鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

マイテーブル

 

1本目


以前に、野球の例を出してこんな話をしたことがありました。


学生の国際試合にて、日本チームが嫌われているというニュースを見ました。


大きくリードしていてほぼ勝敗が決しているにもかかわらず、バントをしたり盗塁をしたり、全く油断せずに全力を尽くす。それが他国のチームからすると「相手への配慮に欠ける」「弱い者いじめである」という評価になるらしい。


日本だと「たとえ相手が格下であっても、手を抜かずに全力を尽くす」というのがスポーツマンシップだとされることが多いですよね。ところが海外では逆だっていう話をしばしば耳にします。上の例もその1つ。


私は基本的には「全力を出すのがスポーツマンシップ」だと思っておりますが、他の(ビリヤード以外の)趣味に興じている際に「この全力の尽くし方は嫌だなぁ」と思う出来事が立て続けに2件おきました。


「俺にはこんだけの力があるんだぜ!! ドヤッ」「お前なんかが適う相手じゃないんだよ」っていう全力の出し方なのです。自分の力を誇示し、徹底的なまでにマウントを取り、相手の心を折りたいがゆえに全力で完膚なきまでに叩きのめそうとしている人達を見た。


あぁいう人達を見てしまうと、「確かに、格下相手に全力を出す人が嫌われる理由も分かるなぁ」と思いましたね。


ようは「全力を出すべきか、手を抜くべきか」とかいう話じゃなくて、結局は人(チーム)の問題ってことですね(;^ω^)


相手に敬意を示して全力を出しているのか、相手を貶めるために全力を出しているのか。


やっていることは同じでも、全くの別物ですからねー。

 

 

2本目


Bクラスの球友某氏が、前から「近くに土地を買って、テーブルを置きたい」と言っておりました。


私としては「実現出来たらいいなっていう夢」くらいのつもりで聞いていたんですけど、某氏としては本気だったらしくて、話が本格的に動き出したらしい。


自宅にはテーブルを置くスペースは無いので、近くの格安物件を買って、テーブルを置くそうな。


私が住んでいる地域の1/10くらいの価格だったもんですから「安っ!」って思いましたけど、とはいえやはり不動産ですからね。安い買い物ではない。そこまでしてテーブルを置きたいのかと驚いたものでありました。


(きっけー氏曰く「1/10どころじゃないでしょ」とな。確かに2~30倍の差があるかも。。。)


都心の1/10くらいで購入出来てしまうくらいですので、某氏が住んでいるところはそこそこの田舎。近所に球屋は無い。そして自宅と職場が近い。日常生活では地元を離れることがない。自宅と職場を行き来する生活では、球を撞きに行く機会がないもよう。


最寄りの球屋まで片道4~50分かかるそうなので、頑張っても週に2回しか行けないとか。


某氏には目標があり、今のままの生活ではその目標が達せられないと思ったことが、マイテーブル導入に踏み切るキッカケになったそう。


目標達成までのかなり細かい計画書を見せられて、私は若干引きました(笑)


マイテーブルを置くことのメリットについて私が口にしたら、某氏は「我が意を得たり」とばかりに激しく頷いておりました。


私がメリットとして挙げたのが

 


・撞く頻度や時間を増やせる

・球屋にいない時に唐突にいいイメージが湧いたり試してみたいことが浮かんだりすることが多々あり、マイテーブルがあればそれをすぐに試せる

・人目を気にせず練習が出来る

 


この3つ。どれも私としてはかなり大きなメリットですし、某氏にとっても大きいもよう。


特に3つ目なんてのは、某氏は私以上に人目を気にするので、かなりメリットとして大きいんでしょうね。熱く語られました。


このまま話が進んで某氏がテーブルを買ったとしたら、私の身近で4人目のマイテーブルオーナー誕生だ。


「遊びに来てください」と言われたけれど、某氏の所までは私の家から車で片道7~80分かかるんだよな。。。。行けない距離ではないが、気軽に行ける距離でもない(;^_^A


心の距離は身近でも、物理的に身近じゃない!

 

 

さてさて。マイテーブルを置くにあたって、マイテーブルの先輩きっけー氏の話を聞きたいということで、某氏とキッケー氏を会わせたわけですが、一通り話が終わった後で球撞きを。


某氏とキッケー氏が何回かセットマッチをやった後にトリオマッチ練習をしました(1人1球ずつ撞いて、取り切りを目指す練習)


球撞き終了後に3人で食事に行くことになっており、店の予約もしていたので、終わりの時間が決まっていました。そんな中で「トリオマスワリ出せるまで、帰れま10!」を開始。


きっけー氏曰く「何マスか撞いていれば出来ると思っていた」「悪くても10回以内で行けると思っていた」とのことですが、実際には24マスかかったもよう。


Bクラスが混ざってますし、私もキッケー氏も上手いA級ではないので、10マス以内に出来るとは私は思っていませんでしたけど、24はかかり過ぎだなと。


そんだけかかった原因としては、私が全然球を入れないし出さなかったことはあるし、3人のプレイスタイルが全く噛み合わなかったこともあるのですが、最大の原因は「ブレイクが下手過ぎ」でしたね。私以外の2人が!!


私は強く撞くブレイクが当たらないと早期に判断して、3回目くらいからは抑えたブレイクをして、ちゃんと配置を作れておりました。が、残り2人のブレイクが壊滅的なもんだから、「こんなん、A級が1人で撞いててもマスワリ出すのムズイよ」っていう配置ばっかり。


ブレイク(およびラック)が悪すぎて、そもそもマスワリのスタート地点に立てていなかった。24マス撞きましたけど、そのうちブレイク後の配置が「これはマスワリ行けるかも」っていう配置になっていたのは5回くらいだったのでは?(;^ω^)


24マス目にてやっと9ボールでのトリオマスワリが出せ、まだ少し時間があったのでオマケで10ボールトリオマスワリも目指してみたのですが、まさかまさかの1回目で達成するという。


ブレイクで2個か3個入って、取りだしもバッチリ、トラブル無し。10ボールではあったけれど、その日それまでに撞いたどの9ボールの配置より楽だったかもしれません。


結論としては「ブレイク大事」ですねww