1本目
ここ数か月、色んな店でC級からトッププロまで色んな腕前の人と相撞きをさせていただきました。その多くが初対面や初対戦の方。真剣な戦いです。
会場もバラバラで、行ったことはある店の初めて使う台ですとか、全く初めて行く店ってのも多かったです。となれば当然、コンディション対応を一から考えなくてはいけない。
その中で私が思いましたのは、「入れの面でのコンディション対応が遅いなぁ」ってことでした。
一昨日~昨日書いたサンビリなんてのは、コンディションを分かっていなかった上に、そもそも難しいっていう事例ですが、サンビリの話はとりあえず置いといて。
ここ何か月かで使った他のテーブルは、恐らくはそう難しくはなかったんだと思います。ただ単純に「初めて使うテーブル」「コンディションを知らないテーブル」「未知のテーブル」であり、不慣れだった。
そういう台で事前練習はそこそこに(時には事前練習0で)初めての相手と相撞き。
入れがですね。ずーーーっと探り探りになってしまっていました。
「コンディションが分かっていなかったから、シュートミスをしてしまった」のではなく、「コンディションが分からないから、実際よりもずっと渋いつもりで撞き続けてしまった」のです。
実際にはボール2個分くらいはあるポケットに対しても、あたかも1.7個分くらいしかないような気持で撞いてしまう。そんなことが多々ありました。
なぜかと言えば、コンディションを知らないから。ポケットの受け方が分からないから。
「見た目通りのつもりで撞いたら、もしかしたらカタカタしてしまうかもしれない」とか、サンビリの一件があってからは「どっちの厚みで狙えば良いのかが分からない」とか思いながら撞いているから、全部のショットを渋台で撞いている時かのように撞いてしまう。
勿体ないじゃないですか。甘台には甘台の、渋台には渋台なりの組み立てがある。相手は甘台なりの組み立てをし、私だけ渋台みたいな組み立てをしてたら、私が完全に不利ですし。
また、ウォームアップの時間帯なんかは、ある程度伸び伸びとキューを出せてこそ体を温めやすいわけで、そんな時にまで渋台のつもりで撞いてたらキューが出なくてウォームアップが進まない。
途中から入れ方が分かってきたけれども序盤で出遅れたってこともあったし、結局最後までおっかなびっくり撞いてしまったということもありました。勿体ない。
手球のコンディション対応よりなにより、まずは先球のコンディション対応をしなきゃならんと強く思わされております。
そのためには昨日書いたような「撞かなくても分かるコンディション差」についての知識を仕入れなきゃいけないし。
また、コンディションがまだ掴めていない時なりの組み立て方ってのもあるんでしょうかね?そういうのも覚えていかねばならん。
全くの初めての台で、事前練習一切なしにいきなり真剣に撞かなきゃいけない時の序盤にどういうことを意識しながら撞くのか。何かアイデアをお持ちの方は、ぜひ私に教えてくださいませ。。。
2本目
一瞬で終わる話です。
試合の時に1ラック練習なり10ショット練習なりの練習時間が設けられていることがあるわけですが、サンビリの一件を経てからは、手球だけを撞いてポケットの受けを探りたいなと思うようになりました。
でもやっぱり、手球だけを撞いても「1ショット」にカウントされちゃうんですよね?(;'∀')
そう考えると、ショット数ではなく時間制の事前練習の方がいいな(笑)
3本目
この話もちょくちょく書いておりますが、ホームアドバンテージだけではなく、ディスアドバンテージもあるよなとしばしば思います。
ホームアドバンテージについて語られる場合ってのは
・コンディションを知り尽くしていて、対応が出来ている
・コンディションを知らないがゆえに、探り探り
という対比なわけですよね。
一方で、ディスアドバンテージの場合は
・コンディションの難しさを知っているがゆえに、苦手意識がある
・コンディションの難しさを知らないがゆえに、伸び伸び撞ける
という比較です。
アドバンテージのパターンもディスアドバンテージのパターンもどっちもあるよなーって思います。
ここ何か月かの相撞きの中で、私自身もどっちも感じましたし、相手選手を見ていてもどっちも感じました。
私がチビって撞いた球に対して相手から「今のはこうやればいいのに」と言われ「いやいや。あなたはコンディションを知ってるからそう撞けるだろうけど、こっちは知らないんだよ」って思ったことがあったし。
トッププロでさえもホームの台で「この台は難しいから、あの球を撞く時キューが出なかった」なんて仰っていた場面があったし。
コンディション対応って難しいですね、っていう、ありきたりなことしか言えない(笑)