見出せない」という結果に終わるだけで、技術面でのデメリットは特にないかなという気がします。お金が勿体ないというだけ。お金に余裕があるんだったら別に良いし、「上級者と同じものを使っている」という満足感に浸れるというメリットもありますしね。
一方で技術論だった場合は、初級者がプロの技術論を聞き入れると路頭に迷うだけになる可能性が高い。分不相応だから。
プロが「初級者はこういう練習をした方が良い」とか「自分は初級者の頃、こういう練習をしました」と言うのと、プロが「私は今こういう練習をしています」と言うのでは、全く別の話。
後者を取り入れるのは時間の無駄だし、時間の無駄で終わればまだマシで悪癖をつけてしまうことにもなりかねない。
道具にしても技術論にしても、「自分と同じか、ちょっと上くらいの人」の意見が最も役に立つと思うのであります。
物凄く上の人の意見も頭には入れておくべきだとは思いますけどね。それは「いつか」の目標であり、今ではない。