鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

大物?

1本目

 

「大物と相撞きしていただいた!」みたいにツイートしていた人がいたらしい。


でも、その「大物」として名前が挙がっていたのが、単にTwitter界隈ではそこそこ知られているっていうくらいの、ただのアマチュアだったそうな。


そんな話を聞かされた時に、「鈴木さんが、今までに相撞きした中で、一番の大物って誰ですか!?」と聞かれたので「レイズですかねぇ。。」と即答しました。


みんな沈黙。


その後ボソボソと「そうだよね」「そういや俺もレイズと撞いたわ」とかいう反応がww

 

レイズはジャパンオープンの時期にはほぼ毎年来日してチャレマをやってましたから、金さえ出せば誰でも相手をしてもらえる。レイズとの対戦経験がある人なんて、東京近郊のプレイヤーの中にはいくらでもいるでしょう。


そして「大物」という意味でレイズは文句なし。業界最高峰の大物とだって気軽に相撞きできるのがこのマイナーなビリヤード業界であります。


「マイナーな業界の良い所」という話でもあるし、こんなマイナーな業界での「大物と撞いた」自慢なんてのも無駄過ぎるっていう話でもありますね(笑)

 

 

2本目


ビリヤード業界は狭いとよく言われますよね。


マイナーでプレイ人口が少ないし、知り合いの知り合いの知り合いっていうくらいで全プレイヤーを網羅できちゃうんじゃないかっていう気がするし、1本目で書いた通り、世界一の大物とだって撞けちゃう。有名プロと飲みに行けちゃったりもする。


「そうは言っても、思ってるほどには狭くない」と感じる場面ってのが、昔JPAをやっていた頃にトリカップやKTCなどの会場に行った時です。会場を見渡しても、知った顔がほとんどない。特に低~中SLの人となると。


会場に何百人という人がいるのに、ほとんど知らない人。「自分が知らないプレイヤーなんてたくさんいるよね」と当たり前のことを思う瞬間ですw


最近では、YouTube関連で「思ったよりも人が多いな」と思っています。きっけー氏のチャンネル登録者数が5000人ほど。きっけー氏のチャンネルは一般人が見ていて面白い動画は無いですから、5000人のほとんどがプレイヤーでしょう。「5000人もビリヤードやる人いたんだな」とか思ってますww


そりゃまぁプレイヤーの総数は5000人はいるでしょうけど、全員が全員YouTubeを見るわけもなく、プレイヤー総数のうちの何割かで5000人行くわけですから、「思ってるより、ビリヤードプレイヤーは多いのかなぁ」なんて思ってます。

 

さて。ビリヤード業界にもコミュニティはたくさんあるってな話をしばしばしております。


上で書いた「YouTubeを見る人」ってのも、全体のうちの一部ですよね。プレイヤーの全員が全員YouTubeを見ているわけじゃない。


全員が公式戦に出るわけじゃないし、全員が試合に興味を持っているわけでもないし、全員がJPAをやっているわけでもないし、全員がTwitterをやっているわけでもないし、全員が。。。。


誰しもが「自分は普通」「自分の常識は世間の常識」みたいな気持ちは持ってしまっていて、自分の常識がビリヤード業界全体での常識だと考えてしまいがちだと思います。実際には「自分が属しているコミュニティでの常識」でしかないのに。


なかなかコミュニティの枠を超えての意思疎通ってのが行われることがなく、業界全体での「普通」について話し合われる機会がないよなーと日々モヤモヤしております。

 

最近笑ってしまったのが、Twitterのフォロワーさん(JPA未経験)が「そういえば最近JPAっていうやつ、良く聞きますね」「最近流行ってるんですか?」と言っていたことでした。


「いやいや。JPAは何も昨日今日始まったものじゃないよw」「あなたのTLに流れてこないだけでしょ」と思ってしまった(笑)


そういえば、私のTLでもJPAの話題が上がることが少ないんですよね。JPAプレイヤーとTwitterユーザーはあんまり被らないのか?

 

なんにせよ、「普通」を語りたいならありとあらゆる色んなコミュニティに顔を出すべきだし、そうでないのなら「自分にとっての普通は、全体での普通とは違うのかも」と常に疑っていた方が良いと思うのです。